2009年10月15日
ドイツをモデルにしたアメリカの「北米地域共同体」戦略

10月7日、岡田外相は、「東アジア共同体」にアメリカを加えないと述べた。
(10/8 Yahooニュースより)
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>岡田氏はまた、鳩山由紀夫首相が提唱する「東アジア共同体」構想について「日本、中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インド、オーストラリア、ニュージーランドの範囲で(構成を)考えたい」と述べ、アメリカは正式な加盟国としない形で創設を目指す考えを示した。
ここで、アメリカとの関係については
「日米同盟は安全保障に不可欠でそれを変える選択肢は持っていない」とした上で、「日本には日本の国益、アメリカにはアメリカの国益がある。アメリカとの関係を心配する声もあるが、NAFTA(北米自由貿易協定)やEU(欧州連合)に入っていないからといって日本が排除されているわけではない」
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と説明しているが、果たして本当に日米関係は良好なのでしょうか
!?
実は、日本では報道されていない事実が、アメリカで着々と進んでいたのです
どうやらアメリカでは、日本とつながること以上に大切な国との連携があるようです
それは・・・
カナダとメキシコ!!
今アメリカが、カナダとメキシコとのつながりで何を目指しているのかを経済ブログ“Electronic Jornal”から紹介します
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アメリカ、メキシコ、カナダ――これらの3国が地域統合すると何が起こるのでしょうか?
原田武夫氏によると、アメリカは、欧州における共通通貨「ユーロ」をめぐり、ドイツがとった戦略をビジネスモデルとして考えているのではないかといっています。
ユーロが導入されたのは1999年1月のことです。
1990年10月3日のこと、ドイツは悲願のドイツ統一を成し遂げています。しかし、これはドイツという国にとってきわめてリスキーな試みであったといえます。
どうしてかというと、当時安定性のある輝かしい業績を誇る経済力を持つ先進国旧西ドイツ、かたや比べものにならないほど経済的に荒廃した旧東ドイツ――その西ドイツが東ドイツを抱え込むということは、西ドイツ経済をも荒廃させる恐れがあったからです。
事実、1990年に約50億ドルの黒字であったドイツの経常収支は翌年には約26億ドルの赤字に転落しています。そしてドイツの経常収支が再び黒字に戻るのは、10年後の2000年になってからのことなのです。
西ドイツは、ドイツの国外にいる者に積極的にマルク建て国債を売ると同時に金融引き締めを行うことで長期金利を上昇させる――そういう政策をとったのです。これに関して原田武夫氏は、次のように述べています。
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ここで注意して見ておきたいことが一つある。それは、言い方は悪いが、ドイツ統一とは後から振り返ってみると結局のところ、先進国であった旧西ドイツがさらなる繁栄をとげるべく、旧東ドイツを経済的な植民地、しかも無関税・障壁なしで利用できるエマージング・マーケットとして使い倒したという側面が否めないということである。 ――原田武夫著
『計画破産国家/アメリカの罠』/講談社刊
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ここで重要なのは、西ドイツが「旧東ドイツを経済的な植民地しかも無関税・障壁なしで利用できるエマージング・マーケットとして使い倒したという側面」という部分です。
エマージングマーケットとは・・・
近年急速に成長し、貿易や投資の対象として有望な国の市場―マーケットのこと。先進国がある程度経済成長を遂げると、それ以上大きく経済成長させることが困難になります。そういう場合、先進国はエマージング・マーケットになる地域を見つけて、これを統合していく過程で積極的にビジネスを展開し、富を集めて、それに対する評価として自らの国の通貨の価値を上げるというやり方をとるのです。西ドイツは東ドイツを無関税・障壁なしで利用できるエマージング・マーケットとしてとらえ、10年以上かかったものの、見事に経済成長を成し遂げたのです。
ドイツはその後、EUという大きな舞台において、同じ手法を使って経済発展を遂げています。EUは2004年に第5次拡大を行っていますが、そのさいに新規加盟をした10ヶ国――チェコ、ハンガリー、ポーランド、バルト3国、スロヴァキア、スロヴェニア、マルタ、キプロス――これらの大半は、ドイツの近隣の国であり、ドイツにとってはエマージング・マーケットそのものにあたり、ドイツは大いに稼いだのです。
アメリカは、このドイツの成功を参考にして、地域統合を行おうとしていると考えられるのです。実は、ドイツの成功がだんだんわかってきたのが、1990年代の半ばなのですが、ちょうどその1994年からNAFTAが発効しているのです。
ちなみにNAFTAとは・・・
アメリカ、カナダ、メキシコの3国で結ばれた自由貿易協定です。1992年12月に署名し、1994年から発効しています。NAFTAは域内GDP約11.9 兆米ドル、人口約4.3 億人となっており、EUを凌ぐ大規模経済圏になるのです。
さて、アメリカ、メキシコ、カナダ3国の特徴を一口でいうと、次のようになります。
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アメリカ ・・・・・ 世界有数の技術大国
メキシコ ・・・・・ 低廉な労働力抱える
カ ナ ダ ・・・・・ 世界有数の資源大国
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アメリカは、カナダおよびメキシコ間の国境が事実上撤廃されることになるので、そこにアメリカ流資本主義を全面展開することが可能になります。
通貨の面からいうと、アメリカは、アメリカと比べて明らかに国力の劣るカナダとメキシコを抱え込むことになるので、仮に新通貨「アメロ」を発行したとしても、他の主要通貨――日本円、人民元、ユーロなど――との関係では大幅に低くなることは確かです。
しかし、これによって、3ヶ国から域外、とりわけ中国に対して輸出するさい、きわめて条件が有利になるのです。これについての原田氏のコメントです。
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最終的には域外への輸出ドライブによって成長が確約されたのも同然な北米3ヶ国の共通通貨「アメロ」を支える根拠は何かといえば、従来のような金(ゴールド)だけではなく、域内でとくに産出される商品、具体的に「金(カナダ)」、「銀(メキシコ)」、「各種穀物(アメリカ)」などを一定の割合で組み合わせたバスケットとなる可能性が高い。 ――原田武夫著
『計画破産国家/アメリカの罠』/講談社
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アメリカが、カナダとメキシコと連携するのは、国境の撤廃によって北米地域統合を行い、長期的な経済成長を狙っているから!ドイツ統一の成功例を参考にしているんですね
それにしても、アメリカが日米関係を大事にしているとは思えませんね
むしろ、アメリカの眼中に日本なし!?
「北米地域共同体」は、まだまだ緒についたばかりの「東アジア共同体」に比べて確実に進んでいるようです
では、次回はアメリカ・カナダ・メキシコの3国が具体的にどのようなストーリーで連携していくのかを見ていきましょう
- by kidami at 01:00



コメント
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眼中にないと言うより、中国を育てる過程で日本は潰さなきゃならんと思ってるんじゃないでしょうかね。
産業的にも中国と被ってますし。
戦後日本の高度成長と同じモデルなんですね。
冷戦が終わって日本から中国にパートナーを変えたんですね~。
元々終戦直後の連合国はそう言う予定だったと聞いております。
アジアでは中国をパートナーにして日本は1920年代の水準に抑え込む予定だったんですね~。
それが中国の赤化と冷戦の激化で対日方針も180度変わったんですね。
冷戦終了でその方針に戻ったと見るべきでしょうね。
今後の日本の舵取りは非常に難しいですね。
国民の覚醒も待たれるところです。
マスメディアは相変わらず呑気ですがw
相当な覚悟が必要ですね。