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2009年01月09日

金融危機と意識潮流 =’09年以降の経済情勢、どうなる?=

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2008年はアメリカ発の金融危機によって世界経済が激動にみまわれました。
100年に一度の変動などと言われていますが、その程度で終わるものではない可能性が高いと思われます。

2008年12月29日のなんでや劇場では、人々の意識潮流まで踏み込んだより根底的な分析が行われました。
そこで、2回にわたり、なんでや劇場で扱われた内容を紹介します。

今回は、金融危機をきっかけに一気に冷え込んだ需要動向について、人々の意識潮流まで踏み込んだ分析を紹介します。

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●金融危機によって一気に冷え込んだ物的需要 
・金融危機に端を発して、いまや実物経済にまで大きな影響が及んでいる。
 今回の経済危機によって、以下のような需要縮小が引き起こされた。
 ⇒クルマの需要 …30%▼(日米欧共通)
 ⇒家電、住宅などのモノ需要 …15%▼
 ⇒食料などの需要 …5%▼


●今回、物的需要が一気に落ち込んだのは何故か?
・1970年代、日本社会から貧困が消滅した。そこで、市場は縮小過程に入るはずだったが、その後も物的需要は伸びてきた。それは、70~80年代における国家の借金によって需要を喚起し、かろうじて市場を拡大してきたから。
・その結果、800兆円を超える国債残高(借金)が積み上がり、余ったマネーはバブルを引き起こしてきた。
・その後、90年バブル崩壊、98年金融危機、02年米国ITバブル崩壊と経済危機が繰り返されたが、今回のようにクルマの売れ行きが一気に30%も落ち込むことはなかった。
金融システムへの理解が進んでいなかったため、人々に不安は生じても具体的な行動には直結しなかった。
・しかし、今回は原油と食糧の物価暴騰という誰にも分かる生活危機に直面し、その後の金融危機の報道が続いたことによって、観念ではっきりと捉えられる危機状況に直面したことから、一気に人々の意識転換(買い控え)が進んだ。


●そもそも、物的需要(市場の活力)はどこから出ているのか?
今回の経済変動は100年に一度程度のものなのか、それとももっと大きな地殻変動の予兆なのか。
12月29日のなんでや劇場では、(多少、駆け足でしたが)以下のような議論が展開された。

★商品市場を生み出したのは性市場
・性(婚姻制度)は社会の最基底部にあり、その有り様によって人々の意識・生活行動が規定されてきた。
・原始人類は本能原理に基づいたボス集中婚か集団婚。その後、家父長によって婚姻関係が決められる段階を経て、近代以降は婚姻関係の選択を個人に委ねる自由選択へと移行してきた。
・近代以降の「個人の自由」とは、突き詰めれば、性の選択の自由のことであった。

・商品市場の起源は、古代の宮廷サロン。(宮廷サロンは性市場(不倫市場)だった)
金銀、宝石、毛皮、胡椒など、宮廷サロンで必要なもの(貴婦人への貢物)が最初の商品となった。

・近代以降、個人が自由を獲得し、都会が性市場となった。(挑発と駆け引きの性市場)
そこでは、相手をひきつけるための、衣服やクルマなど様々なモノが商品になっていった。
すなわち、性市場の活力が商品市場を生み出し、拡大させてきた。


★性市場が衰退過程に入り、商品市場の縮小は不可避に
以上のような、歴史の延長上で、近年、大きな変化が生じてきた。
・1970年代、貧困の消滅により男の私有権力が霧消しはじめた。
・1980年代半ば以降、男に地位や財産があってももはや女を独占することはできなくなった。
・1990年代、バブル崩壊により私権そのものが無意味化していった。
・その後、男の性活力は衰弱する一方であり、女の性的商品価値も衰弱してきた。
(草食男子と肉食女子とは現代日本の状況だが、アメリカでも、逃げる男・追いかける女といった状況が出現しはじめている)

・このように、商品市場の原動力であった性の活力が衰弱し続けたことによって、市場が縮小するのは当たり前のことであった。
既に性市場は衰退過程に入り、縮小しようとする商品市場を無理やり刺激してきたことによって世界バブルを招き、いまそれが一気に崩壊しようとしている。
今回の市場縮小とは、100年に一度といったレベルではなく、より根底的な地殻変動の予兆であるとみなすことができる。


★性意識の転換というパラダイム転換がなされない限り、物的市場は縮小したまま
・人々の性意識が「本源の性」へと転換しない限り、性の活力は再生しない。
・現代人は「私権の性(自我の性)」しか知らず、しかも残存する私婚制度によって縛られている。
・しかし、「本源の性」は、本来、誰にもセットされているものであり、これから時間をかけて再生してゆくことが必要とされている。


●世界の最先端に位置する日本は、もはや元には戻らないであろう。
・09年以降、日本経済は様変わりすることになると思われる。


= 以上、なんでや劇場レポート① =
次回は、09年日本経済はどうなる?ということで、より具体的な動向を見てゆきます。


by わっと

コメント

なんでや劇場、私も参加しました。

男たちが「今は女どころではない」という感覚でいる(それくらい、今の状況をなんとかしなければと課題に向かっている)という点に大きな共感を覚えました。

男たちは一見「性は棚上げ」にしているようにも見えます。しかし「なんとかしなければ」の先には、女たちを含む皆の役に立ちたい、という意識があるように思います。

  • 30代会社員 2009年01月13日 21:38

30代会社員さん、コメントありがとうございます。

>男たちは一見「性は棚上げ」にしているようにも見えます。しかし「なんとかしなければ」の先には、女たちを含む皆の役に立ちたい、という意識があるように思います。


私も同感です。

いまどき、自分のために「なんとかしなければ」などと考える人はいないと思いますね。

みんなのために…というところから役割が再生され、活力が再生されてゆく過程で、性意識も本源の性へと転換しながら再生されてゆくのではないかと思います。

  • わっと 2009年01月17日 20:26

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