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2009年05月15日

鎖国の可能性を探る!-13 木材の自給は、可能か?

さて今回は、木材の自給は可能かどうか検証していきたいと思います。

日本の森林は約2500万haあり、そのうち約1300万ha(約5割)が天然林、1000万ha(約4割)が人工林 、残りが無立木地、竹林などです。国土面積に占める森林面積は約66%(森林率約7割)で、先進国の中では有数の森林大国です。

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わが国の最近の木材需要量は、8千万~9千万m3 程度で推移しています。現在、外材の占有率が8割と高く、国産材の自給率は2割程度です。

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さて、それでは、現在木材はどのように使われているかというと、図に示すように建築・土木や家具・建具、梱包材など、いわゆる木材としての利用を合計すると53%となり、半分以上を占めていますが、紙・板紙の原材料としての利用も4割程度となっています。ハウスメーカーや建設業はもとより多くの企業や組織が紙として木材資源を利用していることがわかります。

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一方、森林蓄積に焦点を当てると、(いわゆる「森林を構成する木の体積のこと」)日本の森林では面積は、ほぼ横ばいで増減はありません。しかし、森林蓄積は年々着実に増加しており、過去40年間で2.3倍に増えています。特に人工林では約5倍に増大しています。つまり、人工林では、先人たちが、生産目的で植えた木が成熟し、収穫期を迎えています。

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また、別の切り口で見ると、林業就業者は,林業生産活動の停滞などを反映して,年々減少しています。昭和35年と比較すると,86%も減少し,平成16年度は約6万人となっています。また,この間に高齢化も進行し,林業就業者の3割強が65歳以上の高齢者です。
現在,日本の林業は就業者の減少と高齢化等による後継者(担い手の不足)の問題を抱えています。その影響で,日本各地で放置された森林が見られます。森林の再生のためにも「林業の担い手」が求められています。

ちょっとここでまとめて見ますと、

1、平成17年以降は、木材の供給量は、減少傾向にあり、昭和40年代と現在はほぼ一緒。昭和40年代の木材の自給率は約70%である。
2、今度建築・土木関係の需要が減少していくこと。
3、インターネットなどの普及によって、紙ベースの需要が減っていく可能性があること。
4、紙・板紙の原材料としてリサイクル率が、上昇していく可能性があること。

2~4については、詳しく、検証していく必要はあると思いますが、昭和40年代までに供給量が近づくことで7割程度、国内で使用する木材量は、現在、蓄積されている木材量でまかなえる可能性があります。
後は、林業の就業者数をあげていくことで、自給率は大幅に上昇でき、加えて、紙等のリサイクル率を上げつつ、企業等もペーパーレスの努力をすることで、将来、木材の完全自給の可能性があるように思います。

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