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2010年01月25日

宇宙船地球号パイロットのマニフェスト(9)                 工程表に従い、エンジニアリング企業とシーランドを確保

岡田淳三郎氏の投稿に、「認識形成は遊びではない。誰もが担うべき、もう一つの生産活動」なのであるとあります。また「次代を読む」では、「社会の心臓部となる『認識形成サイト』への参加は、そのまま旧体制に代わる全く新しい社会統合機構(の中核部)を、じぶんたちでゼロから構築してゆく活動となる。それは、まぎれもなく『この時代を作ってゆく当事者になる』ということであり、だからこそ『一番面白い』活動になる」とあります。


小論はあくまでもビジネスモデルのプレゼンテーションですから、「一番面白い」活動といえども、実現できなければ何の意味も無い実践の計画書です。したがって冒頭にも書きましたように、構造認識とフィジビリティという観点から、ご叱正をいただくことを重ねてお願いする次第です。


さて、いよいよビジネスモデルの工程表を明らかにする時がきたようです。ということで、9回目をお届けしますが、例によって今後の進捗を一覧にしておきます。バックナンバーについては、リンクになっています。


 1.「石油・ドル本位制」に代わる世界システムをつくる
 2.石油に代わる代替エネルギー資源としてのトリウム
 3.人類が必要とする8万kWe、84万基のトリウム原子炉
 4.トリウム原発によるBOP優先の安価な電力供給計画」
 5.トリウム・エネルギーが生むポスト・ドルの準備通貨「UNI」
 6.地域通貨「アトム」から国際準備通貨「UNI」への出世街道
 7.「見えざるカミの手」による布石か? シーランド要塞跡
 8.金融崩壊の今こそ、金融再生を担う新しい人材が必要
 9.工程表に従い、エンジニアリング企業とシーランドを確保(本稿)
10.2050年の人口を基に策定したマーケティング・エリア
11.総額1680兆円の建設費を要するトリウム・エネルギー
12.トリフィン・ジレンマのない「アトム」だから「UNI」に出世できる
13.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(上)
14.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)


では始めましょう。その前に、クリックをお願いします。
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ありがとうございます。


トリウム・エネルギーによる電力事業は、21世紀最大の基幹産業


人類の3分の2が電力の恩恵を一切受けていないか、もしくは100W以下の電力しか使えない現状では、トリウム・エネルギーによる電力事業は、まさに21世紀最大の基幹産業ですし、トリウム熔融塩原子炉の技術も、「デフタ パートナーズ・グループ」の原丈人氏が取り組んでいるいくつかのコア技術に優るとも劣らない、重要なコア技術であると考えています。原氏は3年前の前著、「21世紀の国富論」の第5章の最後を、次の文章で結んでいます。


民間の資金が、人々の生活を豊かにする新しい技術の育成や「発展途上国」を支援するような事業へと積極的に流れていくための仕組みづくり。そして、このような事業に関わる人々の意欲が促されるような社会を築いていくこと。最終的には現在の法律、税制、会計基準などのすべてを変えていかなければなりませんが、まずはできるところから、ひとつずつはじめていきましょう。
人が育ち、人が集まる環境をつくる。それが、世界から必要とされる二十一世紀の日本への道であると信じています。


原氏のいう「民間の資金」を「みんなのネオ年金」の年金基金に置き換え、「新しい技術」を「トリウム原発」に置き換えれば、ここに書かれていることは、そのまま宇宙船地球号のパイロットたらんとする私のミッションでもあります。年金基金は、本来あらゆるファンドの中で、最も長期のスタンスで運用できるファンドですから、基幹産業を育てる上で、これにまさる資金はありえないのです。しかも私が設計した「みんなのネオ年金」の年金基金は、運用上の失敗をしない限り元金が減ることはなく、むしろ天井知らずに増え続けていくことを基本的な特徴とするものです。


新しい世界システムを構築する事業に必要な時間は逼迫している


またトンチン年金を基礎に設計されている「みんなのネオ年金」の受給者は、加齢に応じて、「クイズ$ミリオネア」式に、墓にも持っていけない多額の給付を受けることになりますが、当然これらの「年金受給金」の中にも、遺言信託によって、委託者の「意志」に基づいて次世代に投資されていく部分が、少なくない比率を占めることになるでしょう。つまりお年寄りの莫大な年金受給金が、志を伴った「志本」に変わっていく大きな可能性が秘められているのです。


肝心の「みんなのネオ年金」についての解説には紙数が足りませんが、今私は、「みんなのネオ年金『志本論』」という本を執筆中です。思えば35歳にして中山素平氏のトンチン年金創設プロジェクトに関与したことが、私の人生を今日まで導いてくることになりましたし、これからも私の余生は、最後までサスティナブルな人類共同体を実現するために捧げられるでしょう。


それにしても「石油・ドル本位制」に代替する新しい世界システムを構築していく事業には、圧倒的な時間的制約が付いています。この中に国連ミレニアム開発目標(MDGs)である2015年までに貧困を半減するとか、民主党のいう2020年までにCO2を25%削減する、あるいは荒木武・元広島市長が作った平和市長会議が「2020年までに世界から核兵器を廃絶する」として掲げた「2020ビジョン」などの目標を含めるとするならば、なおのこと時間は切迫しています。


まず、エンジニアリング会社を確保し、シーランドの統治権を手に入れる


当面の時系列の工程表は、こうなります。すなわち、まず今(2010)年中に、某2部上場の造船会社をM&Aによって取得します。必要な予算は50億円を見込んでいます。トリウム原子炉の大量生産に備える世界初の生産基地であるエンジニアリング会社を確保するためです。


engineering_company.jpg
まずエンジニアリング会社を確保する


同時にここでは、原子力で運行するロロ船の開発を行います。民主党がアドバルーンを上げた25%削減は、たとえば節電や、太陽光発電、風力発電の振興によって実現するものではありません。節電した電力や、太陽や風力による発電によって生まれた電力のうち、交流の配電グリッドに取り込まれる電力は、どこにもプールされるわけではなく、等量の電力が、グリッド・ネットワーク上の電柱の上にあるトランスの一次側のアースを通して、空しくも地中に捨てられるだけなのです。


このことは、交流と直流の違いが分かっていて、交流の電力は需要の有無にかかわらず流しっぱなしにするしかない電力であることを理解してさえいれば、当たり前のことなのですが、こういう初歩的な常識がきちんと教育されていない社会では、CO2削減にいささかも寄与しえない「省エネ」や、「太陽・風力」を推進しようという愚かで滑稽な運動が、国家的スケールで繰り広げられたりするものです。


CO2の削減に温暖化抑制の効果があるとする政治的プロパガンダに乗るわけではありませんが、当面最も実効性のあるCO2の削減法は、トラック等の陸上輸送のうち、海運に切り替えられる部分を切り替える、いわゆる「モーダル・シフト」しかありえません。高速道路の無料化による渋滞を解消するためにも、政府が25%削減に真剣になればなるほど、モーダル・シフト政策に注力せざるをえなくなるでしょう。


であればロロ船の需要は、世界的なスケールで伸びるに違いありません。とくに、トリウム原子力ロロ船が実現するならば、大きな需要が生まれることは必定です。トリウム原子力ロロ船の開発に注力することは、また原子炉の小型化をリードしていく上で、絶好の舞台ともなるからです。


造船所のM&Aに続いて、2011年中には、シーランド公国の統治権の買収を行い、旧要塞の改修を開始します。トリウム原発の「建屋」として生まれ変わらせるためです。統治権の買収および旧要塞の改修に要する費用は、640億円を見込んでいます。


(10)2050年の人口を基に策定したマーケティング・エリア につづく)

コメント

昨日いろいろと試してみたのですが、
今回のエントリーを見つけることができず、
どうされたのかなと思っていました。
第8回の末尾の第9回へリンクも死んでいました。

月曜日の夜には第9回がアップされるから見てくださいと、
友達にメールしまくっていましたので、
見れないという問い合わせが何人かからありました。

節電した電力や、太陽や風力による発電によって生まれた電力が、
空しくも地中に捨てられているだけなんて、
ホント信じられないビックリの事実です。。。
疑ってみることさえしなかったことが、
間違っていたなんて自分の無知さ加減にビックリです。
何て愚かで滑稽な運動を国家的
スケールでしてるんだろう、、、。
それにしても魅力的なビジネスモデルですね!
原子力のロロ船にもすごく興味があります。
モーダルシフトといい、時代が後押ししていますね。

しかし、「みんなのネオ年金」とは運用上の失敗をしなければ元金が減ることなく、
天井知らずに増え続けていくことを基本的な特徴とする、とありますが、
知識不足で他の年金との違いがイマイチ分かりません。
運用上の失敗をしなければ元金が減らずに増えるのは普通ではないのですか?
「みんなのネオ年金『志本論』」を楽しみにしています。
加齢に応じて受給額が増えると長生きするのがワクワクしてきますね!

  • かつ 2010年01月26日 19:53

かつさん

毎回のコメントありがとうございます。Done Done!

エントリーが目に留まるのが遅くなってしまい、すみませんでした。

現在の発電の主力である火力発電は、一日のうち、電力需要が最大になるピーク電力に合わせて、24時間回しっぱなしで発電しています。末端で省エネしても、発電機の出力を落とすことは不可能です。だから深夜電力を安く売ったりするのです。

省エネされた電力や余った電力は、貯えることができませんので、すべて地球にアースされて捨てられています。電力会社はこの事実をひた隠しにせざるをえないのです。

COP15の失敗で、ロロ船の造船に拍車がかかるのは遠のくと思います。したがって造船会社の買収は先延ばしにし、シーランドの買収を最優先にするよう、優先順位を変えます。アトムの発行を急ぎたいと思っています。

>しかし、「みんなのネオ年金」とは運用上の失敗をしなければ元金が減ることなく、天井知らずに増え続けていくことを基本的な特徴とする、とありますが、知識不足で他の年金との違いがイマイチ分かりません。

トンチン年金では、すべての給付と経費に利金だけを充当し、元金はすべて運用に回します。いっぽう他の年金は、利金だけでなく、元金も給付や基金に充当する仕組みになっています。したがって、場合によっては資金がショートすることがありえるのです。

トンチン年金では、取り返しのつかないような運用の失敗をしない限り、元金は累積人数が増えるほど増えていきます。将来的には小さな運用利回りでも給付と経費に充当する資金をまかなえるようになる理屈ですから、最もデフォルトのリスクに縁遠い年金です。トンチン年金のまともな解説書が皆無であるだけに、早く「みんなのネオ年金『志本論』」を上梓しなくてはと思っています。

Dr. Done

  • Dr. Done 2010年01月26日 20:23

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