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2007年01月20日

原油価格ってどのように決まる?

最近、原油価格変動のニュースが頻繁に取り上げられています。
原油価格変動を読み解く上での基礎知識として、その要因を以下に紹介します。


【基本構造】

「原油の需給量によって決まる」

→供給が過剰となれば→価格は下落
→需要が過剰となれば→価格は上昇

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【価格変動のポイント】

①「石油輸出国機構(OPEC)による増産・減産調整」

→世界最大の石油産油国であるサウジアラビアを始めとしたOPECによる石油の供給量の調整による価格変動。過去のオイルショックの引き金ともなり、OPECは世界最強のカルテルと呼ばれる。

②「中東諸国の政治的状況」

アメリカの中東戦略や、イランとイスラエルが戦争するかどうか?など、最大の石油輸出国の中東で戦争が起これば、石油の供給量が下がり価格は上昇する。

③「投機筋の行動」

→投資家が石油の購入権となる先物を買い占めることにより、市場で調達できる量が減り、現物市場の価格をつり上げる。最近の石油価格の上昇の最大の要因と言われる。②の政治的不安定な状況も投資家の先物買いを助長する要因となっている

④「供給余力による価格変動」

世界的な油田開発が低調な時期は、供給量が増えにくい一方で、消費量が伸びれば、価格は上昇する。昨今も、OPECの供給量が1970年代から変わっていないのに対して、中国の消費量が急激に伸びていることから、今後の石油調達が困難となるのではないかという不安から価格が上昇。

また、「石油はもうすぐ枯渇する」と信じる「ピークオイル説」による政治的な動向も価格変動のひき金となる。


⑤「世界の石油価格がアメリカのローカル事情により左右される」

世界の原油は、主に北米、中東、北海(欧州)の3カ所で産出され、それぞれに取引される市場がある。

 このうち北米産油を取引するニューヨークの「マーカンタイル取引所」で最も活発な取引が行われているため、ここで決まった価格が、中東や北海産の原油価格にも大きな影響を与えている。

北米産の代表的な原油は「WTI」(West Texas Intermediate)と言う。
 
ここでとれる原油の量は、1日あたり40万バレル。世界の生産量のわずか1%にも満たない。

 しかし、この原油が、ニューヨークの取引所では1日に何回も取引さ、取引量は、のべにして世界全体の生産量の2倍以上になっている。

 取引量が圧倒的に多いので、ニューヨークの市場での取引価格が世界の原油の取引価格の指標になっている。

 新聞の国際経済面に、「WTIの価格が……」という記事がよく出ますが、このことなのですね。

そして、中東の石油輸出価格は自由に価格が決まるのではなく、ニューヨークの石油取引市場の価格より少し安い価格で売買される仕組みになっている。

このため、ニューヨークの取引所で原油価格が上昇すれば、中東の石油も値上がりする。これは、アメリカ国内のローカルな事情によって、石油価格が変動することを意味する。

先日起きたテキサス州のハリケーンによる石油価格上昇はアメリカのテキサスの精油場の停止が要因だと言われている。

原油を全て輸入に頼っている日本にとっては、アメリカのローカルネタによって、輸入額が増減する仕組みになっている。


参考資料


参考文献)

http://tanakanews.com/g1003oil.htm

http://www.ewoman.co.jp/2005_news/gimon/05/index.html

http://www.pref.aichi.jp/kenmin/shohiseikatsu/syokon/1811/sankou.pdf(PDF)

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