2008年08月12日
エネルギー経済 1 世界のエネルギー埋蔵量
みなさん、こんにちは
この号よりこれまでの炭素本位制シリーズから変わり「エネルギー経済」シリーズが始まります。まず、現在、地球上の「エネルギー」と言ってもいろいろありますよね。石油、天然ガス、石炭などの3大化石燃料。はたまた注目の太陽エネルギー、風力、バイオマス、原子力などの再生可能エネルギー。大きく現在の世界での消費量は石油40%、石炭25%、天然ガス25%、残り10%が水力、風力、原子力、太陽エネルギー、バイオマスなどとなっているようです。つまり、再生可能エネルギーとは言ってもまだまだシェアは化石燃料に頼っていることが言えますね。
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これだけ需要の多い(今後もつづくであろう)化石燃料ですが、じゃあ実際今、世界のエネルギーがどれだけ残っているのか?気になりますよね!?
ということで今回は最初なのでその辺りをちょいと調べてみました
原油、石炭、天然ガス、に加え今注目!?の原子力の燃料ウランの埋蔵量と可採年数です。
■原油
全世界の埋蔵量:1兆2279億バレル(2007年末時点可採量)
可採年数:41.6年http://www.kuma55.com/oil/
■石炭
全世界の埋蔵量:9000億t
可採年数:190~150年
■天然ガス
全世界の埋蔵量:180m2
可採年数:65~70年
日本にも埋蔵量はある。
■ウラン
全世界の埋蔵量:474t
可採年数:80年(プルサーマル含)http://www6.fepc.or.jp:80/thumbnail/infobase/e-04.html
やはり可採年数が気になるところですが原油はもうあと41年しか持たないんですね
とはいってもまだこれから新たに油田が開発されるかも・・・との希望もありますがこの数値も実に流動的。30年前はあと30年しか可採できないといわれていたこともあり、今後どこまで持つのかは消費と油田開発次第といったところでしょうか。
しかしながら、その他のエネルギーももう待ったなしという状況には違いありません
1970年代に二度にわたる石油ショックを経験したが、再生可能エネルギーの消費割合はほとんど増えていないことも注目すべきである。これらのエネルギーは埋蔵エネルギーと比較して、生産コストが高いままとなっている。再生可能エネルギーは、石油・天然ガスに比べ、政治・経済・金融問題として取り上げられるところまで行かない。現在の再生可能エネルギー使用量の割合は、国際エネルギーシステムの硬直性を物語っている。このとこは、安価であった石油に依存した輸送手段が急速に発展してきたこととともに、歴史的に明白である。現在、世界で消費される石油の半分以上が陸・海・空での輸送手段の燃料として使われている。需要と供給の関係に変化が見られないかぎり、短期的にこの構造に変化は起こらない。 こうした構造の背景には多数のさまざまあな関係者がこうした構造の中で経済活動に従事していることが挙げられる。原油・石炭・天然ガスの生産、原油パイプラインや天然ガスのパイプライン、船やトラック、在庫施設、流通機構、これらの活動から生じるすべての金融取引、そして政府の課税行為などが、こうした構造のなかに組み込まれている。※書籍 「世界エネルギー市場」 作品社 より引用
やはりこれまでのパイプラインや輸送燃料などのシステムをみても大きな改革がない限り化石燃料への依存はかわりなさそうですね。
化石燃料の動きがCO2に並んでこれまで以上に経済活動に影響を生んでいくことでしょう。CO2市場が拡大していますが、その背後には当然エネルギー市場が関わってきます。このシリーズではエネルギーの経済はどうなっているのか? をテーマにして調べていきたいと思います
- by watasin at 23:06 in 06.現物市場の舞台裏



コメント
>1970年代に二度にわたる石油ショックを経験したが、再生可能エネルギーの消費割合はほとんど増えていないことも注目すべきである。
ちょっと意外でびっくりです☆
でも確かに
>水力、風力、原子力、太陽エネルギー、バイオマス
ってあまり話聞かないかも。。。
原子力は、各国で作る動きはあるって聞いたことあるけれどどうなんですかね!??
>CO2市場が拡大していますが、その背後には当然エネルギー市場が関わってきます。
これってエネルギーを出すためには、CO2を排出するからということですか??教えてください♪
エネルギー枯渇ってフレーズは、値段が上がる時にしか聞かないけれど・・・・・オイルショックしかり、昨今の原油高騰しかり・・・・・なんででしょう?
この世界に、エネルギーの枯渇問題を本気に考えている人はいるのでしょうか?
返事遅くなりましたー。ごめんなさい。
mihoriさん、コメントありがとうございます!
>原子力は、各国で作る動きはあるって聞いたことあるけれどどうなんですかね!??
⇒確かにその動きは激しいです。
↓↓↓現状の原子力を巡る利権についてわかりやすくまとめられている記事がありましたので紹介します!
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2008/02/000283.html
ブログ「自然の摂理から環境を考える」より
ウランは沢山あるのかと思いつつ実は足りないのですねー。ビックリです。原油市場からウラン市場に移行しつつあるなか、ウランの価格高騰がはじまっています。その背後には、原発メーカーや金貸しの思惑などが潜んでいます。
>CO2市場が拡大していますが、その背後には当然エネルギー市場が関わってきます。
>これってエネルギーを出すためには、CO2を排出するからということですか??教えてください♪
⇒一概に「そう」とは言えないのですが、例えば京都議定書で定められたCO2排出枠をまもるために省エネ商品を開発したり、消費するエネルギー自体を化石燃料からバイオエネルギーに移行したり・・・。そのような動きはそのまま化石エネルギー・再生エネルギーを含めたエネルギー市場と密接に関係(連動)していくことは多いに考えられます。とはいえ、我々が依存している化石燃料は上記の通り少なくなっている訳で、いかにして効率よく大切につかっていくかをみんなで認識することは不可欠です。それを邪魔しているのが、市場原理であったり、マスコミであったり、金貸しであったり・・・。この辺りの事実解明はエネルギー問題だけに限らず、最も重要となってきますね。
同じく返事おそくなりましたー。
弱虫さん、コメントありがとうございます!
>この世界に、エネルギーの枯渇問題を本気に考えている人はいるのでしょうか?
⇒うーん、同感です。これ多いに疑問ですよね。実際、我々の生活する上でも常に意識しているか?と考えてみても「YES」と言えない・・・。便利なもの、新しいものがあればそれに流れていってしまうのは事実ですよね。外圧(事実)を捻じ曲げるマスコミの報道や市場原理が多いに影響していることは否めません。
再生可能エネルギーの消費割合も1970年代よりほとんど変わらず・・といった事実からしても世界的に意識されているとはどうも言いがたいです。やはり温暖化にしても、化石燃料の現象にしてもまずは「事実」を知ることがスタートになってきます。特にエネルギーと経済とのかかわりについて今後当シリーズにて明らかにしていければと思っています!よろしくお願いしますー!