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2009年04月04日

鎖国の可能性を探る!-10 どうする?石油はエネルギー源だけではない。

エネルギーのまとめが終わり、何とか先が見えてきた鎖国問題ですが、??それだけなのか?他に架台は?という事で、もうひとつの問題について調べてみました。


そうです。石油ってエネルギーだけではなく、原材料でもあった事に気がついたあなたは偉い!! Shocked Shocked


 財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター

illust01.jpg

このように、石油の20パーセントが原材料として、われわれの衣服や家庭製品になっています。

鎖国して、これらが無くなったら どうなるのでしょう? 

さてその前に・・・

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まず、エネルギー同様、みんな江戸時代か明治初期に戻ればいける?つまり元々日本ある材料を使う事です。相当我慢が必要ですが。

繊維は綿、絹、麻、動物の毛に限られます。でも食料のところにあったように、羊はいなくなりますので羊毛は期待できない。その他は木材や竹。和紙くらいしかありません。
塗料や接着剤を含めて、合成樹脂と呼ばれる物はなくなってしまいます。

金属は大丈夫ですが、プラスチックは木質系のプラスチックで代用出来るかも知れません?。でも、合成ゴムは日本では出来なくなります。車のタイヤがなくなるということです。

現実に鎖国をしていた江戸時代の人口は現在の約1/4です。現在の約1億3000万人で考えると、とても足りないのではということになりますね。


そこで、石油以外の材料を探すと、石炭しかありません。化石燃料ですので有限ですが、エネルギーとして使う分と分けながら材料として利用する事が考えられます。

実は昔から石炭化学は研究されています。第2次大戦での話ですが、ドイツでは空軍の燃料にすでに液化石炭を使っています。ようは

コストの問題で、石油が安いから石油を使っているだけです。

参考
石炭の液化  『科学業界の話題』

石炭液化の研究は日本では大正末期から行われた。

南満州鉄道では、Bergius法により中国撫順炭鉱に液化油年産2万トンのプラントが建設され、昭和18年まで運転が行われた。
また、朝鮮人造石油が石炭処理量100t/d規模の直接石炭液化プラントの連続運転に成功している。
昭和10年ドイツでFischer法が発表されると同時に、日本に導入され、三池で合成油年産3万トンの石油合成工場が完成した。

第1次石油危機の後、1974年にサンシャイン計画が発足し、石油代替エネルギー開発の一環として、日本独自の石炭液化技術開発に取り組むこととなった。

サンシャイン計画において、瀝青炭(高品位炭)の液化技術開発としてソルボリシス法、溶剤抽出法、直接水添法の三法の技術開発が行われた。
また1980年度以降、褐炭(低品位炭)の液化法についても研究開発が行われた。

瀝青炭
瀝青炭の液化技術についてはNEDOは1983年に上記 3法の特徴を生かしてNEDOLプロセスとして統合した。
詳細は http://www.nedo.go.jp/sekitan/cct/jp_pdf/2_3a2.pdf 参照。

褐炭
石炭の経済的可採埋蔵量の約半量は亜瀝青炭・褐炭等の低品位炭が占めるが、水分を多く含み、乾燥すると自然発火性を示すという問題を含む。NEDOは褐炭液化技術開発(BCL法)を開発、1999年からインドネシア国内において3ヶ所の液化プラント立地候補地を選定し、FSを実施、経済的にも十分に成立するとの結果を得た。
詳細は http://www.nedo.go.jp/sekitan/cct/jp_pdf/2_3a3.pdf 参照。


このように石炭が石油の代わりになります。しかし、基本は石油と同じでいつかなくなりますし、国産の石炭で足りるか?というと恐らく???。しかも再生可能なものではありません。

というわけで、ここでも本当のリサイクルシステムが必要になります。必要な目的に合わせて、使用した材料を再度原料に戻すシステムが必要になります。都市鉱山の話と同じです。

フィードストックリサイクルという考え方があります。


  Vinyl Environmental Council より
(1)現状と取組み

 ●プラスチックおよび塩ビ製品の再資源化、処理処分の状況
 2003年の全プラスチックの再資源化、処理処分の状況は、「(社)プラスチック処理促進協会」によると
廃プラスチック総排出量が1,001万トン、そのうちマテリアルリサイクルの量は164万トン(16%)、高炉利用や油化などケミカルリサイクルの量は33万トン(3%)、サーマルリサイクル(熱利用)されている量は387万トン(39%)でした。したがって、有効利用率は58%でした。残りの42%は焼却または埋め立て処理されています。(図表3-4)
 塩ビ製品については、総排出量約114万トンのうちマテリアルリサイクルされている量は約26万トンであり、マテリアルリサイクル率は23%です。全プラスチックと比較すると、塩ビ製品はかなりマテリアルリサイクルが進んでいるといえます。なぜなら、原料である塩ビ樹脂が他の樹脂に比べ、異物の混入による影響を受けにくく、また再生品の用途が多岐にわたっているためです。

 ●塩ビ業界のリサイクルヘの取り組み
 プラスチックのリサイクルには、大きく分けて次の3種類があります。
●マテリアルリサイクル:分別回収された廃プラスチックを物理的手法により再びプラスチックへ戻すリサイクル
●ケミカルリサイクル、フィードストックリサイクル:熱や圧力、あるいは化学的手法により原料となる物質に変える
リサイクル。特に高炉還元剤、セメント原燃料、化学原料ガスなどに再利用するリサイクルをフィードストックリサイクル
と呼んでいる
●サーマルリサイクル:廃棄物を燃焼したときに発生する熱エネルギーを回収利用するリサイクル

 塩ビ業界としては、可能な限りマテリアルリサイクルを推進しますが、マテリアルリサイクルは劣化あるいは汚れのひどい製品には適用できません。また、再生品の用途開発、販路確保などの問題があるため、リサイクル量を増加させるには限界があります。そこで、より汎用性のあるフィードストックリサイクルの推進にも注力しています。
 マテリアルリサイクルの推進は塩ビ製品の加工団体である塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)が、
フィードストックリサイクルは当協会がそれぞれ主体となり、役割分担をしてリサイクルに取り組んでいます。


というように、今まで無尽蔵に何でも使ってきた事を改め、必要な物は、今まであるものから又造り出すシステムが必要です。使いすてでは無く、かつ大事にきれいに使う。そうすればリサイクルも楽になります。

しかし、再原料化のサイクルが出来ても、100%が原料にはなりません。当然ロスがあり、その分原料が減ってきます。そしていつか無くなってしまいます。ですから、今からそのときを見据えた、どのような社会が望ましいかも考えていかなければなりません。

これらが、みんなの共認から生まれるような社会つくりが大事ですね。

鎖国が可能かどうかの最大の課題は実はこの社会つくりではないかと思います


コメント

無尽蔵の資源、セルロースがあります。これで、石化燃材料からの脱却が図れます。直目の前にきています。

  • Hbar 2009年04月19日 06:46

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