2007年02月03日
地方財政がヤバイ…その全国的状況
(夕張市のテーマパーク)
「夕張市の財政再建団体入り」がニュースになってだいぶたちますが、マスコミ紙上では、夕張市だけではないという報道が盛んにされています。
自治体の財政はどんな状況なのか、改めてデータを見てみます。
地方自治体の債務残高は平成バブル崩壊後ずっと右肩上がり。
近年、その伸びはやや鈍ってきているものの、増加基調が継続しています。
2006年4月から地方債の発行は許可制から協議制になり、実質公債費比率に応じて起債制限の区分が設定されています。
各区分ごとの市区の数は以下の通り。
・18%未満 …622<事前協議の上、自由起債>
・18~25% …147<総務相、都道府県による許可制>
・25~35% … 7<一般事業などで起債制限>
・35%以上 … 1<上記に加え、一般公共事業、教育、福祉などでも起債制限>
起債の許可が必要な18%以上の市区は全体の2割程度という数字で、一見するとまだ差し迫っていないようにもみえますが、公債費比率の分布状況をみるとかなりヤバイ状況が見えてきます。
なんと、18%直前にピークがあり、概ね15%以上の市区が過半数を占めている!
地方債の発行を許可制から協議制に移行した、ということは地方分権の流れのようにも見えるが、国の支援責任放棄とも見えます。<国は救ってはくれない。>
論客として知られる鳥取県の片山知事は、つまるところ貸し手である金融機関の審査がきちんとなされることが最も有効な破綻防止策だと言っています。
役所や首長、議員たちにまかしていてもダメであるというのはその通りですが、
市民自身が自分たちのまちの経営に対して、当事者意識をもって関わることが必要なはずです。
by わっと
- by wyama at 21:50 in 03.国の借金どうなる?




コメント
夕張市の財政破綻を世の中を騒がしていますが、兵庫県・神戸市の「倒産」も騒がれ始めていますね。神戸市は大きな理由として、震災の復興基金の出捐金・貸付金の市債償還に伴う公債費が莫大に膨らんだことを挙げていますが、神戸空港の建設をはじめとしたハコモノ建設の市の甘い需要見込みが、今では厳しい批判にさらされているようです。
どうも神戸市も夕張市と似たような構造にあると思われます。最初の原因は異なりますが、その債務返済の手法として、身の丈を超えた投資で財政を更に圧迫しているのです。空港の需要予測の見込み違いなど、よく考えたら予め理解できると思うのですが、そこに未だ、景気は回復し、需要は拡大するといった市場第一の幻想が、判断を狂わしていると言わざるを得ません。
今まさに、『必要か否か』という最基底の、『判断の土俵』がこの地方財政の再建には必要だと感じます。
テレビで「国と地方合わせて1200兆円の借金を抱える日本…」と言っていて、「日本って、借金マミレやんっ(@゜Д゜@;)」…とビックリはしたのですが、
国のガタガタと地方のガタガタの原因は同じようなことなのでしょうか?
1200兆の借金ってどういうことなのか、よくわからないのです…。
教えてください…!!
国と地方では、原因が全く異なるみたいね
平成5年あたりから、地方で何が起きたのかをまとめてみれば分かる。地方で生き残ったのが愛知県のみという理由もなんとなく分かってくるよ
①官需の減少:地方交付税を緊急カット、公共工事の削減(でも公共工事の削減は妥当かな・・)
②民需の減少:銀行の不良債権処理によって、信用のない地方の組織はほとんど不良債権化された
③甘い見通し:衰退を防ごうと必死に成る自治体が危険な状態になってる傾向がある。夕張市に、今の神戸市、そして今後の静岡市。官のシステムに問題がありそう、「官では一度計画されたものは変更できない(政権が追い込まれたり、訴えられたりするそうなんで)」そうです、おそらくここが一番の問題。100%成功することなんてないんだから、「失敗と分かったらすぐに行政計画を変更できるシステム」を構築しないといけないと思う
①と②がここ10年で事故のような感じで急におきてしまい、加えて企業が東京に逃げていってしまった・その衰退の流れに逆らおうと、地方が③のような無理な計画をたててしまった、という感じかなぁ。。で、一度決めた官の計画はもう変えられないと(おそらく、ここが真の問題、赤字の一番の原因は人件費問題というよりも実はこっちだと思う。失敗と分かっても計画が変えられない)
> 地方で生き残ったのが愛知県のみという理由もなんとなく分かってくるよ
やっぱり、T社の存在ですか・・・・?あと一応、万博効果か。
逆に、こういう特殊条件のない普通の地方はもはや持たない状態になってるってことですね。