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2007年05月26日

ドイツの医療制度を検証する

今までアメリカとイギリスの医療制度について調べてきました。では日本がモデルとしたドイツの医療制度はどうなっているのでしょうか?

まず2002年のデーターによると、医療費はGDP比11.1%となっており、7%台の日本よりは高い数字となっております。6%台のイギリスが医療費を1.5倍まで増やしドイツの比率までもってこようとしていますので患者への医療の対応と医療費がバランスしているとイギリスからは目されているのだと思います。

では、その医療とは
ドイツにおいてもプライマリーケアーの考え方が採用されており、国民はそれぞれ家庭医を持っています。家庭医は勤勉でよく働き、95%の人達が家庭医に満足しているとのデーターもあるようです。家庭医は土日と水曜の午後と平日の夜は休診ですが、当番制の救急医がその時間帯を補完しており、患者は1年中24時間医師にアクセスできるようになっています。全ての一般病院は救急病院となっており、休日でも内科、外科、産科の専門医は必ず常駐しているとの事です。

医師の収入は時間単価にすると中級のサラリーマン並みだそうですが、37.5時間の平均就労時間に比べ医師は55時間と長く、その分絶対額としての収入は多いようです。報酬としては恵まれていませんが、勤勉で患者からは満足されており、イギリスと違ってポテンシャルの高さを維持しているようです。

保険は350に上る「疾病金庫」という公的医療保険が整っており88%の人が法定健康保険に加入しています。民間の保険や軍隊などの特殊な保険も含めると98%の人達が何らかの保険に加入しており、ほぼ皆保険と言っていいと思います。

保険料の負担は総収入の14.2%が平均の保険料率のようで企業と従業員の間で折半するようです。医療費の負担については自己負担0の人が1/3(2400万人)います。900万人が低所得者という事で免除され、1400万人が18歳以下の子どもという事で免除との事です。

こうしてみると、日本と同じく全ての人が保険に加入しており安心して等しく高度な治療も受けられる。今や一律3割負担の日本と違って負担が0の人達も多いし子どもは無料です。家庭医の存在もしっかり根付いているようですし、サービスを受ける側からすると日本も学ぶ点が多くありそうです。

しかしながら、医療費のGDP比は日本より高いですし、2030年には65歳以上人口における対(25歳~65歳)人口比が46%を超えるという高齢化の問題も抱えています。

引き続き、長短あわせて詳細を検証してみたいと思います。

(主な引用記事は)リンク

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