2008年11月22日
円高=不況か?
円高⇒減益⇒不況⇒危機
とマスコミは騒いでいるがいかがなものか?
「サブプライムローン問題」に端を発した世界金融不安で円高が強まっているが、
その報道は「輸出企業に逆風」と製造業を中心に企業業績への不安が広がっており、
「円高=悪」という考え方が首をもたげている。
この間まで原油高、穀物高で「資源輸入国・日本は不利」と伝えるばかりだったのに。
輸出も輸入も一緒くたにして、何でも悲観論で押し通す日本のマスコミは間違っていないだろうか。
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確かにこの間、先日帝国データバンクが
『10月の全国企業倒産集計を発表 「不況型倒産」の構成比80.3%、80%を超える高水準』
と不況型倒産の増加を発表し、各新聞に掲載されています。
しかし、 『円高のメリット・デメリット言わず「悲観」一辺倒報道はヘンだ』とか
るいネットで紹介されている 『円高は“悪”か~為替は株価、安いより高い方がいい』
や、 『 円高で強くなる!~「円高」の正の影響、負の影響をバランス良く分析する必要がある』
やらの意見もある。
中でも、 週間東洋経済11/15特大号は「円高で強くなる!」は円高が日本経済に与える正の影響、
負の影響をバランス良く分析しており、円高が日本の就業者へ与える影響、及び各業種に与える
影響をモデル化して記載していた箇所など、興味深い。
総務省「2005年産業連関表」
この問題に対して金融サミット(G20)に向けて各国が用意した経済対策は・・・・米国は所得減税を柱とする1680億ドル(約16兆円)の財政出動を決めた。
・フランスは研究開発や製造業に今後三年間で合計2000億ユーロ(約24兆円)近く
を投じる。
・ドイツは総額5000億ユーロ(約6兆円)の法人税の軽減、雇用維持の助成金の拡充
に取り組む。
・日本は2兆円規模の定額給付金を含む総事業規模27兆円の追加経済対策をまとめ、
内需拡大に向け家計支援や金融市場の安定化、地方の活性化支援に取り組む。
このような目先の政策に違和感を覚えるのは私だけでしょうか、、、
(特に日本の家計支援、地方活性化支援など)
今回の不況といわれているものは、大きくは金融不安から来る、
ドル安⇒円高⇒輸出減・銀行資産減⇒資金不足⇒貸し渋り・はがし⇒株の下落です。
これまで日本の黒字を支えてきた輸出産業が低迷するのは当たり前の状況。
政治的にもこの分野の声が大きい事はわかるが、資源やエネルギー産業、そして飼料、
などの輸入は有利なわけで、
この間に国力を増強してもらいたいものだ。
フランスやドイツの経済対策にはこの意図が感じられる。
日本の様に票取りのバラまきをやっている場合ではない。
今年8月にIMF(国際通貨基金)が 「円相場が過小評価されている」 という評価を出したように、
「円(=日本)は本来よりも安く評価されている」 という見方が世界に広がっている。
米国経済への不安から円が買われた今回の「サブプライムローン問題」は資金の逆流という面が
強いかもしれないが、実は「円高」は日本への評価を象徴しているのではないだろうか。
この間の、倒産急増は、必要か否か?の洗礼であり、淘汰圧力である。
「円高=不況」と近視眼的にとらえるのではなく、日本経済の構造的な課題を考える
よい契機ととらえるべきだ。
この機に必要なものを増強していくという世論を固める事が出来ないものか? 今後このブログでも発信していきたい。
- by mukai at 15:30 in 01.世界恐慌、日本は?



コメント
マスコミは、近視眼的な見方しかできていない。これでまた世論をあおるわけですね。歴史を遡ると、金本位制度1ドル=360円の時代から、いまや90円台に突入しています。そういう意味では、戦後の日本は、慢性的に円高であって、それでも日本は、経済的な発展を遂げてきたわけです。問題は、「円高」なのではなく、現在、円高によって、必要のないものは淘汰される時代に突入しているという事であり、おっしゃるように逆に、必要なものを今後どう措定していくか?ということなのではないでしょうか?単に、経済成長期のものを造れば売れるということではなく、もっと広く社会を捉えた視点で、人そのものの意識の有り様から、追求していかなければ、本当に必要なものは何なのかを問うことから発信しないと、根本的な答えは出てこないように思います。
円高のメリットとデメリットを論じるのは、なかなか難しいですね。こういうときは、大きな視点で(まずは)ざっくり判断するのが重要かと思います。
今の世界経済が混乱している時期には、円高は強みになるでしょう。貨幣経済では日本が相対的に有利になりますから。
実体経済の面では、(これまでの流れからすると)日本の生産拠点が海外に進出していきますので、グローバル化が加速しそうです。長い目では、国内の産業の空洞化が心配になります。また、国内農水産業も苦しくなりますね。
行きすぎた金融資本主義を反省するならば、円高はあまり歓迎したくはないです。まっとうな国内生産ができて、みんなが充実した生活を送れる社会がいちばんですね。
RedRobinさん、RINGFILEさん、コメント有り難うございます。
朝日をはじめとするマスコミというものはとかくセンセ
ーショナリズムに走るきらいがありますが、売れない
ことには意味がない構造をしている以上仕方ない面も
あります。けれどそこを自覚していないところが問題
だと思います。
また、円高!円安!と騒ぐ前に自給率の問題も含め
これからの社会に必要なもの、求められているものと
は何か? と言う世論形成の方が発展性があると思
います。
確かに円高はチャンスと言っていいでしょう。
為替や金融動向の引力のままに、生産基盤やその構造が奇形化していく事が心配です。
尤も、これまでの市場原理主義ではこうしかならなかったのですが・・・・・
mukaiさんご提示の様に、この淘汰圧力下で、如何様に必要な物が勝っていけるか?この仕組みを作り出す事が求められているように感じています。
レート120円まで円札増刷りしたら
円高で困るなら適正価格になるまで円札増刷りすべき、それて困っている人を支援すれば全てが解決
円高は国民の努力の結果、だから困るはずはないと思う、
円高分だけ円札増刷りしても問題はなく国の借金にもならないですね
ただし増刷りは120円までですよ、
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/1202-5.htm