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2007年09月29日

水が金儲けの道具に ~水資源ファンド~

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9/20の記事で環境ファンドについて書いてましたが、なんと、水資源ファンドというものもあるみたいです。代表的なのは、こちらです。


日興アセットマネジメント(以下、日興AM):グローバル・ウォーター・ファンド


三菱UFJ投信:グローバル・エコ・ウォーター・ファンド


今日はこれらの水資源ファンドについてのお話です。


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でも、水資源ファンドと言われても、一体何に投資するのか気になりますよね。日興AMのホームページによると、こんな感じです。


・水資源を支える世界各国の企業(=水関連企業)の株式に分散投資を行ない、中長期的な信託財産の成長をめざします。


・水関連の中でも、特に持続的な成長が期待される「水の供給管理」、「高度な浄水技術」、「水の効率利用」、「水と食糧」という4つの投資分野に主な焦点をあてて銘柄を選定します。


「水の供給管理」は、例えば 上下水道インフラ企業
「高度な浄水技術」は、例えば 浄水器メーカー
「水の効率利用」は、例えば 雨水利用技術メーカー
「水と食料」は、例えば 飲料メーカー


が投資対象になります。ところで、日本では、上下水道は公共事業なので、上下水道インフラの企業に投資と言われてもピンと来る人は少ないと思いますが、海外では上下水道が民営化されている国が増えてきており、既存水道の約10%が民営の水道サービスを受けているのです。


でも、水事業ってそんなに儲かるの?って思いますよね。


そのあたりはご安心下さいませ。日興AMのホームページにも、三菱UFJ投信のホームページにも利益が上がる仕組みがしっかりと書かれています。ここではそれをまとめてみましょう。


増大する需要(人口爆発)と限られた供給
~需要と供給の大きなギャップ~
水不足の時代へ
  ↓
国連は、2050年までに少なくとも48カ国・20億人が水不足に直面すると報告しています。
  ↓
世界の水道料金の上昇、長期的な株価上昇への期待
  ↓
水は「青い金脈(ブルーゴールド)」として世界の注目を集めています。


ほらね。どうも、儲かること間違いなし!のようです。


でも、よく見て下さい。「48カ国・20億人が水不足に直面する」のです。そんな予測が出ているのにもかかわらず、水資源ファンドはそれを金儲けのために利用しようとしているのです。生物が生きていくのに必須の水が、利益優先・効率優先の事業になろうとしているのです。


しかも、この利益優先水事業の弊害が既に出始めています。後進国では、自国の資金力で上下水道のインフラ整備を行うことができないので、欧米の企業が進出しているのですが、下記のような状態です。


民営化後に料金が大きく上昇したり、約束された貧困層へのサービスが開始されなかったり、水質が悪化する、儲からなければ期間半ばでも撤退する、などの事例が相次いでいる。(ウォータービジネスの脅威 3


そして日本でも、飲料メーカーやマスコミなどによって水道水は危険だという意識を植え付けられ、安全と言われているペットボトル入り飲料の消費量が増加の一途をたどっています(実際には安全かどうかはかなりアヤシイ)。そして飲料メーカーは利益を上げ、マスコミは飲料メーカーからの広告料によって潤っている一方で、大量のペットボトルが廃棄されて環境を破壊しています。


利益至上主義の市場主義経済。もういい加減に何とかしないといけません。

コメント

生存に必須の水。この水をビジネスに組み込み、独占・寡占状態をつくり上げたら、利益は思いのまま。
金融主導(マネーゲーム)の民営化とは、そういった世界ですね。

ところで、日興の水ファンドも三菱UFJ投信の水ファンドも、実は、ファンド・オブ・ファンドですね。
ファンド・オブ・ファンドの投資手法では、直接に水関連企業の株式、社債へ投資する訳ではない。
水関連の投資を行なっている欧州ファンドへ、間接投資を行なう。

直接投資のリスクを避けているともいえるが、両証券会社には、世界の水産業・企業の業績を分析して、直接投資を行なう能力がないともいえる。

日興、三菱という大会社の看板をかけているが、欧州ファンドの単なる代理店というのが、実態です。

  • 通行人 2007年10月03日 13:00

郵政の民営化と同じような臭いがする。金儲けのためには手段を選ばずといった手口には賛同しかねる。

日興だ、三菱だといっても、所詮縄文体質の抜けきらない日本企業、世間から後ろ指を差されるような真似はできないはず。

最後に欧米ファンドにいいように利益を吸い上げられるだけ。あこぎなことには手を染めるべきではない。

  • 光善 2007年10月04日 22:12

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         ※画像はシーグラム社で1957年から1989年まで社長を務めたエドガー・ブロンフマン             

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