<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
   <title>金貸しは、国家を相手に金を貸す</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/" />
   <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.financial-j.net/blog/atom.xml" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2006:/blog/1</id>
   <updated>2012-02-08T07:42:13Z</updated>
   <subtitle>どうする？借金800兆。&apos;70年、貧困の消滅で、活力衰弱→市場縮小→財政赤字。市場の軟着陸は可能か？</subtitle>
   <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type 3.32-ja</generator>

<entry>
   <title>脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（４）シルビオ・ゲゼル</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/02/001819.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1819</id>
   
   <published>2012-02-07T17:45:17Z</published>
   <updated>2012-02-08T07:42:13Z</updated>
   
   <summary>写真はコチラからお借りしました。 現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離（バブル化）して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去～現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たちがいます。このシリーズではそれらの理論家の思想や学説を改めて見つめなおし、次代の経済システムのヒントを見つけていきたいと思います。 前回は、ミヒャエル・エンデの学説に触れました。 脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（３）ミヒャエル・エンデ 今回はミヒャエル・エンデやシュタイナー、ケインズなどに多大な影響を与えた【自由貨幣】と【自由土地】を提唱したシルビオ・ゲゼルに着目してみようと思います。 いつも応援ありがとうございます☆   ...</summary>
   <author>
      <name>mihori</name>
      
   </author>
         <category term="07.新・世界秩序とは？" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gezeru3.jpg" target="_blank"><img alt="gezeru3.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gezeru3-thumb.jpg" width="400" height="301" border="0" /></a></center><center><span style="font-size:80%;">写真は<a href="http://palenqueros.blogspot.com/2012/01/silvio-gesell-robinson-crusoe.html" target="_blank">コチラ</a>からお借りしました。</span></center>
<br>
現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離（バブル化）して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去～現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たちがいます。このシリーズではそれらの理論家の思想や学説を改めて見つめなおし、次代の経済システムのヒントを見つけていきたいと思います。
<br><br>
前回は、ミヒャエル・エンデの学説に触れました。<br>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/02/001816.html" target="_blank">脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（３）ミヒャエル・エンデ</a>
<br><br>
<strong>今回はミヒャエル・エンデやシュタイナー、ケインズなどに多大な影響を与えた【自由貨幣】と【自由土地】を提唱したシルビオ・ゲゼルに着目してみようと思います。</strong>
<br><br>
いつも応援ありがとうございます☆<br>
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>
]]>
      <![CDATA[<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><span style="font-size:120%;"><strong>【人物紹介】</strong></span></span></span>

<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gezeru1.jpg" target="_blank"><img alt="gezeru1.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gezeru1-thumb.jpg" width="150" height="189" border="0" /></a></center><center><span style="font-size:80%;">シルビオ・ゲゼル</span></center>

<blockquote>シルビオ・ゲゼルは１８６２年にドイツ帝国のライン地方に生まれた。マルメディ近郊というところで、ドイツ文化とフランス文化が混じっていた。父親は会計局の役人、母親は教師。９人兄弟の７番目で、家の中ではフランス語、外に出るとドイツ語を喋った。<br><br>
（<a href="http://1000ya.isis.ne.jp/1378.html" target="_blank">千夜千冊</a>より引用（以下同様））</blockquote>
ギムナジウム（中等教育機関）を卒業後、ゲゼルは郵政局の職員になったり、兄弟で歯科用の医療機器を扱う店を開いたり、スペインで軍務に服従したり、機会メーカーの通信員になったり、職を転々とします。

<blockquote>１８８６年、２４歳のゲゼルはアルゼンチンに行く。兄のパウルが製造した歯科治療器具をブエノスアイレスで販売することが仕事だが、アルゼンチンはインフレとデフレを繰り返す金融混乱時代になっていた。ゲゼルはこの地でアンナと結婚し、輸入業者としての荒波をくぐりはじめた。とくに国内の不換通貨に金の価格の変動が重なって、国際為替相場が暴力的なほどに擾乱していくのを体験する。<br><br>
好調に見えた投機ブームが２年ほどたつと、アルゼンチンの経済は最悪になってきた。政府はデフレ政策をとり、金の流出と引き換えに追加的な対外債務を求めるのだが、いっこうにうまくいかない。銀行も不振に喘ぎはじめ、投資家たちは政府の債務返済猶予を認めない。すぐさま紙幣の価値が低落し、破産企業が続出すると、闇の投機が躍り、貨幣の売り買いが始まった。</blockquote>
この頃のアルゼンチンは、内政の安定により外国資本と移民の流入が一気に加速した時代です。イギリス経済の従属化が進む一方で、農牧業を中心としたモノカルチャーの奇跡（麦と牧畜だけで物価の変動にも耐え効率的に国家の発展を実現した）と呼ばれるほどの経済発展も進みました。<br><br>
そんな中で、ゲゼル自身は実業家として成功したものの、<strong>新興国として金の蓄積が少なく、国内通貨（ペソ）は金兌換を保障できず、金兌換の国際通貨（ポンド）との為替交換が常に不安定という事実に疑問を持ち、この問題はどこにあるのかを追求しはじめたのではないか</strong>と思います。<br><br>
事業で成功した資金をもとに、農業をしながら理論活動に耽り、貨幣についての書籍を何冊か出します。１９００年にスイスに戻り、今度は「土地」について考えました。
そして、１９１６年に主著『自由土地と自由貨幣による自然的経済秩序』をまとめます。

<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/sizentekikeizaititujyo.jpg" target="_blank"><img alt="sizentekikeizaititujyo.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/sizentekikeizaititujyo-thumb.jpg" width="200" height="200" border="0" /></a></center><center><span style="font-size:80%;"><a href="http://palenqueros.blogspot.com/2012/01/silvio-gesell-robinson-crusoe.html" target="_blank">『自由土地と自由貨幣による自然的経済秩序』</a></span></center>
<br>
１９１８年～１９１９年には、バイエルン革命で成立したバイエルン・レーテ共和国では、金融担当大臣に就きましたが、一週間で共産主義者に権力を奪取されます。ゲゼルがその通貨政策を実行に移す機会は失われてしまいました。
<br><br>
そして、世界が大恐慌に見舞われていったさなかの１９３０年３月１１日、６９歳の誕生日を前にゲゼルはベルリン郊外に没しました。ちなみに、この前年ミヒャエル・エンデが誕生しています。
<br><br>
<span style="color:#ff3300;"><strong>ゲゼルは実業家として成功するとともに、実業家の視点から理論追求に入り、貨幣と土地について独自の分析を行いました。</strong></span>
<br><br>
それでは、主著『自然的経済秩序』を通して、ゲゼルの理論を見ていきたいと思います :m034: 
<br><br><br>
<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><span style="font-size:120%;"><strong>【シルビオ・ゲゼルの問題提起と提案】</strong></span></span></span>
<br><br>
シルビオ・ゲゼルは、大きく２つの問題提起をしています。<span style="color:#009933;"><strong>【自由貨幣】</strong></span>と<span style="color:#009933;"><strong>【自由土地】</strong></span>です。それぞれ<strong><a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/index-jp.html" target="_blank">シルビオ・ゲゼル研究室のHP</a></strong>より<strong><a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』</a></strong>のゲゼルの言葉を引用させてもらいながら、詳しく見ていくことにします☆
<br><br>
<span style="font-size:120%;"><span style="color:#009933;"><u><strong>１．自由貨幣</strong></u></span></span>
<br><br>
ゲゼルは、貨幣は交換手段であることが本質であると強調します。
<blockquote>お金は交換手段でしかない。お金は商品の交換を簡単にし、物々交換の困難の回避に一役買うべきである。物々交換は不確かで面倒で、費用がかかり多くの場合拒否される。それを解決すべきお金は、そのため<strong>商品の交換を保証し、加速し、簡単にしなければならない。</strong><br>
それこそがお金に対して求められていることだ。商品の交換の確実性や速度、それに簡便性の度合いは、お金の利用性の試金石となる。<br><br>
（<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo4-1-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』4-1 自由貨幣</a>より引用）</blockquote>

一方で、お金は他の商品と比べて、いつまででも貯蓄でき、いつでもどこでも使えるという流動性を兼ね備えています。その結果、<span style="color:#ff3300;"><strong>交換を促進するはずのお金が、交換を抑制する方向に働き、経済停滞や失業の原因になっている</strong></span>と分析しています。
　
そこで、ゲゼルが提起したのが、<span style="color:#009933;"><strong>【自由貨幣】</strong></span>です。
<span style="color:#ff3300;"><strong>お金を交換手段として改良するために、商品同様お金を劣化させる</strong></span>というものです（詳細は、<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo4-1-jp.html " target="_blank">こちら</a>）。この減価する自由貨幣を用いると、下記のことが実現できると言っています。

<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/jiyuukahei.jpg" target="_blank"><img alt="jiyuukahei.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/jiyuukahei-thumb.jpg" width="200" height="247" border="0" /></a></center><center><span style="font-size:80%;"><a href="http://nam-students.blogspot.com/2011/12/blog-post_4033.html" target="_blank">自由貨幣の見本</a></span></center>

<blockquote>ここまで自由貨幣について言えることは、以下の通りである。 <br><br>
１．需要が計量可能なものになり、お金の所有者の意思や気まぐれ、利益欲や投機を克服する。需要はもはや、お金の所有者の意思表現ではなくなる。 <br>
２．どのような状況でもお金の流通は、いつでも需要に合致するように、流通機構の許す限り最高の流通速度で通り抜けてゆこうとする。<br>
　a) 政府が流通させ、管理する通貨量<br>
　b) 流通機構の許す限りの流通速度 <br>
３．実質的に民間の通貨発行と見なされかく乱要因となる民間レベルでのお金の蓄積が全体として自動的に解体し、それを通じて政府は信頼できる通貨の基盤を確保できる。<br><br>
（<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo4-5-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』4-5 要約</a>より引用（以下同様））</blockquote> 

投機家の陰謀や、地代生活者や銀行家の見解や気分で市場にお金が出回っていましたが、減価する自由貨幣の導入により、持っていれば価値が下がっていくので、貨幣が本当に必要な需要の分だけ高速で流通するようになります。また、３は難しいですが、減価する自由貨幣により、民間銀行に資金が大量に集まることがなくなり、信用創造による弊害もなくなるということを言っているのではないかと思います。

<blockquote>自由貨幣がまずこのような働きをすることによって、引き継ぎ次のような結果が持たされる。<br><br>
１．<strong>景気停滞がなくなる</strong>ことによる、商品の規則的な販売<br>
２．現在生産されるだけの商品が常に供給される<br>
３．これまで販売の停滞によって生じてきた<strong>あらゆる物価変動の終息</strong><br>
４．市場で需要や供給が今後規則的に発生するため、商品がお金とうまく連関しないために起こる、今まで至る所で見てくれた大規模な価格変動はなくなる。<br>
５．需要を供給に直接適合できるようにし、それを通じて一般的に商品価格の完全な安定を達成するためには、政府はわずかな量の通貨を発行したり回収したりすればよい。<br>
（中略） 

自由貨幣が条件とするお金の流通の強制を通じて、さらに以下のことが起こる。
　
１．<strong>交換手段と貯蓄手段との明確な区別が行われる。</strong>
２．<strong>お金の所有者がお金を無条件に、金利や利益を考えずに流通させねばならなくなる。</strong>
３．<strong>お金は、金利が下がってなくなっても流通する。</strong>
４．<strong>お金は所有者に利益にならなくても流通する。</strong></blockquote> 

この状況の結果、<span style="color:#ff3300;"><strong>一般的な経済停滞を不可能にし、商品とお金とが民間経済上完全に同じ立場になります。</strong></span>それにより下記のようになります。

<blockquote>１．お金のかわりに、不可欠な品物の貯蔵が好まれる。<br>
２．以前のように少量ではなく、樽やトランク一杯のつまり持てるだけの商品が買われる。<br>
３．これを通じて商店は空となり、<strong>多くの商人は無用となる。</strong><br>
さらにまた、<br>
４．掛売りはなくなり、一般的に現金決済が行われる。<br>
５．何百万もの倉庫に分散している商品の在庫を個人が利用できなくなるため、投機が不可能になる。</blockquote>

また、自由貨幣導入後の中央銀行についても詳しく述べています。<strong>中央銀行は紙幣発行権を奪われ、そのかわりに日々のお金の需要を満たすことを使命とする政府通過局が登場</strong>します。政府通貨局は銀行業務は行いません。小切手の売買も、企業のランク付けもせず、個人との関係も持ちません。国内でお金が不足しているときにお金を発行し、お金が余っているときには回収するという機能だけ持つようになります。
　
自由貨幣については、現在でも若干志を変えてはいますが、いくつかの地域通貨（スイス、イスカなど）として受け継がれています。また、ゲゼルは<strong>世界通貨の提案</strong>（<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo4-7-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』4-7 世界通貨同盟</a>）まで行い、ケインズのブレトン・ウッズ会議に際して提案した世界通貨（バンコール）はこのゲゼルの考え方に基づいていました。

<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/sekaituuka.jpg" target="_blank"><img alt="sekaituuka.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/sekaituuka-thumb.jpg" width="300" height="221" border="0" /></a></center><center><span style="font-size:80%;"><a href="http://nam-students.blogspot.com/2011/12/blog-post_4033.html" target="_blank">世界通貨のモデル</a></span></center>


<span style="font-size:120%;"><span style="color:#009933;"><u><strong>２．自由土地</strong></u></span></span>
　
ゲゼルは土地の私的に占有する権利を認めることが問題であると分析しています。<span style="color:#ff3300;"><strong>一部の地主が土地を所有する権利を持っていることが地代による搾取を許し、国家が土地の権利を持っていることが戦争を引き起こす原因になっている</strong></span>、というのがゲゼルの指摘です。

<blockquote>地主は自分の土地を耕作するかどうかを自由に決められる。（中略）<br><br>地主はまた、自分の所有するもの（農地、建設用地、鉱山、水力発電所、森林など）を他の人に代償なしで利用させる必要がない。<strong>その土地の使用に際して代償（地代）が地主に払われなければ、土地は休耕されたままだ。地主は完全に土地の支配者</strong>なのだ。<br><br>
（<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo1-3-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』1-3 地代を通じての労働収益の天引き</a>より引用）</blockquote><blockquote>土地やそこから得られる資源に対して公的な権利や国家主権が成り立つ余地はない。国家主権は人間の手で作られたものにしか関わるべきではない。<strong>個人に委ねられる権利を国に認めるとすぐに、この権利が戦争をもたらす。</strong>全人類はそれぞれ全地球の土地に関して等しく譲渡できない権利を持っており、この根源的な権利へのあらゆるすべての人間、あらゆる個人制限は暴力や戦争を意味する。<br><br>
（<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo2-0-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』2-0: チューリヒで1917年7月5日に行われた講演</a>より引用）</blockquote>

<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/sasie2.jpg" target="_blank"><img alt="sasie2.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/sasie2-thumb.jpg" width="150" height="220" border="0" /></a></center><center><span style="font-size:80%;"><a href="http://palenqueros.blogspot.com/2012/01/silvio-gesell-robinson-crusoe.html" target="_blank">持たざる土人を従える、持てる文明人という構図</a></span></center><br>
そこで、ゲゼルが提起したのは、<span style="color:#009933;"><strong>【自由土地】</strong></span>です。<br>
<span style="color:#ff3300;"><strong>土地の私有をなくせばいい。個人も国も土地の特権を持つべきではない。私達はみんな地球の先住民なのだから、みんな平等に土地に関する権利を持っている</strong></span>と述べています。

<blockquote>１．<strong>人間の間での競争は、土地に関する個人ならびに国家の特権がすべて廃止されたときにのみ、公平な土台の上で決着がつけられ</strong>、かつその高邁な目的に従って行われる。<br>
２．誰もが例外なく、人種や宗教や教育や健康状態に関係なく土地に関する平等な権利を持つ。そのため誰もが希望する土地への移住する権利を持つ。そこで彼らは先住民と同様の土地の権利を享受するべきだ。<strong>土地に関してはどのような特権も個人や政府、あるいは社会が持ってはならない。なぜなら我々は誰もが、地球の先住民だからだ。</strong><br>
３．自由土地の考えには制限というものは許されない。これは絶対的なものだ。それ故、地球との関連で言えば国家間の国際法、国家の主権や自己決定権というものはない。地球の主権は人類にあり、国にあるのではない。このことからいかなる国も、国境を制定したり輸入関税を徴収したりする権利はない。自由土地の考えにおいて、地球は単なる球体なのであり、そこには商品の輸入も輸出もない。従って、<strong>自由土地の意味する所は自由貿易、しかも世界的な自由貿易、あらゆる関税の壁の完全な撤廃</strong>である。国境は単に行政の境界、たとえばスイスの州境のようなものであるべきである。<br><br>
（<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo2-1-jp.html" target="_blank">『自然的経済秩序』2-1: 自由土地ということばの意味</a>より引用（以下同様））</blockquote> 

さらに詳細な説明が続きます。

<blockquote>４．こういった自由土地の主張に従えば、「イギリスの石炭」や「ドイツのカリウム」、あるいは「アメリカの石油」などといった表現は、これらの産地を示すだけのものとなるべきである。イギリスが所有する石炭やドイツが所有するカリウムというものはない。それは、どの国籍を保有していようが誰もが「イギリスの石炭」や「アメリカの石油」、あるいは「ドイツのカリウム」に対する同等の権利を有しているからだ。<br>
５．世界の誰もが例外なく参加できる公的な競売を通じて、土地は耕作者に貸与される。<br>
６．こうして得られた貸借料は国庫に入り、余すところなく子どもの数に応じて毎月母親に支給される。出身がどこであれ、母親はすべてこの分配を受ける。<br>
７．土地の配分は完全に、耕作者の必要に応じてなされる。つまり、<strong>小家族には小さな土地が、大家族には広い土地が与えられる。また、広い土地は協同組合、共産主義的・無政府主義的・あるいは社会民主的なコロニー、さらには宗教的団体に割り当てられる。</strong><br>
８．少しでも自由土地の考えを制限しようとする国や国家、民族や言語共同体、宗教団体や経済組織は追放され、禁止され法の保護を受けないものとされる。<br>
９．今日の私有地の地代を廃止するにあたっては、それに相当する額の政府債務証書の発行を通じて完全に補償される。</blockquote> 

ゲゼルは家族やいろんな原理で集まっている集団が土地という活動基盤を持つことが大事だと結論づけています。
　
　
<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><span style="font-size:120%;"><strong>【今後の社会に向けて】</strong></span></span></span>
　
ゲゼルは、減価する貨幣（＝自由貨幣）ではよく知られていますが、土地についても大胆な論理を展開していることが分かります☆労働における搾取の原因を貨幣制度の構造的欠陥に見出し、自由貨幣を提唱しましたが、それだけでは不労所得はなくならないことに気づき、土地に目を向けたのでしょう。最初、地主の土地の個人私有をなくせば、搾取はなくなると考えました。しかし、国の土地の私有権が残ると、その土地の権利を巡っていつまでも戦争が続くことに気付きます。そこで、国家の土地の私有も認めず、地球の先住民（地球のみんな）に平等の土地の権利があると主張したのも納得です。
　　
<span style="color:#ff3300;"><strong>貨幣の貯蓄と土地の私有が悪の根源であるとし、それらを認めなくすることで、資本家や金貸しの支配から脱却できるようになる。ゲゼルが最終的に求めたものは、資本家や金貸し支配から脱却した、貨幣と土地をみんなで共有する世界システムの樹立です。</strong></span>一見、過激にも思われますが、みんなで共有していくという大きな方向性は、共認時代に入った現代でも参考になる部分が多々あるのではないかと思います。
　
　
次回は、仏教経済学を提唱したエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーに焦点をあててみたいと思います :m208: 
最後まで読んで頂いてありがとうございます☆]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>2012年、新興国はどう動く？（４）～「最後の市場」アフリカを狙うのは？目を見張る中国の進出</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/02/001817.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1817</id>
   
   <published>2012-02-05T06:05:53Z</published>
   <updated>2012-02-08T09:38:50Z</updated>
   
   <summary>この１０年間で、世界で最も急速に成長した上位１０ヵ国のうち、６ヵ国がアフリカの国だという。２０００年までは、トップ１０の９ヵ国はアジア勢が占めていた。北半球の経済減速の波及効果を考慮しても、アフリカの成長率は２０１２年も６％近くになると国際通貨基金（ＩＭＦ）は予想している。また、IMFは今後５年間はトップ１０のうちの７カ国をアフリカ勢が占めるとも言及した。 アフリカの成長の鍵となっているのは、まず何よりその豊富な資源。他国の進出も近年凄まじく、露骨な資源争奪戦が繰り広げられている。 しかしそれだけではない。過去４年間のアフリカのGDP成長の３分の２を規定したのは、モノやサービスに対する民間消費の急増であると言われている。２０１０年、南アフリカでのFIFAワールドカップ開催に象徴されるように、世界もアフリカ市場に注目しており、アフリカに市場化の波が押し寄せている。 　（画像はこちらより） また、隣接する中東での民主化の気運の高まり（アラブの春）を受け、２０１１年はアフリカにおいてもチュニジア（ベンアリ大統領がサウジアラビアに亡命）、エジプト（ムバラク大統領が辞任）、リビア（カダフィ大佐が死亡）と国家体制に大きな動きがあった。 内からも外からも何だか騒がしくなってきたアフリカ。「最後の市場」が動き出している。 今回は、新興国はどう動く？シリーズの&quot;アフリカ”、第１回目です :m058:  いつも応援ありがとうございます :m192:         ...</summary>
   <author>
      <name>shimaco</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[この１０年間で、世界で最も急速に成長した上位１０ヵ国のうち、６ヵ国がアフリカの国だという。２０００年までは、トップ１０の９ヵ国はアジア勢が占めていた。北半球の経済減速の波及効果を考慮しても、アフリカの成長率は２０１２年も６％近くになると国際通貨基金（ＩＭＦ）は予想している。また、IMFは今後５年間はトップ１０のうちの７カ国をアフリカ勢が占めるとも言及した。


アフリカの成長の鍵となっているのは、まず何よりその豊富な資源。他国の進出も近年凄まじく、露骨な資源争奪戦が繰り広げられている。


しかしそれだけではない。過去４年間のアフリカのGDP成長の３分の２を規定したのは、モノやサービスに対する民間消費の急増であると言われている。２０１０年、南アフリカでのFIFAワールドカップ開催に象徴されるように、世界もアフリカ市場に注目しており、アフリカに市場化の波が押し寄せている。


<img alt="%E3%81%8A%E3%81%A9%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%81%8A%E3%81%A9%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB-thumb.jpg" width="280" height="187" />　<span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/world/news/20120129/708973">こちら</a>より）</span>


また、隣接する中東での民主化の気運の高まり（アラブの春）を受け、２０１１年はアフリカにおいてもチュニジア（ベンアリ大統領がサウジアラビアに亡命）、エジプト（ムバラク大統領が辞任）、リビア（カダフィ大佐が死亡）と国家体制に大きな動きがあった。


内からも外からも何だか騒がしくなってきたアフリカ。「最後の市場」が動き出している。


今回は、新興国はどう動く？シリーズの"アフリカ”、第１回目です :m058: 


いつも応援ありがとうございます :m192: 
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>  
 <a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a> 
]]>
      <![CDATA[<span style="font-size:130%;">■アフリカ概要</span>


アフリカ大陸の面積は世界の大陸面積の約22％。アフリカには54つの国が存在し、人口は約10億人。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9C%B0%E5%9B%B31.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9C%B0%E5%9B%B31.html','popup','width=775,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9C%B0%E5%9B%B3-thumb.gif" width="300" height="309" alt="" /></a><span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://www.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/kakuron/H13/MAP03-07-00.htm">こちら</a>より）</span>

過去にアフリカ分割という歴史をもつ。1880年代から、ヨーロッパの帝国主義列強によって激しくその支配権が争われ、1912年にたった２か国を除くアフリカ全土がヨーロッパのわずか７か国によって分割支配された。
「アフリカの年」と呼ばれる1960年頃から、各国は脱植民地化、独立を果たしていく。2002年にはアフリカ全体の中心組織として、アフリカ連合が成立。


アフリカの特徴として、資源の豊かさがある。原油、天然ガス、レアメタルを含む鉱物から、ダイアモンドまで、あらゆる資源がアフリカ大陸には眠っている。石油・天然ガスで言えば、世界の化石燃料埋蔵量の９％がアフリカにあるとされている。


<span style="font-size:130%;">■経済成長を遂げるアフリカ諸国</span>


アフリカ全体のGDP成長率↓


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AEGDP%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%87.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AEGDP%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%87.html','popup','width=960,height=720,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AEGDP%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%87-thumb.png" width="400" height="300" alt="" /></a><span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://markethack.net/archives/51368912.html">こちら</a>より）</span>


アフリカ全体としては、２０１２年にはＧＤＰが６％近くになるだろうとも見込まれている。

<LEFT><TABLE style="border-color:#eaa2b4;border-style:dotted;border-width:3px" cellpadding="5"><TBODY><TR><TD width="180" height="200">
<strong>アフリカの名目GDP順位 (2010年)</strong>
　　　　　　　　（100万ドル）
1 南アフリカ　　354,414
2 エジプト　　　216,830
3 ナイジェリア 206,664
4 アルジェリア158,969
5 モロッコ        91,702
6 アンゴラ 	      85,808
7 リビア 	      77,912
8 スーダン 	      65,930
9 チュニジア     43,863
10 ケニア 	      32,417
</TD></TR></TBODY></TABLE></LEFT>(<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB">Wiki</a>)


以下のグラフは、アフリカ主要国の実質GDP成長率の推移。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%872.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%872.html','popup','width=528,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%87-thumb.bmp" width="300" height="255" alt="" /></a><span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2010/2010honbun_p/2010_01-2-5.pdf">こちら</a>より）</span>

　　
高いＧＤＰ成長率を維持しているアフリカ、その「成長」の中身は？？？


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/image0024.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/image0024.html','popup','width=652,height=395,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/image002-thumb.jpg" width="500" height="302" alt="" /></a><span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://www.mizuho-sc.com/product/toushin/pdf/fund_pan_african_02.pdf">こちら</a>より）</span>


上記の図は、アフリカの主要諸国を、ＧＤＰの拡大が何に規定されているかを明らかにしている。豊富な資源か、それとも内需の拡大か。アフリカには、今大きくその２つの成長の仕組みが存在している。


ナイジェリア・アルジェリア・アンゴラ・リビアはOPECにも加盟している、アフリカの中でも特筆の産油国。これらの国は、アフリカの中でＧＤＰトップ１０に入る。これに、まだ開発はあまり進んでいないが、コンゴ共和国を加えた５か国は、輸出の８、９割が原油を占めている、資源国家。これらの国は、豊富な資源をもとに外貨を獲得し、市場を拡大させていった。


<table><tr><td>店内では商品が2メートルもの高さに積み上がり、表の街路は客であふれ、店員は汗だくで押し寄せる客をさばいている。といっても、これは先進国の大通りで見られるクリスマスの買い物シーズンのひとコマではない。実はナイジェリア南部のオニチャにある市場の様子で、しかも、年中毎日こんな光景が繰り広げられているのだ。ここを世界最大の市場と評する人は多い。毎日300万人もの人が、コメや石鹸、コンピューターや建設機器を買うためにこの市場を訪れる。（<a href="http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/31490">JPpress</a>）</td></tr></table>


一方で、南アフリカをはじめとする、エチオピア、ザンビアなどの国々は、資源も一定あるものの、そのＧＤＰ成長を規定している大きな要素は、消費＝内需の拡大と思われる。


<span style="font-size:130%;">■アフリカの「成長」を裏支えするのは？</span>


アフリカは、外国からの直接投資額（ＦＤＩ）が、特に２００５年頃から急な上昇を見せている。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E9%A1%8D.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E9%A1%8D.html','popup','width=529,height=407,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E9%A1%8D-thumb.bmp" width="400" height="307" alt="" /></a><span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2010/2010honbun_p/2010_01-2-5.pdf">こちら</a>より）</span>


アフリカは、植民地時代の名残もあり、もともと西側諸国とのつながりが強い。欧米勢は、アフリカの豊富な資源の開発にも参戦している。近年では、そこに新興国であるインドやブラジルも加わり、対アフリカの貿易額も増やして、アフリカ争奪戦にに食い込もうとしてきている。


しかし、これらの国以上に目立って、アフリカに露骨な進出を展開している国がある。それが中国。（以下の棒グラフを参照）上の直接投資（ＦＤＩ）の推移になぞらう形で、中国の対アフリカＦＤＩが膨らんでいるのがはっきりとわかる。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E9%A1%8D.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E9%A1%8D.html','popup','width=620,height=406,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E9%A1%8D-thumb.bmp" width="400" height="262" alt="" /></a><span style="font-size:70%;">（画像は<a href="http://www.sumitomotrust.co.jp/RES/research/PDF2/704_3.pdf">こちら</a>より）</span>
　
　
中国は、アフリカの可能性に、ここまで入れ込んでいる。
　
　　
<span style="font-size:130%;">■中国のアフリカ攻略</span>


「世界有数の銅産出国であるザンビア。資源獲得を狙う中国企業が大挙進出を続けている。中国の投資は2007年以後の累計で61億ドル（約4670億円）に達した。ザンビアのGDP（2010年）、3分の1に相当する規模となる。中国の投資に牽引され、銅採掘業は大きく成長。2010年、ザンビアは7.6％という高成長を達成した。」（<a href="http://kinbricksnow.com/archives/51744648.html">KINBRICKS NOW</a>）


これはひとつの、アフリカ「成長」の事例である。


「本気かどうかは別にしてアフリカ諸国で特に関係の深いザンビアを中国の省にしようとの声が挙がっており、実際にザンビアの大統領候補が選挙時「ザンビアは中国の省になりつつある」と発言するほどで、警戒心は年々強くなっている。ザンビアは代表的な例だが、こういった事件は中国が進出するアフリカ諸国では大なり小なり起きている。」（<a href="http://www.emeye.jp/disp/OAA/2012/0110/stockname_0110_021/0/">EMeye</a>）


中国は、資源を獲得するだけにとどまらず、インフラ整備も引っ提げてその国の市場に着実に入り込んでいく。


中国が、アフリカ諸国のどこに進出しているかだが、アフリカ54か国、全てとは言わないまでもほとんどの国に手をつけていることは確かだ。
　
　
「中国は、過去2年間で、アフリカ連合加盟国54ヵ国中、中華民国(台湾)と国交を持つ5ヵ国を除く49ヵ国すべてに、副首相級以上の国家首脳を派遣している。さらに情報収集という観点から、ほとんどの国に中国国営新華社通信の特派員を常駐させている。」（<a href="http://gendai.ismedia.jp/articles/print/31731">現代ﾋﾞｼﾞﾈｽ</a>）


今や中国は、石油消費量の３１％がアフリカ頼り。石油輸入相手国は　アルジェリア・アンゴラ・カメルーン・カボン・コンゴ共和国・スーダン・赤道ギニア・チャド・ナイジェリア・ニジェール・南アフリカ・モーリタニア・リビア…と１３か国にものぼる。（日本は７か国）


中国の資源獲得になりふり構わない姿勢は、既に1995年頃からあらわれていた。中国の政府系エネルギー資源会社：中国石油天然ガスは1995年スーダンに進出しているが、このときスーダンは激しい内戦状態で、他国は進出を控えていた。その中で、中国だけは油田権益にまっしぐらに突き進んだのだ。この強硬な姿勢で勝ち得た権益は、日量約２６万バレル（2011年実績）の石油という形で、中国に貢献している。（南スーダン独立により、スーダンの対中国原油輸出は現在混沌とした状態。）
　

最近では、中国のアフリカでの動きをピックアップする記事も多く、そのトピックを追っていくだけでも、中国の激しい進出ぶりが伺える。 
　
　
「米エコノミストによるアフリカ開発銀行元役員への取材によると、過去１０年間にアフリカに来た中国人の数は、過去４００年間に来たヨーロッパ人の数よりも多いという。」（<a href="http://www.epochtimes.jp/jp/2011/07/html/d90088.html">大紀元</a>）


「５４か国が加盟するアフリカ連合（＝ＡＵ）の本部ビルが完成し、エチオピアの首都・アディスアベバで２９日、落成式が行われた。建設費約１５３億円（２億ドル）は、中国政府が全て寄付した。」
<img alt="AU%E9%80%A3%E5%90%88%E3%83%93%E3%83%AB%E5%AE%8C%E6%88%90.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/AU%E9%80%A3%E5%90%88%E3%83%93%E3%83%AB%E5%AE%8C%E6%88%90-thumb.jpg" width="216" height="123" /> <img alt="AU%E9%80%A3%E5%90%88%E3%83%93%E3%83%AB.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/AU%E9%80%A3%E5%90%88%E3%83%93%E3%83%AB.jpg" width="216" height="119" />
<span style="font-size:70%;">
（画像は<a href="http://www.afpbb.com/m/a/2854055/8381178">こちら</a>と<a href="http://www.livedoor.com/?utm_source=news&utm_medium=rd">こちら</a>より）</span>


 「本部ビルの会議場では早速、首脳会合が開かれ、中国共産党ナンバー４・賈慶林氏が「本部ビルは中国政府と人民からの贈り物だ」と挨拶し、盛大な拍手を受けた。また、ＡＵに今後３年で新たに７３億円の援助を約束した。」（<a href="http://www.news24.jp/articles/2012/01/30/10199086.html">現代ﾋﾞｼﾞﾈｽ</a>）


「2012年1月30日、中国とアフリカの2011年の貿易総額は1600億ドル（約12兆2000億円）を超え、中国はアフリカにとって最大の貿易パートナーとなった。」（<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120201-00000001-rcdc-cn">Yahooﾆｭｰｽ</a>）


中国のアフリカ覇権は、わたしたちの知らぬ間に、こんなにも広がっている。欧米も公式の場での発言で何度か中国に牽制をかけてはいるが、中国の勢いは留まるところを知らない。


アフリカには、中国のほしいものがそろっている。


「まず、国連の一国一票制度。アフリカには53の国がある。どんな国であっても一票は一票だ。台湾問題あるいは環境保護規制など、中国はこの一国一票制度を使い、時刻に有利な票固めを行うことができる。


次に、資源の確保である。ガボンのポワントノワールの沖合赤道ギニア、ナイジェリアなど西アフリカは石油資源の宝庫だ。そして中国がすでにスーダンで石油開発を行っていることはよく知られている。さらに、アフリカの森林資源。カメルーン、コンゴの木材資源だ。そして南部アフリカの希少鉱物資源の安定確保である。


最後が輸出市場としてのアフリカだ。南アフリカでは、雨後のタケノコのように中国人運営のスーパーが設立され、広東省などからコンテナで安価な衣料品、靴、家電製品が輸出されているという。」（<a href="http://www.sangakuken.jp/archives/366">三学経営科学研究所</a>）
　
　
　
欧米のように、企業進出だけでないのが、中国のやり方。モラルも飛び越え、「ビジネス」を貫き通し、文字通り、とことん金も人も「総動員」して大陸に流入してくる。


「アフリカに流入する中国人は大きく分けて3種類ある。第一が外交官および国有企業の幹部、第二に中国からの借款で進められた建設プロジェクトを請け負う国有企業の従業員。第三が、個人の起業家だ。
中国のアフリカ進出は、援助の形をとらず、借款の形をとるのが最も一般的だという。ある国のプロジェクトに対し中国輸出入銀行が長期のファイナンスを提供する。プロジェクトは入札制だが、価格の安い中国企業がほぼ100%の確立で落札する。
そして落札した中国企業は、プロジェクトの実施に必要なものを従業員まで含め、丸ごと一式現地に持ち込む。
「ひも付き援助」というのは、日本政府もやっていたが、これほどまでにあからさまなものではなかっただろう。
なんのことはない、中国政府のお金で中国企業がアフリカでプロジェクトをやっているわけだ。お金が現地に落ちることはおとんどないという。
もちろん、プロジェクトを落札するため、裏金やコミッションが動く。　


アフリカを語るとき、その観点は旧宗主国との関係ではなく、中国との関係が主軸になるということを強く思い知らされた。
もはやアフリカにおいて中国は「点景」などではなく、旧宗主国をもしのぐ圧倒的な存在となりつつあるようだ。」（<a href="http://www.sangakuken.jp/archives/366">三学経営科学研究所</a>）






ところで、これだけ露骨な動きを見せる中国に対し、金貸し勢は何も手を打たずなのか？資源が開発段階にあり、市場が急速に拡大しつつあるアフリカ、そうもいかないはず。今シリーズ、アフリカ第２回目の記事では、そのサイドに注目して、改めてアフリカという国の今を明らかにしていきたい。


読んでいただき、ありがとうございます！
次の記事では、新興国「ブラジル」をクローズアップします☆お楽しみに♪]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>『なぜ今、ＴＰＰなのか？』【10】ＥＵはどう見ているか？</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/02/001818.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1818</id>
   
   <published>2012-02-04T08:34:50Z</published>
   <updated>2012-02-04T13:29:40Z</updated>
   
   <summary>『なぜ今、ＴＰＰなのか？』のシリーズでは、ニュースが伝えない背後構造を探るべく、これまで世界に広がるブロック経済圏の現状や世界各国がＴＰＰをどう見ているのか？を調査してきていますが、今回はＥＵです。 ＜野田佳彦首相とキャメロン英首相の首脳会談：画像はこちらからお借りしました＞ ＥＵは現在金融危機の真っ只中にあり、ＴＰＰどころではないと思われますが、そもそも日本はＥＵから自由貿易交渉の相手にもされていないようです。 そこで、日欧貿易の現状から、ＥＵはＴＰＰをどう見ているのか？を探ってみます。 今までの記事は以下をご覧ください。 【１】プロローグ 【２】基礎知識の整理 【３】貿易自由化交渉の歴史 【４】世界に広がるブロック経済圏の現状（１）：欧州 【５】世界に広がるブロック経済圏の現状（２）：北中米、南米 【６】世界に広がるブロック経済圏の現状（３）：アジア 【７】中国はどう見ているか？ 【８】中国はどう見ているか？（なぜ中国はＴＰＰに参加しない？分析編） 【９】ロシアはどう見ているか？～資源大国ロシアの世界戦略～ 応援よろしくお願いします。             ...</summary>
   <author>
      <name>yukitake</name>
      
   </author>
         <category term="07.新・世界秩序とは？" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[『なぜ今、ＴＰＰなのか？』のシリーズでは、ニュースが伝えない背後構造を探るべく、これまで世界に広がるブロック経済圏の現状や世界各国がＴＰＰをどう見ているのか？を調査してきていますが、今回はＥＵです。

<img alt="t_TKY201111030564%5B1%5D.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/t_TKY201111030564%5B1%5D.jpg" width="350" height="288" />
＜野田佳彦首相とキャメロン英首相の首脳会談：画像は<a href="http://www.asahi.com/politics/update/1103/TKY201111030518.html">こちら</a>からお借りしました＞




ＥＵは現在金融危機の真っ只中にあり、ＴＰＰどころではないと思われますが、そもそも日本はＥＵから自由貿易交渉の相手にもされていないようです。

そこで、日欧貿易の現状から、ＥＵはＴＰＰをどう見ているのか？を探ってみます。


今までの記事は以下をご覧ください。
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001764.html">【１】プロローグ</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001776.html">【２】基礎知識の整理</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001779.html">【３】貿易自由化交渉の歴史</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001785.html#more">【４】世界に広がるブロック経済圏の現状（１）：欧州</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001787.html">【５】世界に広がるブロック経済圏の現状（２）：北中米、南米</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001801.html">【６】世界に広がるブロック経済圏の現状（３）：アジア</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001806.html">【７】中国はどう見ているか？</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001813.html">【８】中国はどう見ているか？（なぜ中国はＴＰＰに参加しない？分析編）</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001815.html">【９】ロシアはどう見ているか？～資源大国ロシアの世界戦略～</a>


応援よろしくお願いします。
 <a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a>  
 <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>  
 <a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a>  
]]>
      <![CDATA[<span style="color:#6666ff;"><strong><span style="font-size:200%;">●日本とＥＵの貿易の実態</span></strong></span>


<a href="http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eu/pdfs/index-tokei.pdf#search">「EU事情と日EU関係【統計編】2012年1月」</a>より、日本とＥＵの貿易の実態を整理します。

<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E7%84%A1%E9%A1%8C1.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E7%84%A1%E9%A1%8C1.html','popup','width=795,height=573,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E7%84%A1%E9%A1%8C-thumb.JPG" width="500" height="360" alt="" /></a>

・ＥＵは日本の輸出相手国の2位（10.7％）、輸入相手国の3位（11.7％）。
・ＥＵから見ると日本は輸出相手国の6位（3.2％）、輸入相手国の6位（4.3％）。
・貿易収支は日本からの輸出が7.6兆円、ＥＵからの輸入が5.8兆円で、1.8兆円の黒字。


<span style="color:#ff3300;">・日本から見ると、ＥＵは中国や米国に並ぶ大口のお得意様だが、ＥＵから見ると日本はたいしたお客さんではない。ＥＵのお得意様は米国、中国、スイス、ロシア等。</span>


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E2%91%A1.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E2%91%A1.html','popup','width=773,height=565,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E2%91%A1-thumb.JPG" width="500" height="360" alt="" /></a>


<blockquote>■対EU輸出7.6兆円の内訳【概況品別上位10品目】
1 乗用車12.9%
2 自動車の部分品5.2%
3 原動機4.6%
4 科学光学機器4.2%
5 半導体等電子部品4.0%
6 ポンプ・遠心分離機3.1%
7 映像機器2.8%
8 有機化合物2.7%
9 船舶2.5%
10 電気回路等の機器1.7%

<span style="color:#ff3300;">乗用車、機械や電気機器の部品のシェアが高い。</span>

■対EU輸入5.8兆円の内訳【概況品別上位10品目】
1 医薬品14.0%
2 有機化合物9.1%
3 自動車7.9%
4 鉄鋼7.6%
5 魚介類及び同調製品5.7%
6 科学光学機器5.1%
7 原動機2.7%
8 バッグ類2.2%
9 自動車の部分品2.1%
10 電気計測機器2.0%

<span style="color:#ff3300;">医薬品、化学製品のシェアが高い。自動車や鉄鋼もそこそこ。</span></blockquote>


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E2%91%A21.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E2%91%A21.html','popup','width=755,height=559,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E2%91%A2-thumb.JPG" width="500" height="360" alt="" /></a>

<blockquote>■対EU輸出の高関税品目【上位５品目】

　　　品目　　　　　　　　　　     金額　関税率　シェア
1 乗用自動車　　　　　　　　　8,840　 10.0%　 13.1%
2 モニター・テレビ受像機器　　133　 14.0%　　0.2%
3 貨物自動車　　　　　　　　　　115　 15.8%　　0.2%
4 照明・ワイパー（自動車用） 　89　 11.0%　　0.1%
5 輸送用自動車　　　　　　　　　 41　 13.0%　　0.1%

【輸出：無税品目上位５品】
　　　品目　　　　　　　　　　   金額　シェア
1 印刷機・プリンター　　　　　3,338　　4.9%
2 ダイオード・トランジスタ　　1,510　　2.2%
3 金　　　　　　　　　　　      　　   1,206　　1.8%
4 医療・獣医用機器　　　　　1,146　　1.7%
5 集積回路　　　　　　　　　　1,059　　1.6%

<span style="color:#ff3300;">自動車やテレビ受像機器の関税率が高く、有税が７０％を占める。</span>


■対EU輸入の高関税品目【上位５品目】
　　　品目　　　　　　　　　　　　    　              金額　関税率　シェア
1 バッグ類　　　　　　　　　　　  　             　　977　 13.0%　　1.8%
2 履物　　　　　　　　　　　　　　               　 　297　 28.5%　　0.5%
3 チーズ　　　　　　　　　　　　　               　 　233 　17.4%　　0.4%
4 カーディガン・ベスト等メリヤス製品 147 　10.9%　　0.3%
5 チョコレート等　　　　　　　　　　               　127 　10.0%　　0.2%

【輸入：無税品目上位５品】
　　　品目　　　　　　　　　　 金額　シェア
1 医薬品　　　　　　　　　　　5,638　 10.2%
2 乗用自動車　　　　　　　　3,615　　6.6%
3 たばこ類　　　　　　　　　　2,060　　3.7%
4 自動車部分品　　　　　　 1,139　　2.1%
5 医療・獣医用機器　　　　1,074　　1.9%

<span style="color:#ff3300;">履物・バッグ類（たぶんブランド品）、チーズ、高級衣料の関税率が高く、有税が３３％、無税が６６％を占める。</span></blockquote>

・ＥＵは域外貿易に対して、日本よりも多くの品目で関税を課しており、自らが得意とする自動車やテレビ等に高い関税率を設定して保護している。
・日本はＥＵの高級ブランド品（履物、バッグ等）には高い関税を課しているが、そのシェアは小さく、関税を課している品目は少ない。逆にＥＵの得意とする医薬品や自動車等は無税となっており、<span style="color:#ff3300;">ＥＵにとって有利な関税システムとなっている。</span>

<br>
<br>

<span style="color:#6666ff;"><strong><span style="font-size:150%;">●日本にとってＴＰＰ参加はＥＵとの自由貿易交渉の布石？</span></strong></span>


・上記のようなＥＵの方が高い関税を課している実態に対して、<span style="color:#ff3300;">日本政府はＥＵと自由貿易交渉を進め、関税を撤廃させることによって、ＥＵ向けの輸出をさらに拡大したい思惑です。</span>


<a href="http://www.asahi.com/politics/update/1103/TKY201111030518.html">「日欧ＥＰＡの実現、日英首相が一致　仏で会談」</a>
＞野田佳彦首相と英国のキャメロン首相は、日本と欧州連合（ＥＵ）との経済連携協定（ＥＰＡ）の実現を目指すことも確認した。


・その背景には、日本はＦＴＡ比率が低く、出遅れているという事情があります。
・既にライバルの韓国にも先を越されており、日本の政財界は「バスに乗り遅れるな」と焦っています。


<a href="http://journal.ocn.ne.jp/kiru/vol11/ttp-1.html">「世界のEPA／FTAの状況はどうなっているのか」</a>
＞アメリカのFTA比率は38％、韓国は36％、EUにいたっては76％（EU内を含む）だ。FTA比率とは、その国の全貿易額の中でFTA相手国との貿易額が占める割合で、この数字が大きければ大きいほど、FTAが進んでいることを表す。
＞対して、日本のFTA比率は16％。これは中国の21％にも劣る。


<a href="http://mainichi.jp/select/biz/news/20120120k0000m020127000c.html">「通商交渉：ＴＰＰ、日中韓ＦＴＡ、日ＥＵのＥＰＡも」</a>
＞日欧ＥＰＡも「ＴＰＰに刺激された」（外務省幹部）。日本の狙いは、ＥＵの関税縮小・撤廃で、自動車（１０％）や薄型テレビ（１４％）が焦点だ。既にＥＵとＦＴＡを結んだ韓国に対抗するため、産業界の要望が強い。一方でＥＵにとっては、既に工業製品の関税撤廃が進んだ日本とＥＰＡを結ぶメリットが小さく、日本に対し、医薬品・食品添加物の承認手続きの遅さや、酒類卸売りの免許制度など、関税以外の規制緩和を要求、交渉入りが遅れていた。しかし、東日本大震災やＴＰＰを契機に態度を軟化。（中略）今年前半の交渉入りを目指す。


・京都大学の中野剛志氏は「ＴＰＰ亡国論」（P96～P103）の中で、経済産業省の主たる狙いは、ＴＰＰそれ自体というよりはむしろＥＵとのＦＴＡの締結にある。日本がＴＰＰに参加すれば、ＥＵが日本とのＦＴＡに関心を示すだろうとの思惑らしいが、<span style="color:#ff3300;">ＥＵが日本とのＦＴＡに積極的になってくれる保証はなく、無謀な作戦</span>であると論じています。

<br>
<br>

<span style="color:#6666ff;"><strong><span style="font-size:200%;">●ＥＵはＴＰＰをどう見ているか？</span></strong></span>


・ＥＵの首脳が正式にコメントしたような情報が乏しいので、推測をするしかありませんが、<span style="color:#ff3300;">日本政府が、ＴＰＰを足がかりにＥＵとの自由貿易も拡大したいと焦っているのに対し、ＥＵの方は冷ややかに見ているのではないかと思われます。</span>


・ＥＵにとっては、既に工業製品の関税撤廃が進んだ日本とＥＰＡを結ぶメリットは小さく、むしろ、ＥＵが保護している自動車やテレビ等の得意分野が日本製品に侵食されるリスクがあります。


・ＥＵは現在金融危機の最中にあり、ユーロを防衛するのが優先課題なので、実質日米の2国間協議にしかすぎないＴＰＰなどは眼中にないのかも知れません。欧州VS米国の金融戦争の成り行きが注目されますが、少なくとも、ＥＵの世界戦略は、米国から経済の覇権を奪回することを狙っていますので、米国が環太平洋に覇権を拡大しようとする戦略（追い詰められた縄張り死守）に加担するスタンスは取らないだろうと考えられます。


・むしろ、ＥＵの世界戦略は、ロシアのプーチンがロスチャには容認姿勢を見せているとか、中東では米国の民主化の仕掛けに対して主導権を奪回しようと狙っているといった分析からみて、<span style="color:#ff3300;">その眼差しは日本ではなく、中国、ロシア、インド、ブラジル等のＢＲＩＣＳ諸国やトルコ等の中東諸国に向いていると考えられます。</span>


<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001755.html">＞エネルギー市場はどうなっている？（１０）～破局後の覇権獲得を狙うエネルギー大国ロシア～</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001754.html">＞『なぜ今、中東民主化が起きているのか？』【10】まとめ（１）金貸し支配との関係はどうなっているのか？</a>
<br>
今回で、世界貿易の現状は一通り押さえましたので、これからはいよいよ本題の『なぜ今、ＴＰＰなのか？』の構造分析に入っていきます。

次回は、これまでの常識を疑ってみるという観点から、「コラム：日本は貿易立国って本当？」をお届けします。お楽しみに！



]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>北朝鮮、これからどうなる？５　～北朝鮮崩壊のシナリオ～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/02/001811.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1811</id>
   
   <published>2012-02-02T00:45:04Z</published>
   <updated>2012-02-02T12:46:50Z</updated>
   
   <summary>いよいよ北朝鮮シリーズも最終回です。これまでのシリーズも是非ご確認ください。    　 第１回　傀儡政権として出発した金日成が政権を掌握していく過程 第２回　国際関係－瀬戸際外交 第３回　北朝鮮の実態 第４回　朝鮮半島を狙う中国とロシア 　 それでは改めて全体を俯瞰していきます。朝鮮半島は、1950年に勃発した朝鮮戦争を経て、南北に分裂しました。約3年間の戦争で疲弊した両国は、経済的にも困窮を極めていました。 韓国はこの苦難を １．アメリカからの支援受け入れ ２．工業化推進の方針で乗り切ろうとしました。 紆余曲折はありましたが、韓国はアメリカによる支援によって経済的繁栄を果たしています。（詳細は「韓国経済の光と闇」を参照してください） 　 一方で、北朝鮮はどうだったでしょうか？北朝鮮はこの危機状況を １．ソ連・中国からの支援受け入れ ２．工業化推進 ３．軍事力強化の方針で乗り切ろうとしました。 その結果、1970年代初頭までは韓国よりも高い経済成長を見せています。 しかし元々閉鎖的な市場の中で非効率な経済計画を行っていたことにより行き詰まり、80年代からのソ連の混迷→崩壊により、ソ連からの支援が激減したことで大きくブレーキがかかりました。 そのため工業化推進は大きく停滞しせざるを得なくなったのです。 　 もともと、農業には適さない国土であるため、食糧を自前で確保できません。同盟国ともいえるソ連・中国の支援・保護の中で、自立化していく可能性が行き詰り、産業基盤も未成熟なまま世界（＝資本主義社会）の中に放り出された格好になった北朝鮮は、世界に飲み込まれないように、残された軍事力強化に、より傾注するしかなかったのです。武器の輸出は外貨獲得の手段であり、軍事力は他国との支援交渉のカードになります。 　 段々核心に迫る前に、いつものように今回もランキング応援ポチっとよろしくお願いします。 :m030:  :m030:     　 ...</summary>
   <author>
      <name>goqu</name>
      
   </author>
         <category term="07.新・世界秩序とは？" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[いよいよ北朝鮮シリーズも最終回です。これまでのシリーズも是非ご確認ください。   <p>
　<p>
第１回　<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001795.html#more">傀儡政権として出発した金日成が政権を掌握していく過程</a><p>
第２回　<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001802.html">国際関係－瀬戸際外交</a><p>
第３回　<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001808.html#more">北朝鮮の実態</a><p>
第４回　<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001809.html#more">朝鮮半島を狙う中国とロシア</a><p>
　<p>
それでは改めて全体を俯瞰していきます。朝鮮半島は、1950年に勃発した朝鮮戦争を経て、南北に分裂しました。約3年間の戦争で疲弊した両国は、経済的にも困窮を極めていました。<p>
韓国はこの苦難を<p>
<blockquote><span style="color:#009933;">１．アメリカからの支援受け入れ<p>
２．工業化推進</span></blockquote>の方針で乗り切ろうとしました。<p>
紆余曲折はありましたが、韓国はアメリカによる支援によって経済的繁栄を果たしています。（詳細は<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/05/001590.html">「韓国経済の光と闇」</a>を参照してください）<p>
　<p>
一方で、北朝鮮はどうだったでしょうか？北朝鮮はこの危機状況を
<blockquote><span style="color:#009933;">１．ソ連・中国からの支援受け入れ<p>
２．工業化推進<p>
３．軍事力強化</span></blockquote>の方針で乗り切ろうとしました。<img alt="%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE01301.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE01301.jpg" width="268" height="188" /align="right">
その結果、1970年代初頭までは韓国よりも高い経済成長を見せています。<p>
しかし元々閉鎖的な市場の中で非効率な経済計画を行っていたことにより行き詰まり、80年代からのソ連の混迷→崩壊により、ソ連からの支援が激減したことで大きくブレーキがかかりました。<p>
そのため工業化推進は大きく停滞しせざるを得なくなったのです。<P>
　<p>
もともと、農業には適さない国土であるため、食糧を自前で確保できません。同盟国ともいえるソ連・中国の支援・保護の中で、自立化していく可能性が行き詰り、産業基盤も未成熟なまま世界（＝資本主義社会）の中に放り出された格好になった北朝鮮は、世界に飲み込まれないように、残された<span style="color:#ff3300;"><span style="font-size:120%;">軍事力強化</span></span>に、より傾注するしかなかったのです。武器の輸出は外貨獲得の手段であり、軍事力は他国との支援交渉のカードになります。<p>
　<p>
段々核心に迫る前に、いつものように今回もランキング応援<Font Color="#0000ff"><span style="font-size:130%;">ポチっ</span></font>とよろしくお願いします。 :m030:  :m030:</span><p>
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/in/023919.html" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a> <a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a> 
<br clear="left"><p>
　<p>
]]>
      <![CDATA[<p>
<img alt="%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE01302.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE01302.jpg" width="209" height="158" /align="left">
ポチっとありがとうございます :m021:  :m021:  :m023: <p>
　<p>
北朝鮮では、外圧に対抗するにみならず、国内統合（内圧）のために軍事力が利用されます。今では軍人は約129万人にも及び人口2400万人の5％以上を占めるようになり、軍事が主要産業になっていきます。したがって軍事力強化から<span style="font-size:120%;">「<span style="color:#ff3300;">核開発</span>」</span>は必然の流れだったのでしょう。<p>
　<p>
核開発研究は旧ソ連の支援によって1950年代後半からスタートしたと言われています。
北朝鮮の保有する原子力発電所の黒鉛減速炉は、核弾頭の原料となる純度の高いプルトニウムが生成されます。長距離弾頭ミサイルへの搭載を危惧した諸国は、1990年頃から核開発放棄を北朝鮮に促し始めました。<p><p>
<blockquote><span style="color:#009933;">1993年ＩＡＥＡの査察を拒否し、核拡散防止条約から脱退<p>
1994年一旦査察を受け入れたが、サンプル採取拒否し、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）脱退<p>
2002年10月高濃縮ウランによる核開発疑惑浮上<p>
2006年10月第１回地下核実験<p>
2009年5月第２回地下核実験<p>
2009年6月ウラン濃縮による核開発宣言</span></blockquote>
核を握っているのは軍部。その軍部を、金正日総書記は独裁権とカリスマ性により、コントロールし、国家維持してきたのです。<p>
　<p>
<span style="font-size:120%;"><span style="color:#6666ff;">■ここで金正日総書記が死去したことで北朝鮮はどうなるのでしょうか？</span></span><p>
　<p>
何をしでかすか分からない不気味な統合者がいなくなり、これからも「核」一本で他国から支援を受け続けられることは考えにくい。先述したように、北朝鮮は自前で食っていけず、他国からの支援がなくなれば崩壊するしかありません。<p>
どうやら他国からの北朝鮮支援がいつまで続くか？ということが鍵のようです。<p><p>
<span style="color:#009933;"><blockquote>【北京時事】中国外務省の劉為民報道局参事官は１７日の記者会見で、北朝鮮が中国に１００万トンの食料支援を要求したとの一部報道について「報道を見ていない」としながらも、「われわれは力の及ぶ範囲内で（北）朝鮮に援助をしてきた。この援助は朝鮮の安定と発展に役立つ」と述べ、食料支援に前向きな姿勢を示した。<p>
　その上で「国際社会も中国と同様に、引き続き朝鮮に援助していくことを希望する」と述べ、他国に対しても北朝鮮への支援を呼び掛けた。（2012/01/17-18:02）</blockquote></span>
この中国の呼びかけに対してどの国が反応したか？は分かりませんが、主要支援国はやはり中国でしょう。<p>
　<p>
中国は現在、ＧＤＰ世界第二位にまで発展し、経済大国となりました。一方で国内ではマスコミにしばしば取り上げられるように、<span style="color:#ff3300;">民主化の圧力</span>が高まっています。これは経済発展により国内での私権獲得の可能性が開かれ、私権獲得市場の自由化圧力の高まりに他なりません。さらにインターネットを通じて情報拡散が生まれることで、共産党による世論操作が困難になりつつあり、共産党独裁体制が厳しい状況にあります。<p>
　<p>
このようなことを踏まえて<p>
<span style="color:#6666ff;"><span style="font-size:120%;">■中国はなぜ北朝鮮を支援するのでしょうか？支援を止めるとどうなるでしょうか？</span></span><p>
　<p>
中国から支援を断たれると、北朝鮮は自立できず途中経過はともかく韓国に統合されることになるでしょう。この場合、金体制が維持できるはずはなく、韓国に飲み込まれ民主国家になります。となると中国の足元まで民主化の波が押し寄せてくるわけで、中国国内の民主化の動きは益々高まるでしょう。<span style="color:#ff3300;">・・・中国としては避けたい状況です。</span><p>
　<p>
また朝鮮半島の統一は単純に行われるはずもなく、当然北朝鮮国内で甘い汁を吸っていた一派が内乱を起こすはずです。核を持つ北朝鮮なので、当然それを押さえに韓国に駐留している米軍は「平和目的」で北朝鮮に侵攻していくでしょう。中国の足元に、米軍駐留ということが堂々と行われるわけです。<span style="color:#ff3300;">・・・これも中国としては避けたい状況です。</span><p>
　<p>
もちろん、統一の混乱から北上して中国に入国する難民も多数出てくるはずです。<span style="color:#ff3300;">・・・これも中国として避けたい状況です。</span><p>
　<p>
そして、現在北朝鮮との良好な関係を維持することで入手しやすくなっているレアメタルも、支援を断つことで、他国と横一線になってしまいます。<span style="color:#ff3300;">・・・中国として勿体無い状況です。</span><p>
　<p>
これらを考えると中国は北朝鮮への支援を続けざるを得ない状況にあります。<p>
<span style="color:#6666ff;"><span style="font-size:120%;">■では中国はこのまま支援を続けていけるのでしょうか？</span></span><p>
　<p>
<img alt="%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE013003.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE013003.jpg" width="180" height="281" /align="right">
その鍵を握るのは、中国でなく、やはりアメリカです。<p>
　<p>
アメリカにとって中国は国債を大量に保持してもらっているお得意様。しかしそれをネタに、つまり国債売却というカードをちらつかせアメリカとの関係を優位にしています。<p>
いずれＧＤＰでも追い抜かれるのでは？ということも囁かれており、アメリカが中国に対して形勢逆転させようとすることは十分考えられます。<p>
そのカードが実は北朝鮮の「核」ではないかと考えます。<p>
　<p>
これまで、北朝鮮は核査察を拒否してきました。<p>
しかしもしイラクと同じようにアメリカが本腰を入れるなら、「人権」や「民主主義」を錦の御旗に掲げて強行査察を実施し、一気に片がつくでしょう。平和維持のためであり、「核兵器」を差し押さえるという大義名分であれば、世界共認を得やすいはずです。少なくとも「悪の枢軸」と呼ばれている北朝鮮への侵攻については、日本は諸手を挙げて賛同するでしょうし、自衛隊派遣も十分考えられます。<p>
　<p>
そうなれば、核によって成立していた軍事政権は崩壊し、一気に民主化⇒朝鮮統一になると想定できます。そうなると中国が恐れる「民主化」の波がアメリカ主導で襲ってくるのです。<p>
この<span style="color:#ff3300;"><span style="font-size:120%;">「核査察」カード</span></span>を、世界共認によって作り上げれば、中国を牽制できるのです。<p>
　<p>
したがって北朝鮮の存在は、当面中国支援によって維持されていくが、米中関係の中で中国のアキレス腱でもあり、その運命はアメリカが握っていると考えられます。そして同じアジアの韓国と日本が、北朝鮮そして中国の民主化運動の先兵として働かされそうです。<p>
　<p>
<span style="color:#6666ff;"><span style="font-size:120%;">■ではアメリカはいつそのカードを切るのか？</span></span><p>
<img alt="%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%81%93%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%861.JPG" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%81%93%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%861.JPG" width="180" height="136" /align="left">
　<p>
残念ながら今のところ読みきれていません。<p>
ただ、現時点で中国に民主化の波が押し寄せ、市場が大きく開放されたとしても、それがアメリカに転がり込む保証はありませんから、おそらくイラン問題、ＥＵ崩壊、ドル大暴落の要因が渦巻く中、タイミングを図っていると思われます。<p>
<span style="color:#ff3300;"><strong>そういう意味で、北朝鮮は、中国とアメリカの現時点でのパワーバランスの中で、かろうじて存在できているのです。</strong></span><p>
皆さんもそのことを踏まえて中国・アメリカの動きを注視して行きましょう。<p>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（３）ミヒャエル・エンデ</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/02/001816.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1816</id>
   
   <published>2012-02-01T09:43:15Z</published>
   <updated>2012-02-01T12:21:00Z</updated>
   
   <summary>　現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離（バブル化）して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去～現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たちがいます。このシリーズではそれらの理論家の思想や学説を改めて見つめなおし、次代の経済システムのヒントを見つけていきたいと思います。 　 　前回は、『自由市場から擬制商品（労働、土地、貨幣）を取り除き、「互酬」「再分配」「交換」の三つの行動原理による統合に切り替える必要があり、経済統合は集団及び制度によって支えられることで機能する』というカール・ポランニーの学説に触れました。 　 脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（２）カール・ポランニー 　 　今回扱いたい思想家は、モモ（児童文学作品）で馴染みの深いミヒャエル・エンデです。児童文学作家として知られるエンデは『お金』や『経済システム』というものにも深い関心を抱いていました。彼の数々の小説のストーリーには現代のそれらのシステムに対するメッセージが隠されています。今日は、１９９９年にＮＨＫで放送された『エンデの遺言』のインタビューを振り返り、彼が問題とするその中身に迫ってみたいと思います。 　 　 写真はコチラからお借りしました。 (左：ミヒャエル・エンデ、右：代表作『モモ』) 　 いつも応援ありがとうございます。 ...</summary>
   <author>
      <name>kuwamura</name>
      
   </author>
         <category term="09.反金融支配の潮流" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[　現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離（バブル化）して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去～現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たちがいます。このシリーズではそれらの理論家の思想や学説を改めて見つめなおし、次代の経済システムのヒントを見つけていきたいと思います。
　
　前回は、『自由市場から擬制商品（労働、土地、貨幣）を取り除き、「互酬」「再分配」「交換」の三つの行動原理による統合に切り替える必要があり、経済統合は集団及び制度によって支えられることで機能する』というカール・ポランニーの学説に触れました。
　
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001807.html">脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（２）カール・ポランニー</a>
　
　今回扱いたい思想家は、モモ（児童文学作品）で馴染みの深いミヒャエル・エンデです。児童文学作家として知られるエンデは『お金』や『経済システム』というものにも深い関心を抱いていました。彼の数々の小説のストーリーには現代のそれらのシステムに対するメッセージが隠されています。今日は、１９９９年にＮＨＫで放送された『エンデの遺言』のインタビューを振り返り、彼が問題とするその中身に迫ってみたいと思います。
　
<img alt="ende_photo.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ende_photo.jpg" width="191" height="272" />　<img alt="momo.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/momo.jpg" width="272" height="272" />
写真はコチラからお借りしました。
(左：<a href="http://www.avis.ne.jp/~dowakan/michaelende.html">ミヒャエル・エンデ</a>、右：<a href="http://dokusoumura.jp/kenkyuujo/cat195/4/">代表作『モモ』</a>)

　
いつも応援ありがとうございます。
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a>
<a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>
<a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a>
<a href="http://www.rui.jp" target="_blank"><img src="http://www.rui.jp/banner/image/ruinet_banner4.gif" border="0" alt="るいネット"></a>
<a href="http://www.rui.jp/new/kousei/kousei_19.html" target="_blank"><img src="http://www.rui.jp/banner/image/mm_banner.gif" border="0" alt="メルマガ"></a>
]]>
      <![CDATA[<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>【エンデの人物紹介】</strong></span></span>　
　
　ミヒャエル・エンデは1929年11月12日に南ドイツバイエルン州のガルミッシュ・パルテンキルヒェンで生まれました。
この頃、世界はニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことを発端とした金融恐慌の真っただ中でした。ドイツ経済も、この世界恐慌によって深刻な状態へ陥っていました。失業率は40パーセント以上に達し銀行や有力企業が次々倒産、大量の失業者が街に溢れ国内経済は破綻状態となっていました。エンデはこのような大混乱期に生まれました。
　
<img alt="Crowd_outside_nyse.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/Crowd_outside_nyse.jpg" width="251" height="349" />
写真は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%81%90%E6%85%8C">こちら</a>からお借りしました。
　
　エンデが５歳の頃、画家である父エトガーがナチスの文化政策をこばみ「帝国文化会」の会員にならなかったため、芸術活動を制限されて非常に貧しい日々を送ることになります。
１６歳の頃、第二次大戦の召集令状を受け取ったミヒャエルはそれを破り捨て、約８０キロ離れた郊外に疎開する母のもとまで逃げ帰ります。人々の争い・奪い合いを避け、心の平穏を求めたエンデの人情が伺えます。
　
　戦争が終わると、エンデはシュタイナー学校に通いだします。この学校の創始者であるルドルフ・シュタイナーは経済学では有名な『老化する貨幣』を唱えた人物です。後にエンデに多大な影響を与えるようになる、『老化する貨幣』を発展させたシルビオ・ゲゼルの理念に初めて出会ったのがこの頃でしょう。
　シュタイナー学校の自由な校風はエンデの発想に何らかの影響を与えます。芸術への道に可能性を抱いたエンデは、入校２年足らずでシュタイナー学校を退学し、演劇を学び劇場で働くようになります。自らシナリオを書きますがうまくいかず、ものを書くことを諦めようとしていた時期もあったようです。
　そしてエンデ32歳の頃、級友から持ちかけられた絵本の共同制作に気軽に書き出した『ジム・ボタンの機関車大旅行』がドイツ児童文学賞を受賞し、生活が安定するようになります。それ以後1974年に『モモ』がドイツ青年文学賞を受賞し、『はてしない物語』と共にベストセラーになり、ドイツを代表する作家となりました。
　
　その後、数知れない児童文学作品の中で、エンデは現代の社会に様々なメッセージを遺していくことになります。今回は、その中のひとつ「お金」と「経済システム」についての問題意識を紹介していきます。
　
<a href="http://1000ya.isis.ne.jp/1377.html">・エンデが小説の中で社会に訴えたもの。</a>　
　
<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>【エンデの問題提起】</strong></span></span>
　
※以下の赤文字の枠囲み部分が、ＮＨＫ『エンデの遺言』でエンデが実際に語った言葉のです。
引用元：<a href="http://www.anti-rothschild.net/material/animation_03.html">「反ロスチャイルド同盟」　</a>
　
<span style="color:#000080;">①『環境、貧困、戦争、精神の荒廃など現代の様々な事象の根源にお金の問題が潜んでいる』
</span>
<span style="color:#ff3300;"><strong><blockquote>『ドイツでは古くから「金を出すものが命じる」という諺があります。
現代の技術や科学は、軍事のためには国家から、政財的な利益のためには企業から金を受け取ります。そこで研究は知らず知らずに特定の方向に推し進められてしまうのです。
ここ数十年は特に恐ろしいスピードで科学と技術を変えています。』</blockquote></strong></span>

　科学技術の急速な発達により、私たちは数知れない利便を獲得しました。しかし一方で、国家発・民間発に関わらず技術の発展がもたらすのは戦争(市場の略奪)のための軍事強化や新たな利権の創出、特定の市場拡大といった一部の人間の私権欠乏意識を充たすものであるという側面があります。搾取を行えば貧困という問題が生まれるのは当然です。
　先進国では７０年の貧困消滅以降、人々の物的欠乏が衰弱の一途をたどっています。しかし、社会(人々の期待)と相反するかたちで技術開発は今も進み続けており、環境破壊は勿論のこと、資金を人々から吸い上げる仕組みに依存しきった今のシステムは、人々の精神の崩壊という人類の存続に関わるレベルにまで影響を及ぼしています。
　
<span style="color:#000080;">②『実体経済のお金と資本経済のお金を分けて捉えなおさなければ問題発掘は出来ない』</span>
<span style="color:#ff3300;"><strong><blockquote>『私が考えるのは、もう一度貨幣を、『実際になされた仕事や物の実体に対応する価値』として位置付けるべきだということです。そのためには現在の貨幣システムの何が問題で、何を変えなくてはならないかを皆が真剣に考えなければならないでしょう。
 人類がこの惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っています。重要なポイントは、例えばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と株式取引所で扱われる資本としてのお金は2つの異なった種類のお金であるという認識です。』</blockquote></strong></span>

　今の経済に存在する殆どのお金は金融市場(株式・債権・為替・先物商品)に集まっています。これらの市場では実際に物が流通するわけではなく、価格の変動を利用して利益を得るマネーゲームの場に他なりません。資本家が金を稼ぐ為の場が全市場の大部分を占めているのが実態なのです。よって実際必要なものが売買される実体的市場にはお金が回らず、企業の倒産・失業者の増加が相次いでいます。そういった構造を知れば、エンデがいう「資本としてのお金」が様々な問題の根源であることが少なからず見えてきます。
　さて、実体的経済に戻す必要性については、前回ポランニーの学説でも触れていましたが、エンデもやはり「お金」は実体的な使われ方をすべきだと訴えます。実体的経済（必要なものの売買）とは生産者と消費者間の期待⇔応合の原理により運営される経済の形です。みんなの意識(社会)と直結したこのシステムであれば、不必要な商品市場の淘汰が自然に行われ、みんなに必要な分のお金が行きわたる本来の形に戻すことができるのです。
　
<span style="color:#000080;">③『自然の摂理に反した永遠不滅のお金』</span>
<span style="color:#ff3300;"><strong><blockquote>『古い文化が残る世界のどの町でもその中心には、聖堂や神殿があります。そこから秩序の光が発していました。
今日では大都市の中心には銀行ビルがそびえたっています。
私は、ハーメルンの笛吹き男をヒントにした最新のオペラでお金がまるで聖なるもののように崇拝され祈りの対象になっている姿を描きました。
 そこではお金は神のようだとまで誰かが言います。なぜなら、お金は奇跡を起こすからです。お金は増え、しかも永遠不滅という性質があります。しかしお金というのは、神とは違って人間が作ったものです。自然界に存在せず、純粋に人間によって作られたものがこの世にあるとすれば、それはお金です。だから、歴史を振り返るということが重要なのです。』</blockquote></strong></span>

　現在まで続く金融システムの問題の根源は「無からお金を作り出せる」ことにあります。番組の中でスイスのビンスヴァンガー教授は、『お金を作り出し増やしていくのは錬金術のやり方に極めて似ている。』と表現していますが、エンデは世の中のありとあらゆるものの中でお金のみがそういう存在で、あたかも神であるかのようにお金を崇拝する人々の姿に、強い違和感を抱いたに違いありません。現在において、同じような感覚は一般の人々にも広く顕在化してきています。
　
　また、このエンデの言葉に対し、『エンデの遺言』で内橋克人氏（経済評論家）は次のように補足しています。

<blockquote><span style="color:#000080;">エンデさんが亡くなって、その後世界は、また新しい潮流を迎えました。ヘッジファンド、その他デリバティブ、正にマネーゲームというものを正当化する様々な経済の理論というものに対して多くの人々が疑問符をつきつける時代を迎えました。
 エンデさんは、2時間に及ぶテープの中で、そもそもこの自然界に存在する物質というものは全て有限である。一定の寿命がありそして時間がたてば劣化していく、老化していく・・にも関らず、お金だけは何故無限なのか、不滅なのか、この問題を解き明かすことで経済の様々な矛盾というものを考えていこうと、そういう問題提起をされたわけであります。</span></blockquote>　

<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>【エンデの提案】</strong></span></span>　
　
一切老化しないというお金の特殊性に目をつけ、そこを解き明かすことで経済の矛盾を解き明かそうとしたエンデは、シルビオ・ゲゼルの学説に強く影響を受けていました。

<span style="color:#ff3300;"><strong><blockquote>『私が知る限り、それはシルビオ・ゲゼルから始まりました。
 そのことを真剣に考えた最初の一人です。ゲゼルは、『お金は老化しなければならない』というテーゼを立てました。さらに「お金は経済活動の最後のところでは、再び消え去るようにしなければならない」とも言っています。つまり、例えて言うならば、血液は骨髄で作られて循環し役目を終えれば排泄されます。循環することで、肉体は機能し健康は保たれているのです。お金も経済という有機組織を循環する血液のようなものだと主張したのです。』</blockquote></strong></span>

　エンデが可能性を抱いた、ゲゼルが提唱する「老化する貨幣」について少しだけ触れてみたいと思います。
　今からおよそ７０年前、スイス・ウィーン・ドイツを結ぶ鉄道交通の乗換駅として発展を遂げたヴェルグルが財政破綻の危機に直面した時、ゲゼルは実験的に地域通貨の発行を提案しました。
　この紙幣の裏側には、宣言文が刷り込まれています。
　
<span style="color:#009933;"><strong>宣言文・・・【諸君、貯め込まれて循環しない貨幣は、世界を大きな危機に、そして人類を貧困に陥れた。労働すればそれに見合う価値が与えられなければならない。お金を一部の者の独占物にしてはならない。この目的のためにヴェルグルの労働証明書は作られた。貧困を救い、仕事とパンを与えよ。】</strong></span> 
　
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/arbeitswertschein.jpg"><img alt="arbeitswertschein.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/arbeitswertschein-thumb.jpg" width="300" height="190" /></a>
写真は<a href="http://demurrageja.wordpress.com/2009/02/08/%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E6%94%BF%E5%BA%9C%E8%B2%A8%E5%B9%A3-%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6/">こちら</a>からお借りしました。
　
　ポイントは、このお金は一ヶ月に1％ずつ価値が減る仕組みになっていることです。その効果は凄まじく、一気に紙幣は循環していきました。
　
番組の中で内橋克人氏（経済評論家）は語ります。
<blockquote><span style="color:#000080;">このヴェルグルの貨幣の裏側に刷り込まれた宣言文、私はこれに大きな関心を持ちました。
 まず第一に、この通貨というものが停滞をいたしますと、経済が滞留をしてしまう、停滞をしてしまうわけであります。通貨をこういう方法をとることによって、極めて潤滑油のようにスムーズに、スピーディーに回転をさせるということが可能になりました。そのことによって経済が活性化されたわけであります。同時に労働の対価というものを、100の労働に対して100の対価をきちんと得ることができるという、つまり報酬というものと、そして捧げた労働、費やされた労働、それが等価である。等しい価値をもつと、このいわば貨幣として最も重要な機能というものを、取り戻したと言えるのではないか、そういうふうに思います。</span></blockquote>　
<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>【今後の社会に向けて】</strong></span></span>
　
<span style="color:#ff3300;"><strong><blockquote>「今日のシステムの犠牲者は、第三世界の人々と、自然に他なりません。このシステムが自ら機能するために、今後も、それらの人々と自然は、容赦なく搾取され続けるでしょう。このシステムは、消費し、成長し続けないと機能しないのですから。成長は無から来るのではなく、どこかがその犠牲になっているのです。歴史に学ぶものなら誰でもわかるように、理性が人を動かさない場合には、実際の出来事が、それを行うのです。私が作家としてこの点でできることは、子孫たちが同じ過ちを冒さないように考えたり、新たな観念を生み出すことなのです。そうすれば、この社会は否応なく変わるでしょう。世界は、必ずしも滅亡するわけではありません。しかし、人類はこの先、何百年も忘れないような後遺症を受けることになるでしょう。人々はお金を変えられないと考えていますが、そうではありません。お金は変えられます。人間が作ったのですから」</blockquote></strong></span>

　冒頭でも述べましたが、先進国では、７０年に貧困消滅を迎え人々の物的欠乏が衰弱している一方、それに逆行した形で邁進し続ける技術開発は、公害や放射能汚染等々、全ての生き物にとって致命的となる問題を引き起こしています。メディアを通じて市場拡大は絶対であるというような世論操作をいまだに目にします。市場が崩壊しかかっている今日、既存の経済システムに依存していたのでは一向に解決に向かいません。脱市場原理を実現するためには、ミヒャエル・エンデが説くように、お金の問題を一人一人が捉え、本来のあり方(使われ方)を皆が共有し「変えていくこと」が不可欠なのだと気づきました。
　
　次回は、『老化しない貨幣』を発展させたシルビオ・ゲゼルをより深く紹介したいと思います。ゲゼルはエンデの思想に大きな影響を与えた一人です。ゲゼルが一部の閉塞する地域に対して実践したある内容は、今もその地域に根付き人々の活力に寄与していると聞きます。現代の経済システムの問題を解決に導く、大きなヒントが隠れているかもしれません。
ぜひ、次回もご覧ください。
　
　
◆参考文献
・河邑厚徳+グループ現代「エンデの遺言」ＮＨＫ出版、2000年
◆参考HP
・<a href="http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/saitou(08-1-28)">『ミヒャエル・エンデと「お金」』</a>
・<a href="http://www3.plala.or.jp/mig/me3-jp.html">『哲学者としてのミヒャエル・エンデ　彼の哲学』</a>
・<a href="http://www.anti-rothschild.net/material/animation_03.html">『反ロスチャイルド同盟』</a>
・<a href="http://www.fsinet.or.jp/~necoco/endesu.htm">『エンデとシュタイナー』</a>
・<a href="http://www.fsinet.or.jp/~necoco/endehistory.htm">『ミヒャエル・エンデ　年譜』</a>

]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>2012年、新興国はどう動く？（３）緊迫度を増すイラン情勢の行方は？</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001814.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1814</id>
   
   <published>2012-01-28T23:00:00Z</published>
   <updated>2012-01-30T21:00:56Z</updated>
   
   <summary>昨年後半から、イラン周辺がにわかにキナ臭さを強めている。 　 イランの核兵器開発疑惑に対して欧米がイラン原油の禁輸などの制裁を決め、これに対してイランが「制裁ならホルムズ海峡を封鎖する」と反発。ホルムズ海峡は中東原油の重要な搬出路で、封鎖されれば世界の原油供給に多大な影響が及ぶ。 　 原油輸送の要衝ホルムズ海峡 これに対し欧米は、ホルムズ海峡封鎖ならイランに対する軍事攻撃も辞さないとし、米英の空母が次々とペルシャ湾に集結。いつ中東戦争が勃発してもおかしくない状況になりつつある。 　 この一連の危機は、存在しない大量破壊兵器を理由に始められた&apos;03年のイラク戦争同様、欧米の金貸し勢によってかなり強引に作りだされている感が強い。だが、アメリカも欧州も経済危機に晒され没落の途にある現在は、当時とは情勢が違ってきている。 　 今回は、この緊迫するイラン情勢が今年どうなっていくかを考えてみたい。 　 いつも応援ありがとうございます。  ...</summary>
   <author>
      <name>s.tanaka</name>
      
   </author>
         <category term="07.新・世界秩序とは？" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[昨年後半から、イラン周辺がにわかにキナ臭さを強めている。
　

イランの核兵器開発疑惑に対して欧米がイラン原油の禁輸などの制裁を決め、これに対してイランが「制裁ならホルムズ海峡を封鎖する」と反発。ホルムズ海峡は中東原油の重要な搬出路で、封鎖されれば世界の原油供給に多大な影響が及ぶ。
　
<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/strait_of_hormz2.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/strait_of_hormz2.html','popup','width=400,height=293,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/strait_of_hormz2-thumb.jpg" width="175.3" height="128" alt="" /border="0"></a><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/strait_of_hormz11.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/strait_of_hormz11.html','popup','width=583,height=375,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/strait_of_hormz1-thumb.jpg" width="200" height="128" alt="" / border="0"></a></center><center><span style="font-size:80%;">原油輸送の要衝ホルムズ海峡</span></center>

これに対し欧米は、ホルムズ海峡封鎖ならイランに対する軍事攻撃も辞さないとし、米英の空母が次々とペルシャ湾に集結。いつ中東戦争が勃発してもおかしくない状況になりつつある。
　

この一連の危機は、存在しない大量破壊兵器を理由に始められた'03年のイラク戦争同様、欧米の金貸し勢によってかなり強引に作りだされている感が強い。だが、アメリカも欧州も経済危機に晒され没落の途にある現在は、当時とは情勢が違ってきている。
　

今回は、この緊迫するイラン情勢が今年どうなっていくかを考えてみたい。
　

いつも応援ありがとうございます。
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>]]>
      <![CDATA[まず今回のエントリーでは、昨年後半~現在までの状況の推移を整理してみる。
　

<span style="font-size:120%;"><b>■イラン核開発疑惑を巡る最近の事件群</b></span>
今回のイラン制裁の直接的契機は、昨年11月8日のＩＡＥＡ（国際原子力機関）報告で、「イランが核兵器開発を進めている疑いが濃厚」とされたからだ。イランは「核開発は平和利用＝原子力発電のみが目的」と猛反発している。
　

この報告直後の11月28日、イラン中部イスファハンの核施設が何らかの攻撃を受け爆破される事件が起きた。イランでは2010年にも<a href="http://j-net21.smrj.go.jp/develop/digital/entry/001-20110413-01.html" target="_blank">Stuxnet</a>という<span style="color:red;">コンピュータウイルスによって核施設の遠心分離機が破壊されるというサイバー攻撃</span>を受けている。<a href="http://wirelesswire.jp/Watching_World/201101171059.html" target="_blank">このウイルスはアメリカとイスラエルの共同開発</a>らしい。
<center><img alt="exprosion.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/exprosion.jpg" width="300" height="168" /></center><center><span style="font-size:80%;">イスハファンの核施設の爆発</span></center>

　

翌12月に、イランは米国ＣＩＡのステルス無人偵察機RQ-170を捕獲したと公表した。米国はこれを本物と認め返還を要求しているが、イランは本物の代わりに約300円の模型を返還する、と挑発している。この偵察機は2009年に発表された最新鋭機で、ウサマ・ビンラディンの捜索やイラン核施設の偵察に使われていたと考えられている。偵察機には自爆装置も装備していたが、不作動のまま無傷で着陸させられており、<a href="http://yumin.tyo.ne.jp/sari11.12.25.html" target="_blank">ロシア製の軍事電子システムが使われた可能性</a>が指摘されている。
<center><img alt="RQ170.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/RQ170.jpg" width="203" height="140" /><img alt="mini-RQ170.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/mini-RQ170.jpg" width="196" height="140" /></center><center><span style="font-size:80%;">ＣＩＡの無人偵察機ＲＱ１７０(左)とその模型</span></center>


さらに今年1月には、核科学者が自家用車に仕掛けられた爆弾により殺害された。イランの核科学者のテロによる犠牲は、2010年の１月、７月に続き３人目に上る。
　

<a href="http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2012011900005.html" target="_blank">佐藤優氏</a>によれば、これらの<span style="color:red;">秘密工作に関与しているのは、米国、イスラエル（モサド）、そして米国以上に英国（ＭＩ６）が深く関与している</span>のではないかという。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　


<span style="font-size:120%;"><b>■イランは核兵器開発を行っているのか？</b></span>
今回の制裁は、イランも非核兵器国として参加しているＮＰＴ（核不拡散条約）違反だ。ＮＰＴでは、非核兵器国に対して原子力発電など核の民生利用は認めているが、軍事利用（核兵器保有）は認めていない。　


前述の佐藤優氏によれば、仮にイランが核兵器を保有した場合、<span style="color:red;">サウジアラビアが隣国のパキスタンから核弾頭を移転するという秘密協定</span>があるらしい。中東唯一の核保有国であるイスラエルは、イランの核開発に最も神経をとがらせ、軍事利用であろうと民生利用であろうと本気でイランの核開発を阻止しようとしている。イランは、実際に核兵器製造を行っているのか？
 　

ＩＡＥＡの「核兵器開発の疑い濃厚」という報告の根拠は、ウラン濃縮が民生利用にしては高濃度だという点だが、福島原発事故で明らかになったように、<span style="color:red;">原子力発電とは「緩やかな核爆発」であり、原理的に大きな差は無く境界はあいまい</span>だ。現に、今年に入って<a href="http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE81K0QQ20120126?feedType=RSS&feedName=worldNews" target="_blank">米科学国際安全保障研究所がイランには核兵器製造に必要なだけのウランを生産する能力を保有していないと報告</a>している。ＩＡＥＡも、2009年の段階ではイランが核兵器を開発している証拠はない、と報告していた。それが今回、判断を180度転換させている。　
　
今回の報告について、日本の防衛研究所も<a href="http://www.nids.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary022.pdf" target="_blank">イランが近年兵器化を積極的に推し進めていることを裏付ける証拠が乏しい</a>と指摘している。
　

イランが軍事転用も視野に入れて核開発を進めている可能性は十分考えられるが、今回のタイミングでのＩＡＥＡ報告は非常に政治的な色彩が強い。<span style="color:red;">米国、英国、イスラエル、ＩＡＥＡはおそらく連携しており、報告はイラン包囲網強化のシグナル</span>と考えられる。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　


<span style="font-size:120%;"><b>■イランが標的にされる本質的理由</b></span>
イランがこのように米英から標的にされる理由には以下の３つが考えられる。
　

<span style="color:blue;"><b>１．原油埋蔵量世界３位、天然ガス２位のエネルギー大国であること</b></span>
イランはサウジ、カナダにに次ぐ原油埋蔵量を誇り、輸出量では２位で日本も１割をイラン原油に頼っている。さらに、天然ガス生産量もロシアに次いで世界２位である。
　

金融経済が破綻し現物経済へのシフトが進む中、欧米にとっても、あるいはロシアや中国にとっても、エネルギー覇権を狙う上でイランをどう手中に納めるかが極めて重要になっている。
　

<span style="color:blue;"><b>２．イラン支配権の奪還という命題</b></span>
70年代までのイランは現在と全く逆に、親密な親米国家だった。デヴィッド・ロックフェラーの自伝にも、革命前のイラン最後の皇帝（シャー）＝パーレビ国王との親しい関係が記されている。1979年のイラン・イスラム革命の成功は、欧米にとって大きな衝撃だったという。
<center><img alt="shah.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/shah.jpg" width="211.5" height="153.5" /></center><center><span style="font-size:80%;">イラン革命で失脚したシャー国王一家</span></center>

　
いわば、<span style="color:red;">米国や欧米金融勢力の世界覇権戦略にとっての重大な失敗例＝汚点がイラン</span>であり、彼らはイランを再度手中に納めることを絶対命題だと考えているだろう。
　

<span style="color:blue;"><b>３．ユーロ建て石油市場創設→ドル体制崩壊の阻止</b></span>
反米に転じたイランの政策であまり報道されないのが、「<span style="color:red;">イラン石油取引所」と呼ばれるユーロ建ての国際石油先物市場の創設計画</span>である。これが実現すれば現在のドル基軸通貨制を崩壊に導く程の影響力を持つ。ドル体制延命勢力はこれを許すわけにはいかない。


こうして見ると、現在のイラン包囲網は、ドル建ての石油取引を変え米国支配から離脱しようとして追い詰められ、戦争経済の餌食にされたフセインのイラク戦争と非常に良く似た構図だ。<span style="color:red;">米国とドルの凋落がますます進行している現在、今後の世界勢力図のキャスティングボードを握る国の一つがイラン</span>だと言える。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　


<span style="font-size:120%;"><b>■イラン制裁に対する関係諸国の反応は？</b></span>
今年に入って、イラン産原油の禁輸などのイラン制裁の同意を求めてガイトナー米財務長官らが各国を走り回っているが、各国の反応はどうか。
　

<b>【ＥＵ】</b>１月２３日の外相理事会で、今年７月以降のイラン原油の全面禁輸とイラン中銀の資産凍結を正式決定。<a href="http://mainichi.jp/select/world/news/20120124k0000m030041000c.html" target="_blank">(リンク)</a>
　

<b>【イスラエル】</b>イランが核開発を強行するなら単独でも軍事作戦に踏み切る姿勢。但しその時期は「間近ではない」と発言。<a href="http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20120127/frn1201271237003-n1.htm" target="_blank">(リンク)</a>
　

<b>【インド】</b>イランの原油輸出先第２位のインド政府は、１月１１日段階で一旦輸入削減を石油業者に要請したが、３日後に輸入継続を決定。決済は金で行う方針。
　

<b>【中国】</b>中国外務省は、ＥＵの禁輸措置に関する質問に文書で「単純に圧力をかけ、制裁を課すのは建設的なアプローチでない」と批判。　<a href="http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K0RJ20120126" target="_blank">(リンク)</a>中国はイラン原油の最大輸出先。
　

<b>【ロシア】</b>ロシア外務省は２３日発表した声明で、ＥＵの制裁強化は「イラン経済の全部門を（逼迫、ひっぱく）させる試み」であり、「このような圧力下でイランがいかなる譲歩や政策修正にも応じることはない」と述べた。<a href="http://mainichi.jp/select/world/news/20120124k0000e030124000c.html" target="_blank">(リンク)</a>
　

<b>【日本】</b>１月１２日に安住財務相がイラン産原油の輸入削減を表明。しかし、３日後に野田総理は「あれは個人的発言で政府の見解ではない」とブレーキ。<a href="http://mainichi.jp/select/biz/news/20120114ddm002030085000c.html" target="_blank">(リンク)</a>
　

という形で、<span style="color:red;">新興大国の中国、ロシア、インドはいずれも制裁に実質的に反対</span>、日本はイラン原油への依存度が高く禁輸はしたくないのが本音だが、例によって欧米の圧力に屈するほかない、という状況だ。
　

今回、イラン包囲網を仕掛けた中心勢力は誰で、何を狙っているのか？そして、もし制裁が実行に移された時、追い詰められたイランは、そして欧・米・イスラエル、さらに中・露・印はどう動くのか？改めてこのシリーズの中で予測してみたい。
　

次回は、民主化運動や資源争奪戦によって市場世界に本格的に巻き込まれ始めた、アフリカの状況を見てみます。]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>『なぜ今、ＴＰＰなのか？』【９】ロシアはどう見ているか？～資源大国ロシアの世界戦略～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001815.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1815</id>
   
   <published>2012-01-28T14:34:42Z</published>
   <updated>2012-02-01T15:17:06Z</updated>
   
   <summary> 前回は、中国はＴＰＰをどう見ているのか？を追求してきましたが、今回は、中国と同じように独自路線を取っているロシアに視点を移してみます。 ロシアは、この間、プーチンの返り咲き選挙を前に様々なマスコミ報道がされています。その辺の真相は、こちらのシリーズもご覧ください。→「ロシア大統領選の行方⇒プーチン降ろしを扇動しているのは誰か？」 資源大国プーチン・ロシアは、どのような世界戦略をもっているのでしょうか？そしてＴＰＰについては、どう見ているのでしょうか？追求していきます。 『なぜ今、ＴＰＰなのか？』シリーズの今までの記事は以下をご覧ください。 【１】プロローグ 【２】基礎知識の整理 【３】貿易自由化交渉の歴史 【４】世界に広がるブロック経済圏の現状（１）：欧州 【５】世界に広がるブロック経済圏の現状（２）：北中米、南米 【６】世界に広がるブロック経済圏の現状（３）：アジア 【７】中国はどう見ているか？ 【８】中国はどう見ているか？（なぜ中国はＴＰＰに参加しない？分析編） いつものブログランキング応援もよろしくお願いします。  ...</summary>
   <author>
      <name>yooten</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<center><img alt="%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B.jpg" width="212" height="150" /><img alt="%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3.jpg" width="202" height="150" /></center>
前回は、中国はＴＰＰをどう見ているのか？を追求してきましたが、今回は、中国と同じように独自路線を取っているロシアに視点を移してみます。


ロシアは、この間、プーチンの返り咲き選挙を前に様々なマスコミ報道がされています。その辺の真相は、こちらのシリーズもご覧ください。→<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001810.html">「ロシア大統領選の行方⇒プーチン降ろしを扇動しているのは誰か？」</a>


資源大国プーチン・ロシアは、どのような世界戦略をもっているのでしょうか？そしてＴＰＰについては、どう見ているのでしょうか？追求していきます。


『なぜ今、ＴＰＰなのか？』シリーズの今までの記事は以下をご覧ください。
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001764.html">【１】プロローグ</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001776.html">【２】基礎知識の整理</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001779.html">【３】貿易自由化交渉の歴史</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001785.html#more">【４】世界に広がるブロック経済圏の現状（１）：欧州</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001787.html">【５】世界に広がるブロック経済圏の現状（２）：北中米、南米</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001801.html">【６】世界に広がるブロック経済圏の現状（３）：アジア</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001806.html">【７】中国はどう見ているか？</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001813.html">【８】中国はどう見ているか？（なぜ中国はＴＰＰに参加しない？分析編）</a>


いつものブログランキング応援もよろしくお願いします。
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a>
<a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>
<a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a> ]]>
      <![CDATA[<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>●ロシアってどんな国？</strong></span></span>
ロシアはどんな国なのでしょうか？まず簡単に整理してみます。
<span style="color:#000080;"><strong>○天然資源大国</strong></span>
ロシアは、豊富な天然資源を武器に、急激な金融危機からの復活を果たしました。
まず天然資源の内訳を見てみます。
生産量：天然ガス１位・21.6％、原油２位・11.8％、
埋蔵量：天然ガス１位・26.6％、石炭・鉄鉱石・アンチモン鉱２位、タングステン３位、原油７位


天然ガスについては圧倒的な強さ。この豊富な天然資源をもとに１９９８年のロシア金融危機後、８年連続でプラス成長(2006情報) を達成し、ＢＲＩＣｓと呼ばれるようになります。その背後には、資源価格高騰も成長を牽引してきました。そして、ＧＤＰの1/5が資源産業となり、資源産業に依存した産業構造が出来上がります。この波及効果で関連するサービス業も繁栄してきました。


<span style="color:#000080;"><strong>○プーチンによる民間企業の国有化→多様性を欠く大企業⇒ＷＴＯにより外国資本投入</strong></span>
プーチンは、金貸し勢力（エリツィン系）に対向し、資源を中心に企業を国有化し国力をつけます。
しかし、産業構造が資源中心（資源頼み）に偏り、製造業が成長しない歪な産業構造の国になります。それを打開するために、ＷＴＯに加盟し、外国資本を利用した産業構造の転換を目ざしています。


エリツィン時代のオリガルヒ（新興財団・金融産業グループ）→プーチンによる排除
　　　　　　　 ↓
プーチン肝いりの政府系企業へ転換
政府系・燃料系・関連サービス企業等が伸び
製造業が育たない、技術も貧弱
　　　　　　　↓↓
<span style="color:#ff3300;">更なる資源開発と製造業を伸ばすために
外国資本の投入が必要</span>　
　　　　　　　↓↓
　　　　<span style="color:#ff3300;">ＷＴＯ加盟へ</span>


<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>●プーチンの世界戦略</strong></span></span>
このような戦略は、実はプーチンが若い頃から考えていたようです。
以下、<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001755.html">「エネルギー市場はどうなっている？（１０）～破局後の覇権獲得を狙うエネルギー大国ロシア～」</a>より。
<blockquote>  その傍らで、「国家鉱業研究所」の研究員を兼務し、「ロシアの豊かな資源を活用すれば、世界的な大国の座を取り戻すことができる」と考え、「ロシア経済発展のための鉱物資源戦略」と題した論文を発表。その中で、<span style="color:#ff3300;">石油やガスといった資源産業を再国有化し、その国有企業群の経営を欧米並みに効率化するとともに、金融機関の機能を併設して「金融産業企業群」となることで、世界からロシアの資源開発への投資資金を集めるメカニズムを作ることを提唱しました。</span></blockquote>
プーチン・ロシアは、豊富な資源を武器に世界戦略を考えている。
「ロシアの資源需要を、いかに上げていくか」という視点で動くのではないでしょうか。


<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>●ロシアのエネルギーカルテル→ユーラシア版ＷＴＯ戦略</strong></span></span>
以下、本ブログ<a href="http://www.financial-j.net/blog/2007/08/000304.html">「ロシアが主導するエネルギーカルテルと世界構想」</a>より。
<blockquote>石油こそ、中東に７割弱占められているものの、天然ガス、石炭については、前述した上海協力機構に関係するロシア・中国・イラン・インドによって世界の半分以上が占められています。さらに、さきほど紹介したロシアとサウジアラビアの協力関係が築かれた場合、それは石油の３割を占めることになります（ちなみに現在、ロシアは石油生産国でサウジアラビアに次いで世界２位）

<span style="color:#ff3300;">ロシアは、一国でも非常に潤沢なエネルギー大国ですが、他のエネルギー大国と協調することで強大なカルテルを成立し得ることが可能で、その中核にいると言っていいでしょう。</span></blockquote>
自国の豊富な資源だけでなく、資源をもつ新興国とカルテルを結ぶことにより、世界のエネルギー支配を、欧米から奪うことが可能となります。
今回のロシアのＷＴＯ加盟は、この動きをさらに加速すると思われます。


<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>●今後のロシアの貿易はどうなるか？</strong></span></span>
<span style="color:#000080;"><strong>○ロシアの輸出相手国と輸出品目</strong></span>
・<a href="http://www.jetro.go.jp/world/russia_cis/ru/stat_02/">ロシアの輸出相手国（2009年～2010年）</a>
　オランダ、イタリア、ドイツ、ウクライナ、トルコ、中国、ベラルーシ、ポーランド、日本、フランス
<a href="http://www.jetro.go.jp/world/russia_cis/ru/stat_03/">・ロシアの輸出品目（2009年～2010年）</a>
　鉱物製品、金属及び同製品、化学品・ゴム、機械・設備・輸送用機器


<span style="color:#000080;"><strong>○ロシアの輸入相手国と輸入品目</strong></span>
・<a href="http://www.jetro.go.jp/world/russia_cis/ru/stat_04/">ロシアの輸入相手国（2009年～2010年）</a>
　中国、ドイツ、ウクライナ、米国、日本、フランス、イタリア、ベラルーシ、韓国、ポーランド
・<a href="http://www.jetro.go.jp/world/russia_cis/ru/stat_05/">ロシアの輸入品目（2009年～2010年）</a>
・機械・設備・輸送用機器、化成品・ゴム、食料品・農産品、金属及び同製品、繊維・同製品・靴


大きな傾向として、欧州・中国を中心に、資源系を中心に輸出し、基礎的な生産設備・生活用品・食料品を輸入している。今後もＷＴＯ加盟により豊富な資源系の輸出は加速すると思われる。一方で豊富な資金で生産・生活に必要な物まで輸入に頼っており、前述したように産業構造の立て直しが急がれる。


<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>○ロシアと日本との貿易</strong></span></span>
<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E6%97%A5%E3%82%BD%E3%83%BB%E6%97%A5%E9%9C%B2%E8%B2%BF%E6%98%93%E9%A1%8D%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB2.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E6%97%A5%E3%82%BD%E3%83%BB%E6%97%A5%E9%9C%B2%E8%B2%BF%E6%98%93%E9%A1%8D%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB2.html','popup','width=500,height=354,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img alt="%E6%97%A5%E3%82%BD%E3%83%BB%E6%97%A5%E9%9C%B2%E8%B2%BF%E6%98%93%E9%A1%8D%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB2%E8%A1%A8.JPG" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E6%97%A5%E3%82%BD%E3%83%BB%E6%97%A5%E9%9C%B2%E8%B2%BF%E6%98%93%E9%A1%8D%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB2%E8%A1%A8.JPG" width="400" height="283" /></a></center>
日本とロシアとの関係をみれば、２００６年以降、日ロの貿易は拡大し、日本からの輸出が伸びています。
ロシアの対日輸出は資源偏重型であり、日本からの対ロ輸出は機械やハイテク製品を中心とした技術偏重型、自動車・輸送インフラ整備等が中心となっています。
また最近では、ロシアから日本に向けてのＬＮＧの輸出が注目されています。
 :m118: 
大震災発生の翌3月12日、露プーチン首相が、次のような2つの対日メッセージを発した。 
<blockquote>（1）過去から引き継いだ問題（北方領土問題）はあるが、日本は友好国であり、長期的に信頼のおけるパートナーである。積極的に支援するべきである。
（2）特に、福島原発の停止を受けて、<span style="color:#ff3300;">日本で新たに需要が発生するであろう石油、天然ガス、石炭をロシアは供給する用意がある。</span><a href="http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110523/220072/">リンク</a>
 </blockquote>
<center><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E6%9D%B1%E9%82%A6%E3%82%AC%E3%82%B9%E5%8C%96%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E6%9D%B1%E9%82%A6%E3%82%AC%E3%82%B9%E5%8C%96%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0.html','popup','width=675,height=423,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img alt="%E6%9D%B1%E6%96%B9%E3%82%AC%E3%82%B9%E5%8C%96%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0.PNG" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E6%9D%B1%E6%96%B9%E3%82%AC%E3%82%B9%E5%8C%96%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0.PNG" width="400" height="250" /></a></center>
　　　　　　　　　　　東方ガス化プログラム（画像はこちら参照→<a href="http://yamada-shuzo.dreamlog.jp/archives/52072391.html">リンク</a>）


今後、日本に対して資源系の輸出を急速に伸ばしたいプーチンの意図が見て取れます。


<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>●金貸しとロシアとの関係</strong></span></span>
金貸しとの関係はどうなのか？以下、本ブログの記事より。<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001755.html">エネルギー市場はどうなっている？（１０）～破局後の覇権獲得を狙うエネルギー大国ロシア～</a>
<span style="color:#000080;"><strong>■ 米国(ロックフェラー)への利権流出を徹底阻止</strong></span>
<blockquote>エクソンモービルやシェブロンテキサコが全体の３分の２を取得していたサハリン３の開発権(1993年に入札)は、プーチンが強権発動で2004年にそれを白紙撤回</blockquote>
<span style="color:#000080;"><strong>■ ロスチャイルドの接触には容認か</strong></span>
<blockquote>ナサニエル・ロスチャイルドとデリパスカ(オリガルヒの一人)が、アドバイザリー契約を結んでいること、そして資源商社グレンコア(ロスチャイルド系)が、デリパスカの所有するアルミ精錬会社「ルサル」の株式の１４％を取得
石油大手「ユコス」が破綻した際には、その株の一部がロスチャイルドにも流れていたよう</blockquote>
<span style="color:#000080;"><strong>■プーチンは、着々と破局後の覇権獲得の準備を進めている。</strong></span>
<blockquote>欧州に対してはドイツへの直結ガスパイプラインが開通予定で、中国へは年間６８０億立米、１兆ドルに上る天然ガス供給を始める計画を発表しています。他にもイランからパキスタン、インドにつながるパイプラインの建設も計画中。さらには米国や日本へも天然ガス供給を目論んでいるようです。</blockquote>
プーチンは、米国（ロックフェラー）とは対立し、欧州（ロスチャイルド）とは協調しながら、資源大国としての力の拡大を狙っていると思われます。
これは、ここ最近の欧州危機や中東をめぐる動きにも合致します。
 :m118: 
<strong>欧州・中国・ロシア・中東　ＶＳ　米国・米国に引き込まれるアジア圏</strong>
<span style="color:#ff3300;"><strong>その中でロシアは、アジアへの資源供給の拡大を狙っている。</strong></span>


<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;"><strong>●ロシアは、ＴＰＰをどう見ているのか？</strong></span></span>
では、最後のまとめとして「ＴＰＰをどう見ているのか？」
今までの追求の中でロシアの特徴として以下が上げられます。
<span style="color:#000080;"><strong>・自国の豊富な資源を武器に多極的に影響力を拡げている。
・実利が優先、欧米（金貸し）が作った枠組みなど関係ない。
・資金はあるが、自国の生産・ハイテク・製造業・生活用品・食料が輸入頼み。
・ＷＴＯ加盟により更なる資源の拡大と自国の産業構造の転換を考えている。</strong></span>
プーチンは、これらの条件を満足するために動く。
その中でＴＰＰは、米国に条件を握られ、資源でも対立する。


<span style="color:#ff3300;"><strong>プーチン・ロシアはＴＰＰ等の枠組みには関係なく、資源輸出の関係を構築し、海外資本の投資を利用して自国の産業構造の枠組みの転換を押し進めるのではないでしょうか。</strong></span>


次回は、欧州はＴＰＰをどう見ているのか？について追求していきます。お楽しみに・・・・]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>『ＴＨＲＩＶＥ』～国際金融資本家の支配構造に切り込んだ映画～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001812.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1812</id>
   
   <published>2012-01-25T14:00:00Z</published>
   <updated>2012-01-30T06:09:50Z</updated>
   
   <summary> 今回は金融資本家による世界支配の構造に切り込んだ映画『THRIVE』をご紹介します。これまでにも井口和基のブログや飄のブログで取り上げられ、ネット界でも次第に注目が高まってきています。 いつも応援ありがとうございます☆  ...</summary>
   <author>
      <name>member</name>
      
   </author>
         <category term="08.金融資本家の戦略" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ThriveMovie1.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/ThriveMovie1.html','popup','width=540,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ThriveMovie-thumb.jpg" width="250" height="370" alt="" /></a>


今回は<span style="color:#ff3300;"><strong>金融資本家による世界支配の構造に切り込んだ映画『THRIVE』</strong></span>をご紹介します。これまでにも<a href="http://quasimoto.exblog.jp/17164442/">井口和基のブログ</a>や<a href="http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2012/01/thrive_19b2.html">飄のブログ</a>で取り上げられ、ネット界でも次第に注目が高まってきています。


いつも応援ありがとうございます☆
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>]]>
      <![CDATA[<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>■映画の概要</strong></span></span>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gamble2.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/gamble2.html','popup','width=586,height=365,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gamble-thumb.jpg" width="300" height="186" alt="" /></a>
　（フォスター・ギャンブル氏）


<strong>映画の制作者フォスター・ギャンブル氏は、一般消費財で有名なP&Gの御曹司です。</strong>彼は子供の頃の体験をきっかけに実業家ではなく科学者への道を歩むと、技術開発を意図的に邪魔している国際資本家（金貸し）の存在に気付きます。


この現実を踏まえて、人類繁栄の道を考えたのがこの映画であると紹介しています<span style="color:#ff3300;">。<strong>内容は人類を繁栄へと導くトーラス理論（自由エネルギー論）を解説し、それを邪魔する金貸しの支配構造と計画を明らかにして、最後にその解決策を提示しています。</strong></span>


映画は大きく４章構成で、１章：「概念を解き明かす」、２章：「お金の動きを追う」、３章：「世界支配に向けた行動計画」、４章：「解決策」となっています。ＣＧや検証動画がふんだんに使用され、また日本語吹替版も用意してあるなど、自主制作とは思えないほどの品質で、雰囲気はＮＨＫスペシャルをイメージしてもらえれば間違いないと思います。


<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>■映画の内容</strong></span></span>
<span style="color:#000080;"><strong> :m260: １章：「コードを解き明かす」</strong></span>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/torus.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/torus.html','popup','width=800,height=151,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/torus-thumb.jpg" width="400" height="75" alt="" /></a>
　（トーラス）　　　　　　　　　　　（地球の磁気）　　　　　　　　（フラクタル構造）


<span style="color:#ff3300;"><strong>エネルギーの基本法則として、トーラス（円環）というドーナツのような流れを紹介しています。</strong></span>エネルギーは地磁気のように流れており、それは原子、樹木、人間、気候（風向）、惑星（地球）、太陽、銀河全体など万物の構造（≒フラクタル理論）からも分かります。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ve4.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/ve4.html','popup','width=904,height=150,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ve4-thumb.jpg" width="400" height="66" alt="" /></a>
　（ベクトル平衡体）　　　　　（紫禁城）　　　　（黄金寺院）　　　　　　（エジプトの寺院）


トーラスの基本的な構造はベクトル平衡体で、古代より生命の花（円で構成された幾何学的な図形）として、中国の紫禁城（狛犬）、インドの黄金寺院（歩道）、エジプトの寺院（柱）などにも表現されています。<span style="color:#ff3300;"><strong>このトーラスを応用すれば石油やガスなどの化石燃料を使わずに、自由エネルギーとして自然の内部エネルギーから電力を取り出すことが出来るとしています。</strong></span>


<strong>しかし、この理論の研究に取組んだ科学者達（テスラ、モレイ、シュバイツアー、猪俣修二等）は、研究所を焼かれたりするなどの妨害にあっています。</strong>例えば、テスラはエジソンと並ぶほどの天才で、この理論を応用して電線を使わずに送電する方法を発明しましたが、電線に利用する銅（鉱山）をおさえていたＪＰモルガンによって発明は潰されました。以後、テスラなどの研究成果は政府に没収され、<strong>自由エネルギーはデマだったと隠蔽</strong>されています。


次にミステリーサークルを分析し、その形状がトーラスのエネルギー構造を示していることを発見しています。また跡地の地磁気から、電磁放射によってミステリーサークルが生成されることを突き止め、ＵＦＯ自体もトーラスのエネルギー構造を利用していることを解明しています。


<span style="color:#000080;"><strong> :m260: ２章：「お金の動きを追う」</strong></span>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gda-pyramid-of-manipulation.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/gda-pyramid-of-manipulation.html','popup','width=550,height=389,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/gda-pyramid-of-manipulation-thumb.jpg" width="400" height="282" alt="" /></a>
　（産業支配）


２章では、人類の繁栄を妨害する存在を明らかにするために、お金の動きからアプローチしています。<strong>石油エネルギー市場はロックフェラー家が独占</strong>し、またその石油を利用した近代農業や緑の革命（遺伝子組換と種（Ｆ１）の独占）による市場拡大で、モンサントなどの大企業群が<strong>農業・食糧支配</strong>をしているとしています。


他にも、権力に従順な国民を育成するための<strong>教育支配</strong>や、健康を損なう企業や製薬会社が研究支援をしている<strong>医療支配</strong>、マスコミを世論操作に利用した<strong>メディア支配</strong>の実態などが取り上げられています。<span style="color:#ff3300;"><strong>主要な産業が全て大企業群に支配されていることを明らかにしています。</strong></span>


<span style="color:#ff3300;"><strong>その産業を上位で支配しているのが金融産業で、銀行の信用創造と紙幣発行権を持つ中央銀行の問題を分かりやすく解説しています。</strong></span>また銀行（中央銀行、ＩＭＦ、世界銀行など）による経済のバブル化と、崩壊後の資産回収という金融経済の焼け太り戦略（最近のリーマンショック等）により、格差がますます拡大していると分析しています。


<span style="color:#000080;"><strong> :m260: ３章：「世界支配に向けた行動計画」</strong></span>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/2-1_FollowTheMoney-Bank-Pyramid.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/2-1_FollowTheMoney-Bank-Pyramid.html','popup','width=1000,height=563,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/2-1_FollowTheMoney-Bank-Pyramid-thumb.jpg" width="400" height="225" alt="" /></a>
　（階層的な支配構造）


ここまでの追求で明らかになった悪いことは生活の重要な部分がほとんど支配されているということであり、良いことはその支配が神など未知なる力ではなく人であるなら、自然の原理に修正するチャンスがまだあるとしています。


<span style="color:#ff3300;"><strong>彼らの目的は、愚かな一般大衆のために世界を制御する新世界秩序（ＮＷＯ）を創り出すことです。</strong></span>そのために常識という観念で普通の人を作り上げ、世界政府に向けた分割地域（EU、アフリカ、環太平洋、アメリカなど）を推進し、<span style="color:#ff3300;"><strong>ピラミッド構造（庶民 :m117: 企業 :m117: 銀行 :m117: 中央銀行 :m117: 国際銀行（ＩＭＦ、世銀） :m117: 世界政府銀行 :m117: 世界エリート）による支配</strong></span>を考えています。その主なエリートとしてロスチャイルド家、ロックフェラー家、モルガン家が上げられています。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/911.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/911.html','popup','width=923,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/911-thumb.jpg" width="400" height="130" alt="" /></a>
　（911事件）　　　　　　　　　　　　　　　　　　（SWAT（米特殊部隊））


<strong>庶民を支配する基本的な手法は、ベトナム戦争やイラク戦争に代表されるように「政府がマスコミを使って問題をでっち上げ :m117: 庶民に問題意識を植えつける :m117: 庶民が政府に問題解決を要求 :m117: 政府が解決する」という仕組みです。</strong>そのようにして常に庶民が政府に依存するように飼い慣らしていきます。


近年は新世界秩序に向けた準備（実験）として、ＣＯ２排出税（＝世界的な税金）、FEMAによるテロ対策（治安維持）、ケムトレイル・ワクチン・遺伝子組替食品による生殖阻害（人口制御）、路上カメラ・通話記録・メールによる行動監視、戸籍・免許証・パスポートのＩＣ化などの個人情報管理を取り上げています。


<span style="color:#000080;"><strong> :m260: ４章：「解決策」</strong></span>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/jumping.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/jumping.html','popup','width=505,height=315,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/jumping-thumb.jpg" width="400" height="249" alt="" /></a>
　（未来への跳躍）


エリートによる支配は庶民の賛同（世論）がなければ成立せず、数では１：１００万以上の比率で勝っているため、<span style="color:#ff3300;"><strong>庶民の動き次第で世界を変えることが出来る</strong></span>としています。


例えば世界には庶民の社会活動グループが100万以上存在し、これがもし庶民運動としてＮＷ出来れば簡単に状況はひっくり返るとしています。<strong>またガンジーや万物との一体感を体現した合気道などの東洋的世界観に、今後の社会の可能性を見出しています。</strong>


庶民運動はエリートに武力支配の口実を与えないように<strong>非暴力を原則</strong>とし、政策の中身として３段階の変革を提起しています。


<strong> :m281: １段階目は、現在の実態生活に合わせた政策に変えること。</strong>
中央銀行を廃止し、政府予算を半分にし、生活に必要な産業を支援すれば貧困は解決する。


<strong> :m281: ２段階目は、個人の権利と自由を尊重すること（＝非侵害）。</strong>
その実現のために小さな政府を地域毎に設立すれば、権力は肥大化しない。


<strong> :m281: ３段階目は、人々の生活を規制せず個人の協調に任せること。</strong>
人々が望むサービスを支援することで、経済はより豊かに繁栄する。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ft.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/ft.html','popup','width=518,height=100,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/ft-thumb.jpg" width="400" height="77" alt="" /></a>
　（今後の社会イメージ）


<span style="color:#ff3300;"><strong>最後は運動拠点としてＴＨＲＩＶＥのＨＰを紹介し、運動に参加する具体的な行動方法を伝えてくれています。（地方銀行の利用、食糧は自由種を選ぶ、デモへの参加など）</strong></span> 
 <a href="http://www.thrivemovement.com/home">⇒ＴＨＲＩＶＥのＨＰ</a>


<span style="background:#C8FFFF"><span style="color:#000080;"><strong>■感想</strong></span></span>
トーラスを基本構造とした自由エネルギーの概念は、これまでのエネルギー効率の枠を超える面白い視点だと感じました。世界支配の構造は、経済の基本的な仕組みなどがとても分かりやすく解説されていますので、内容に興味を持たれた方にはオススメです。


ギャンブル氏のように世界エリートの中からも、支配構造を暴露する人が現れたのは、
<span style="color:#ff3300;"><strong>現在の世界情勢を変えていける大きな可能性</strong></span>だといえるのではないでしょうか。
今後の動きにも注目していきたいと思います。


最後まで読んで頂いてありがごうございます☆]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>世界の闇の支配勢力から日本の支配史を読み解く【ロックフェラーメモ②1919～1944年：世界運営に乗り出す、イギリス→アメリカへの覇権交代期】</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001796.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2011:/blog//1.1796</id>
   
   <published>2012-01-24T11:00:00Z</published>
   <updated>2012-01-28T13:40:41Z</updated>
   
   <summary> ↑　旧ロックフェラー邸（画像はコチラからお借りしました） 　 　前回記事（リンク）ではロックフェラーが石油独占により力をつけ、アメリカ国内で大きな支配力を手にしていく過程を紹介しました。 　今回はその後、国内の支配体制を盤石なものにし、世界中の工作へと乗り出していく時期に注目します。それは世界の覇権国家がイギリス⇒アメリカへと移行する時期とも重なります。 　 応援よろしくお願いします。      ...</summary>
   <author>
      <name>Shimicho</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E9%82%B8.jpg"><img alt="%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E9%82%B8.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E9%82%B8-thumb.jpg" width="400" height="300" /></a>
↑　旧ロックフェラー邸（画像は<a href="http://blog.goo.ne.jp/ny0330/e/72695e86e20e4fcbe32627ac2b059454">コチラ</a>からお借りしました）
　
　前回記事（<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001794.html">リンク</a>）ではロックフェラーが石油独占により力をつけ、アメリカ国内で大きな支配力を手にしていく過程を紹介しました。
　今回はその後、国内の支配体制を盤石なものにし、世界中の工作へと乗り出していく時期に注目します。それは世界の覇権国家が<span style="color:#000080;">イギリス⇒アメリカ</span>へと移行する時期とも重なります。
　
応援よろしくお願いします。
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> 
<a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a> 
<a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a> ]]>
      <![CDATA[<strong>ロックフェラーメモ②1919～1944年：世界運営に乗り出す、イギリス→アメリカへの覇権交代期 </strong><a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=158941">リンク</a>より
　 
以下　引用
　
<blockquote>この頃、アメリカ国内をロックフェラー系で固めるとともに、グローバルネットワーク組織を相次いで設立、世界中の工作へ乗り出していく。この頃の目標は、ロスチャイルドの縄張り奪取、そしてポンド→ドル覇権への移行。（関連投稿:<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=152757">リンク</a>）

<span style="color:#000080;">･1919年 CFR（外交問題評議会）設立</span>
　　　　→ホワイトハウス、国務省などに人材を送り込み政権における主導権争いへ。
　
<span style="color:#000080;">･1925年 IPR（太平洋問題調査会）設立</span>
　　　　→日本、中国方面への工作。財界を中心に日本にもメンバー。
　　　　※日本では、既に政友会(ロスチャイルド系)vs民政党(ロックフェラー系)の二大政党制へ。
　
<span style="color:#000080;">･1920年代　ロックフェラー→ダレスにより、ドイツへの投資ブームを仕掛ける。</span>
　　　　　　同時にシティの融資でＩＧファルベン社設立などドイツ政財界工作→ヒトラー育成支援。
　
<span style="color:#000080;">･1920年代　メジャーズの中東進出</span>
　　　　　　→中東をめぐるイギリス・ロスチャイルドとアメリカ・ロックフェラーの縄張り争い激化。
　
<span style="color:#000080;">･1927年　サウジ「ジェッダ条約」</span>
　　　　アメリカ・ロックフェラーがサウジアラビアを勢力下におき中東石油支配の枠組みを作る。</blockquote>

　※ジッダ条約によってイギリスはアブドゥルアズィーズの領域(ヒジャーズ・ナジュド王国)の独立を認めました。
　　1932年に主要地域のハッサ、カティフ、ナジュドそしてヒジャーズが統一して、現在のサウジアラビア王国が成立しました。

⇒参考記事
　<a href="http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11090611487.html">●サウジアラビアの歴史～王室と石油と欧米の関係～</a>
　
<blockquote><span style="color:#000080;">･1929年　ニューヨーク株式大暴落→大恐慌</span>
　※ロックフェラー主導？の大恐慌により、それまでアメリカの基幹産業を握っていた旧宗主国の金融貴族（ロスチャイルド系）は、結果的にアメリカにおいて凋落。
　　ロックフェラー系をはじめとするアメリカ資本が国内を固めていく。
　
<span style="color:#000080;">･1930年代　ハーバード、コロンビア、エール大学、プリンストン大学など
　　　　　　アイビーリーグの運営権をウォール街が莫大な寄付金により握る</span>
　　　　このころの中国工作→蒋介石、毛沢東支援。
　　　（蒋介石は主にロスチャイルドが支援、ロックフェラーはロスチャイルドを追い出すため、最後に毛沢東支援）
　
<span style="color:#000080;">･1939年　国務省「戦後問題処理委員会」（アメリカ参戦の2年前！）</span>
　　　　ほぼ全員がＣＦＲメンバー。戦後の世界の枠組み基本構造を決める。（これ以降アメリカの外交政策をCFRが握る。）
　
<span style="color:#000080;">･1942年にOSS（戦略情報事務局）→1947年ＣＩＡ設立。</span>
　※ロックフェラーの代理としてダレス兄弟は、ＣＩＡ長官、国務長官を務める。</blockquote>　

<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%85%84%E5%BC%9F.jpg"><img alt="%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%85%84%E5%BC%9F.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%85%84%E5%BC%9F-thumb.jpg" width="400" height="211" /></a>
■ダレス兄弟写真（左：アレン・ダレス　右：ジョン・フォスター・ダレス）（写真は<a href="http://www.intecjapan.com/blog/2006/08/post_174.html">コチラ</a>よりお借りしました）

⇒参考記事
　<a href="http://blog.goo.ne.jp/buffett7/e/ffbdce93f49fd89d848c91686ffc6f1b">●CIAの基礎を作った男　アレン・ダレス </a>
　<a href="http://intec-j.seesaa.net/article/22319891.html">●ダレス兄弟の正体を探る（ＥＪ第１４３７号）</a>
　<a href="http://nikusiminorensa.at.webry.info/201106/article_19.html">●ＣＩＡをぶった斬る</a>
　
<blockquote><span style="color:#000080;">･1944年　ブレトン・ウッズ体制確立＝ドル覇権の確立</span>
<span style="color:#ff3300;"><span style="color:#ff3300;">　①ドルの基軸通貨決定</span></span>
　（金本位による固定相場制←当時世界の金の6割をアメリカが保有）
<span style="color:#ff3300;">　②ＩＭＦ、世界銀行の創設</span>　
　　※ポンド覇権（イギリス・ロスチャイルド系）の終焉

※注：以後基本的に、ロックフェラー系が主導権を握るが、アメリカ国内では、宗主国のロスチャイルドは初期から基幹産業と金融を握っていたことから、アメリカ国内での影響力を残して現在に至る。
　
参照「世界の歴史をカネで動かす男たち」 W・クレオン・スクーセン
　　「実物経済の復活」 副島隆彦　ほか</blockquote> 
　
以上　引用終わり
　　　
⇒参考記事
　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=172198">●英国基軸通貨ポンドの衰退過程</a>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>北朝鮮、これからどうなる？４～朝鮮半島を狙う中国とロシア</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001809.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1809</id>
   
   <published>2012-01-23T13:19:18Z</published>
   <updated>2012-01-26T07:51:35Z</updated>
   
   <summary> 　 北朝鮮シリーズの第4回です。 　 第１回～傀儡政権として出発した金日成が、政権を掌握していく過程～ 第２回～国際関係－瀬戸際外交～ 第３回～北朝鮮の実態～ 　 第１回から第３回までは、金日成から始まる金一族による独裁の歴史、そして経済・軍事をはじめとする北朝鮮の実情を見てきました。 　 今回は、金正恩体制に引き継がれた現在以降の北朝鮮そして周辺諸国の動きに注目し、北朝鮮の今後を見ていきたいと思います。 　 ランキングに参加しています。 応援よろしくお願いします。 　 ...</summary>
   <author>
      <name>heineken</name>
      
   </author>
         <category term="07.新・世界秩序とは？" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<img alt="%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%9B%BD%E6%97%97.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%9B%BD%E6%97%97.jpg" width="318" height="159" />
　
北朝鮮シリーズの第4回です。
　
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001795.html#more">第１回～傀儡政権として出発した金日成が、政権を掌握していく過程～</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001802.html">第２回～国際関係－瀬戸際外交～</a>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001808.html#more">第３回～北朝鮮の実態～</a>
　
第１回から第３回までは、金日成から始まる金一族による独裁の歴史、そして経済・軍事をはじめとする北朝鮮の実情を見てきました。
　
今回は、金正恩体制に引き継がれた現在以降の北朝鮮そして周辺諸国の動きに注目し、北朝鮮の今後を見ていきたいと思います。
　
ランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします。
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a><a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a><a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a>
　
]]>
      <![CDATA[<span style="color:#000080;"><strong>■中国と北朝鮮</strong></span>

食料事情をはじめとする経済情勢を立て直す必要に迫られている北朝鮮ですが、08年以降は、張成沢と金敬姫夫妻の手によって経済改革が進められています。08年といえば、金正日の体調が悪化した年です。金正日はこの頃から信頼のおける側近や実子に、主要な権限の引き継ぎに着手していたのです。（張成沢は党中央行政部長兼国防委員会副委員長。金敬姫は金正日の妹で、労働党政治局員。夫婦そろって人民軍の大将の称号を金正日より授かってます）
　
彼らによる経済改革は中国を参考に進められています。つまり、中国型の社会主義市場経済体制へとシフトしていくことが予想されます。
　
もともと北朝鮮と中国は、物資面で非常に強力なつながりがあります。
1991年、それまでの頼みの綱であったソ連からの食料支援が途絶え、深刻な食糧不足下にあった1990年代に、中国は北朝鮮へ食料支援を大幅に増やしています。<span style="color:#ff3300;">そして今では北朝鮮が輸入する食料の45％、さらにエネルギーに至っては90％を中国が担っています。</span>
　
<img alt="%E5%AF%BE%E5%8C%97%E3%81%AE%E8%BC%B8%E5%87%BA%E5%85%A5%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%AF%BE%E5%8C%97%E3%81%AE%E8%BC%B8%E5%87%BA%E5%85%A5%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95.jpg" width="450" height="320" />
（<a href="http://tamurah.iza.ne.jp/blog/entry/2187456/">こちらよりお借りしました</a>）
　
<blockquote>張成沢と金敬姫は、北朝鮮の指導に沿って、中国型の社会主義市場経済の体制にしていくことを目標としている。彼らを摂政役として金正恩の政権が続く限り、北朝鮮は中国の傘下で動き続ける。中国は、北朝鮮が輸入するエネルギーの90%、食料の45％を供給している。中国は、北朝鮮が対中貿易で未払いを増やしても北の中枢が中国式の経済政策を採っている限り、北との貿易を切らない。逆に、金正恩が張成沢らを失脚させて中国の言うことを聞かなくなると、エネルギーや食料の輸出を静かに止め、北を制裁するだろう。北朝鮮は、中国の属国になっている。（<a href="http://tanakanews.com/120113korea.htm">田中宇の国際ニュース解説</a>より）</blockquote>
　
　
中国が未払いを許してでも、北朝鮮を傘下に置きたい理由は、豊富な鉱物資源にあると考えられます。たとえば04年には中国の通化製鉄所が、北朝鮮最大の鉄鋼山で埋蔵量10～13億トンあるといわれる茂山鉄鉱の50年間の開発権を得て、巨大な投資を始めたと言われており、<span style="color:#ff3300;">国を挙げて北朝鮮の鉱物資源の獲得に乗り出していることが伺えます。</span>（<a href="http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000785/cha_prk_economy.pdf">参考</a>）
　
実際、北朝鮮には鉄鉱以外にもタングステンやモリブデンをはじめレアメタルと呼ばれる希少鉱物資源が多く埋蔵されているのは、すでに知られた事実です。
　
<blockquote>北朝鮮には 220種余り以上の有用鉱物がある。 このうち埋蔵量と生産量を考慮して経済性がある鉱物だけでも 43種だ。 このうち南北の埋蔵量の比較が可能な鉱物 20種を 2004年の韓国の経常価格で単純評価すると、北朝鮮が 2287兆ウォン、韓国が 95兆ウォンだ。 北朝鮮が韓国の 20倍を越える資源を持っているということになる。

北朝鮮の鉱物は世界記録も持っている。 咸鏡北道茂山鉄鉱はアジア最大の露天鉱山だ。タングステン、モリブデン、ニッケル、マンガン、コバルト、タンタル、ジルコニウム、ベリリウムなど '鉄の仲間'と呼ばれる金属工業の核心原料が豊かだ。 このうちタングステンは埋蔵量 66万トンで世界 2位。. 耐火物原料で代表的な非金属鉱物であるマグネサイト鉱は埋蔵量 36億トンで世界 1位だ。 金・銀鉱は日帝時代から朝鮮半島が '産金国'という評価を聞くほどに幅広く分布している。<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=135655">るいネット投稿</a></blockquote>


　
<span style="color:#ff3300;">北朝鮮を傘下に置くことが出来れば、こうした豊富な鉱物資源を、中国が独占的に獲得できることになります。</span>北朝鮮への莫大な支援は、このための先行投資だと言ってよいでしょう。
　
　　
<span style="color:#000080;"><strong>■ロシアと北朝鮮</strong></span>

一方、北朝鮮の建国前夜から金日成を支援し、軍事同盟まで結んだ旧ソ連すなわちロシアも動いています。ソ連崩壊以降しばらくは北朝鮮との国交が消滅していましたが、次第に北の大国としてその影響力を朝鮮半島にまで及ばせつつあるようです。
　
ロシアは2011年9月に豊富な天然ガスを韓国へ供給するためのパイプライン敷設計画を発表しました。（<a href="http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/884.html">参考</a>）このパイプラインですが、全長1100キロのうち<span style="color:#ff3300;">700キロ分が北朝鮮領内に位置しています。</span>故・金正日総書記がこれについて同意したと、各メディアは報じました。
　
この敷設が実現すれば、北朝鮮は年間１億ドルの通貨料が見込めるらしく、非常に利のある話です。しかしロシアにしてみれば、この先に<span style="color:#ff3300;">もっと大きなプラン</span>があるらしいのです。
　
ロシアがパイプライン敷設で韓国との国交を強化しようとする先には、日本海を挟んで<span style="color:#ff3300;">日本というより大きなマーケットが待っている。原発事故により、代替のエネルギーを求める声が日増しに高まる日本。</span>天然ガスの供給先は、この情勢を踏まえたプランをも備えていることは容易に想像できます。かつては樺太から北海道へのルートを想定していたくらいです。（<a href="http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/660.pdf">参考</a>）
　
<img alt="pipeline.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/pipeline.jpg" width="327" height="257" />
　
そして、もうひとつ。プーチンは「北朝鮮は国際社会への参入を果たさなければならないが、その際には北朝鮮社会の一定の変化、国家構造と国家建設の原則の変更が不可欠となる」と言っている。クレムリンは北朝鮮の体制崩壊を予測しているらしく「北朝鮮は５年から長くて15年で政治地図から消滅する」と言っているらしいのです。（<a href="http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/coe21/publish/no2/nakano.pdf">参考</a>）
　
この見解は、近い将来に北朝鮮が韓国に取り込まれることを予測しています。<a href="http://blog.livedoor.jp/hontino/archives/53129925.html">リンク</a>のように天然ガス供給国である韓国が取り込めればよし、また仮に中国が北朝鮮を傘下に治めることになったとしても、ロシア国籍のパイプラインがその土地を通貨しているため、そこは治外法権として主張することも可能です。そうすればロシアは朝鮮半島に物理的な領土拡大を可能に出来ます。パイプラインの敷設は、そのための布石なのではないでしょうか。そういう意味では<span style="color:#ff3300;">北朝鮮領内における通過ラインは、ロシアにとって地理的にも外交的にも非常に重要な戦略</span>となっていることがわかります。
　
<span style="color:#ff3300;">また、ロシアは北朝鮮に農地を賃借し</span>、食料難打開にも手を貸しています。今後、ロシアと北朝鮮の距離が次第に縮まっていくことになるでしょう。こうした戦略も、近未来の朝鮮半島をイメージたものであることが見えてきます。
　
金正恩体制として日の浅い北朝鮮。今後、急展開していく国際情勢のなかで、この国も激しく揺れ動くことでしょう。中国とロシア、２つの大国と国境を持つ北朝鮮は、どちらの野望に巻き込まれていくのでしょうか。
　]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>2012年、新興国はどう動く？（２）～ロシア大統領選の行方⇒プーチン降ろしを扇動しているのは誰か？</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001810.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1810</id>
   
   <published>2012-01-22T13:26:22Z</published>
   <updated>2012-01-27T18:46:48Z</updated>
   
   <summary> 　 2012年、新興国はどう動く？（１）プロローグ 　 「2012年、新興国はどう動く」シリーズ、第一弾は「ロシア」です。 　 　 ロシアと言えば、来る3月4日の大統領選が大きな話題となっています。 特にプーチンが再選するかどうかに大きな注目が集まっていますが、それもそのはずロシアの大統領は、政策面でも非常に大きな権限を有しており、誰が大統領になるかでその後の国勢も大きく変わってくるからでしょう。 （参考：エネルギー市場はどうなっている？（１０）～破局後の覇権獲得を狙うエネルギー大国ロシア～） 　 　 というわけで、今後のロシア情勢を予測するためにも、まず今回はロシア大統領選の結果予測をしてみたいと思います。 　 　 いつも応援ありがとうございます :D   ...</summary>
   <author>
      <name>nishi</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<img alt="view1861520.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/view1861520.jpg" width="450" height="401" />
　
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001805.html">2012年、新興国はどう動く？（１）プロローグ</a>
　
「2012年、新興国はどう動く」シリーズ、第一弾は「ロシア」です。
　
　
ロシアと言えば、来る3月4日の大統領選が大きな話題となっています。
特に<span style="color:#ff3300;">プーチンが再選するかどうか</span>に大きな注目が集まっていますが、それもそのはずロシアの大統領は、政策面でも非常に大きな権限を有しており、<span style="color:#ff3300;">誰が大統領になるかでその後の国勢も大きく変わってくる</span>からでしょう。
（参考：<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/11/001755.html">エネルギー市場はどうなっている？（１０）～破局後の覇権獲得を狙うエネルギー大国ロシア～</a>）
　
　
というわけで、今後のロシア情勢を予測するためにも、まず今回は<span style="color:#ff3300;">ロシア大統領選の結果予測</span>をしてみたいと思います。
　
　
いつも応援ありがとうございます :D 
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>]]>
      <![CDATA[　
<strong>■ まずはロシア大統領の選挙制度について</strong>
<span style="color:#ff3300;">国民による直接選挙</span>で選ばれます。被選挙権はロシアに10年以上居住した35歳以上のロシア市民であること。<span style="color:#ff3300;">過半数に達する候補がいない場合は、上位2名で決選投票</span>を行います。
任期は当初4年でしたが、2008年の憲法改正により<span style="color:#ff3300;">任期は6年に延長</span>され、2012年実施の選挙(つまり次期大統領)の当選者から適用されます。連続3期は禁止されているため、連続就任できる上限は12年となります。
　
また、下院に議席を持たない政党や無所属からの立候補には、２００万人分の有権者署名の提出が義務付けられています。
　
選挙後に、大統領にて首相及び内閣と政府要職を指名（但し首相は下院の承認が必要）することになります。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ 今回の大統領選の候補者は？</strong>
先日の1月18日に、大統領選の候補者が決定しました。
　
　ウラジーミル・プーチン 　　　　 - 統一ロシア党首
　ゲンナジー・ジュガーノフ 　　　- ロシア連邦共産党党首
　ウラジーミル・ジリノフスキー 　- ロシア自由民主党党首
　セルゲイ・ミロノフ　　　　　　　　 - 公正ロシア議員
　ミハイル・プロホロフ★　　　　　 - 無所属（新興財閥系）
　グリゴリー・ヤブリンスキー★　- 改革派野党ヤブロコ(前代表)
　メゼンツェフ・イルクーツク★　 - 州知事
　
　★は２００万人分の有権者署名の提出者
　
　
統一ロシアが下院議席の過半を持つことからしても、順当にいけばプーチンの当選はほぼ確実だと見ることもできますが、一方で昨年11月の下院選で<span style="color:#ff3300;">統一ロシアが議席数を減らしている</span>ことや、その後の<span style="color:#ff3300;">反プーチンデモ</span>の状況を見ていると、そう簡単な話でもなさそうです。
そこで、もう少しデモの背景を探ってみます。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ 過熱するデモの真相は？</strong>
デモの発端は昨年11月の下院選です。そこで<span style="color:#ff3300;">与党(統一ロシア)側に「不正」があった</span>として、12月頃から反政府デモが勃発しました。それらの一連の報道を見ていると、かなり<span style="color:#ff3300;">大規模で過激なデモ</span>が繰り広げられているような印象を与えましたが、今年に入ってからは目立った動きもないようで、結局のところデモの実態はどうだったのでしょうか。
12月にモスクワにいた人の記事によると、
　
　<span style="background:#C8FFFF">2011年12月24日、ロシア建国以来最大規模の反政府デモがモスクワ市内で開催された。参加者は5万人とも10万人とも言われるが、実際はその中間あたりというのが衆目の一致するところだ。
アラブの春どころかニューヨークのウォールストリートの抗議活動よりも穏健ムードで、お茶やお菓子を振る舞う人がいたりするなど、日本のメーデーを見るようである。
　
実際にデモに参加した友人も、同じく参加したほかの友人とその後に飲みに行くことが目的だったらしく、西側メディアが期待するほどラディカルな集団行動ではなかったようである。</span>
（<a href="http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34283">参考</a>）
　
とあり、また朝日新聞や共同通信によると、モスクワでの<span style="color:#ff3300;">デモ参加者は主催者発表が4万人、警察発表でも2万5000人</span>とのことで、実態としては日本で報道されたような大規模で過激なデモが行われたというわけではないようです。
　
また、ロシア経済の悪化がデモの一因であるとの報道も一部見うけられますが、ここ数年のロシア経済はＧＤＰ、貿易黒字、株価とも一貫して上昇基調（<a href="http://ecodb.net/country/RU/">参考</a>）、失業率も低下しており、それも事実ではありません。
　
　
つまり、これら一連の報道は、大統領選前というタイミングも考えると、<span style="color:#ff3300;">マスコミの過激報道によるネガティブキャンペーン</span>である可能性が高い。
　
とすると、この<span style="color:#ff3300;">反プーチンデモやマスコミ報道を扇動しているのは誰なのか</span>？非常にが気になるところです。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ 反プーチンを扇動しているのはどのような勢力か？</strong>
ちょうどそれを想起させる出来事がありました。
11月のロシア下院選挙について、なんと米国の<span style="color:#ff3300;">ヒラリー・クリントン国務長官が「公正に行われなかった」と公然と批判</span>したのです。これに対してプーチン首相は、デモがアメリカ国務省の主導で行われたと、逆にアメリカ政府を非難しています。
　
<img alt="imagesCAWO53M3.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/imagesCAWO53M3.jpg" width="200" height="253" />
※ヒラリー・クリントン
　
他国の選挙に公然と口出しすること自体が驚きですが(何かしら介入していると自ら暴露しているようなものです)、さらに驚くべきことがありました。それが以下の記事です。
　
<span style="background:#C8FFFF">「米国務省のトナー報道官はイタル・タス通信(ロシア)に対し、米国はロシアの議会選挙に９００万ドル以上を費やしたと伝えていた。</span>（<a href="http://japanese.ruvr.ru/2011/12/10/61964560.html">参考</a>）」
　
これによると、<span style="color:#ff3300;">アメリカがロシアの下院選に支援金を出していた</span>ことが明らかになりました。(もちろん使途は明らかにしていませんが)
　　
　
これら一連の出来事に対して、日本の報道ではプーチンが苦し紛れにアメリカ批判をしているような（悪者的な）印象を受けましたが、実は報道されない裏側で、<strong>米国もロシア下院選への支援(介入)を自ら認めていたのです。</strong>
（CIAの下部組織であるNED（米国民主主義基金）の拠点がロシア各地に存在しており、これらが選挙への資金援助やデモを扇動しているという情報もあります。<a href="http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-8413.html">参考１</a>、<a href="http://tamekiyo.com/documents/W_Engdahl/putin.html">参考２</a>）
　
この背後の動きをおそらくプーチンも把握しているようで、「私にはわかっている。あの学生たちは、お金をもらってデモに参加しているんだ。いくばくかの金銭を稼げるのは、いいことだがね」（<a href="http://www.afpbb.com/article/politics/2846053/8203149">参考</a>）とテレビ番組で発言しています。
　
※仮に先の900万ドル(約7億円)を一人1万円ずつ配ると7万人を動員できることになります。(デモの動員数とも近い、、、)
　
　
これらのことから、<span style="color:#ff3300;">プーチン降ろしを扇動している中心勢力は、米国(おそらくその背後のロックフェラー勢力)</span>であることが推察されます。
（日本のマスコミが反プーチン一色になっているあたりも、米国の圧力が背後にあることを示唆しているものと思われます）
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ 昨年からプーチン降ろしの動きが始まっていた</strong>
実は、このプーチン降ろしの動きは、昨年5月から徐々に始まっていたようです。それが以下の記事です。
　
<span style="background:#C8FFFF">「世紀の取引」とも称された英メジャー（国際石油資本）ＢＰとロシア国営石油ロスネフチの「戦略提携」合意が５月１９日までに破談となった。
ロシアの最高実力者、プーチン首相が承認した国家的提携を潰したのは、プーチン大統領期に“牙”を抜かれたはずの富豪＝オリガルヒ（新興寡占資本家）たちだ。
彼らは来年３月の大統領選をにらみ、政治的な動きを見せ始めている。</span>（<a href="http://ameblo.jp/liberty11922960/entry-11001519217.html">参考</a>）
　
ことの顛末は、プーチンが主導したＢＰとロスネフチの提携によって多額の損害を被ったとして、ＢＰ(ロスチャイルド系)がロシアに有する合弁子会社「ＴＮＫ－ＢＰ」に出資するロシアの富豪４人が提訴→提携破談に持ち込んだというもの。
　
さらに、今回の大統領選の候補者で新興財閥の一人<span style="color:#ff3300;">「ミハイル・プロホロフ」氏が、政治への参加表明</span>をしたのもちょうど同じ頃です。（<a href="http://ameblo.jp/liberty11922960/entry-11001519217.html">参考</a>）
　
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/Prokhorov2009.jpg"><img alt="Prokhorov2009.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/Prokhorov2009-thumb.jpg" width="300" height="324" /></a>
※写真は「ミハイル・プロホロフ」
　
このミハイル・プロホロフが、今回の大統領選での<span style="color:#ff3300;">反プーチン勢力のダークホース的存在</span>としてクローズアップされているのです。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ ダークホースと目される「ミハイル・プロホロフ」とは</strong>
今回の候補者の中で、反プーチン勢力の「台風の目」と目される実業家ミハイル・プロホロフ氏（４６）。
彼はロシア金属鉱山最大手<span style="color:#ff3300;">「ノリリスク・ニッケル」の元経営者</span>で、現在はロシア最大の金の生産量を誇る<span style="color:#ff3300;">「ポリュス・ゴールド」社の会長</span>、投資ファンド「オネクシム」グループの総帥、また米プロバスケットボールチーム<span style="color:#ff3300;">「ニュージャージー・ネッツ」のオーナー</span>であり、米フォーブス誌の<span style="color:#ff3300;">長者番付ではロシア３位</span>にランクされた大富豪です。
資産総額は１８０億ドルともされており、テレビ番組に出演したプーチン氏も「手ごわい相手」と警戒を強めているようです。
　
また彼は、<span style="color:#ff3300;">アレクセイ・クドリン元財務相</span>（大統領選に向けて新党を立ち上げる考えを示し、「プーチン大統領、メドベージェフ首相」構想に意義を唱えて更迭された人物）と<span style="color:#ff3300;">新党の設立について話し合った</span>ことを明らかにしています。クドリン元財務相とは、政治や経済に関する認識が、ほぼ一致したとのこと。
　
<img alt="puropobush.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/puropobush.jpg" width="300" height="199" />
※プロホロフとブッシュ
　
　
ここまでの一連の流れを見ると、おそらく、この「ミハイル・プロホロフ」は、<span style="color:#ff3300;">米国ロックフェラーが仕掛けたプーチン降ろしの刺客</span>ではないかと考えられるのです。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ プーチン降ろしの矢を着々と放ち続けるロックフェラー</strong>
ＢＰ(ロスチャイルド系)との提携を破談させ、大統領選でのプーチンへの刺客(ミハイル・プロホロフ)を送り込み、そしてロシア下院選への支援金によって「不正疑惑」からデモを扇動。
また、ロックフェラーの経営するカーネギー財団役員として天下りした<span style="color:#ff3300;">元大統領ゴルバチョフ</span>は、このタイミングで<span style="color:#ff3300;">下院選のやり直しやプーチン批判を盛んに主張</span>しているようです。（<a href="http://surouninja.seesaa.net/article/239519601.html">参考</a>）
　
このように見ていくと、米国ロックフェラー勢力が、プーチン降ろしの矢を着々と放ち続けている姿が浮かび上がってくるように思います。
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
<strong>■ プーチンは当選するのか</strong>
上述のようにロックフェラーによるプーチン降ろしが加速していますが、最終的な大統領選の結果はどうなるのでしょうか。
それを予測するために現在の各候補者の支持率を見てみます。
　
　[48]ウラジーミル・プーチン 　　 　 - 統一ロシア党首
　[10]ゲンナジー・ジュガーノフ　　　- ロシア連邦共産党党首
　[ 9]ウラジーミル・ジリノフスキー　- ロシア自由民主党党首
　[ 5]セルゲイ・ミロノフ　　　　　　　　- 公正ロシア議員
　[ 3]ミハイル・プロホロフ　　　　　 　- 無所属（新興財閥系）
　[ 2]グリゴリー・ヤブリンスキー　　- 改革派野党ヤブロコ(前代表)
　[ ?]メゼンツェフ・イルクーツク　　　- 州知事
　
　※[]の数字は1月時点での支持率
　
支持率は、12月時点と比較して<span style="color:#ff3300;">プーチンが６％アップ</span>、与党「統一ロシア」の支持率も、昨年１２月の３４－３６％に比べて、４０％にまで上昇中。つまり、ロックフェラーの攻勢に反して<span style="color:#ff3300;">プーチンが着実に支持率を上げている</span>ようです。
　
一方の<span style="color:#ff3300;">ミハイル・プロホロフの支持率は未だ低迷</span>しており、このままでは勝算はほぼ絶望的な状況です。仮にプーチンの得票を過半割れさせることで、決戦投票に持ち込んだとしても、<span style="color:#ff3300;">自由民主党、公正ロシアは統一ロシア側に付く可能性が高く</span>、やはりプーチン当選を阻止するのは相当厳しい。
　
ロックフェラーは、矢継ぎ早に策を講じ続けるも、未だほとんどプーチンの牙城を崩せずにいる状況と言えます。（先の苦し紛れのクリントン発言にしてもそうですが、ロックフェラーの影響力は、かなり低下しているように思えます。参考：<a href="http://www.sayuu.net/blog/2011/10/002099.html">欧・露・中・印によるアメリカ＝ロックフェラー包囲網が完成しつつある）</a>
　
　
よって現状の予測では、<span style="color:#ff3300;">プーチンの大統領当選はほぼ間違いない</span>だろうと思います。
　
<img alt="putinnn.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/putinnn.jpg" width="380" height="225" />
　
但し、投票まではまだ一ヶ月以上あり、ロックフェラーによる反プーチン攻勢はますます激しくなるものと思われ、<span style="color:#ff3300;">どのような手を打ってくるのかは注視(日本のマスコミの動きにも注意)</span>しておく必要がありそうです。（既にネットやマスコミを使ってのネガティブキャンペーンを加速させているようです）
　
　
★今回は、ロシア大統領選の予測までを扱いましたが、次のロシアの記事は、大統領選後に投稿予定です。その中で、新大統領の元での今後のロシア情勢や政策予測を中心に扱っていきたいと思います。
　
　
<hr size="3" color="#ffaaaa" >
　
次週は、今、国際情勢の大きな震源となっている「中東」の情勢を、イランとその周辺国との関係を中心に扱っていきます。
　
　
　
いつも応援ありがとうございます :D 
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>  『なぜ今、ＴＰＰなのか？』【８】中国はどう見ているか？（なぜ中国はＴＰＰに参加しない？分析編）</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001813.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1813</id>
   
   <published>2012-01-20T01:56:54Z</published>
   <updated>2012-01-31T12:33:54Z</updated>
   
   <summary> 前回は公表データーを基に中国の経済の実態と、通貨『元』の経済圏拡大を図る現状をお伝えしましたが、今回は前回を踏まえ、中国の経済戦略の分析からTPPに対するスタンス、すなわち「なぜ中国はTPPに参加しないのか？」の整理をしてみたいと思います。...</summary>
   <author>
      <name>imayou</name>
      
   </author>
         <category term="08.金融資本家の戦略" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<img alt="a6eb916b.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/a6eb916b.jpg" width="450" height="355" />

前回は公表データーを基に中国の経済の実態と、通貨『元』の経済圏拡大を図る現状をお伝えしましたが、今回は前回を踏まえ、中国の経済戦略の分析からTPPに対するスタンス、すなわち「なぜ中国はTPPに参加しないのか？」の整理をしてみたいと思います。]]>
      <![CDATA[<span style="color:#6666ff;"><span style="font-size:150%;">１）国家主導の経済発展（人民解放軍と企業との連携）</span> </span>
前回記事のようにＮＡＦＴＡ，ＥＵ、日本、ＡＳＥＡＮ、メルコスールとの貿易拡大を進める一方、ここ数年中国は、<span style="color:#ff3300;">アフリカや東南アジアにおいて農業用地の取得や人民解放軍と企業が連携して海外進出を行なう例が散見されます。</span>
そもそも<span style="color:#ff3300;">人民解放軍は中国共産党から基本的に独立した組織であり、製造業や不動産事業などを行なう、国家企業</span>といってもいい存在のようです。

＊＊＊＊＊以下引用＊＊＊＊＊
<blockquote>
●中国・人民解放軍は、軍産複合体
<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/01/001491.html">連載！『中国は誰が動かしているのか？』 １０　中国軍（人民解放軍）についての分析</a>
中国軍が独立採算ということはない、装備などの莫大な費用は国家予算から出ている。
しかし、驚いたことに中国軍（人民解放軍）は、軍需産業と様々な業種の子会社を抱え自動車なども作っている、軍自体が一大財閥化していることは確かなようだ。軍は一つの組織であり、複合企業であり、財閥である。アメリカの軍産複合体と異なるのは、トップが金貸し・金融資本ではなく軍であるというところ。
当然、軍独自の諜報機関も持っており、政府・国務院の諜報機関とは別にある。（参照：るいネット）

この人民解放軍が例えばアフリカの欧米の影響力が比較的低いいわゆる問題国に、着々と進出しているというのです。

●中国のアフリカ資源獲得戦略
<a href="http://www.ide.go.jp/Japanese/Data/Africa_file/Manualreport/pdf/china_all_jp.pdf">アフリカにおける中国戦略的な概観　２００９年</a>最近中国がアフリカに急接近しているのは、慈善的な理想主義とはほとんど関係がな
い。それは、急成長する自国経済と、その輸出品に対する新しい消費者市場に対応す
るために、必要不可欠な原料、とくに石油および鉄鉱石にアクセスすることを最大の
関心事としているからである。21 世紀の終わりまでに原料の輸入を加速する必要に
直面しているため、中国の政策決定者は全地球規模でのエネルギー・資源の分散供給
を確保するための戦略的決定を行った。

Ｐ５
本報告書は、欧米諸国が見落としがちな、市場原理に基づかない中国の投資決定の基
本的な考え方について明らかにする。それには、今日アフリカで、中国の天然資源企
業と競争する欧米企業が直面する難題が関連している。それは、中国企業の主要株主
が私人や企業ではなく国家であるため、利潤よりも中国の国家安全保障を優先すると
いう思考パターンである。中国企業には、政治的支援から補助金交付や資金支援にわ
たる、国家による、制度化された、十分な、数々の支援が提供されている。よって中
国企業は市場開放を厳格に要求したりしない。このことは、欧米企業が直面する伝統
的なリスク・ファクターから中国の企業を保護し、アフリカでの資源獲得競争におい
て大きな競争優位となっている。

Ｐ９
中国の外交政策の最終決定要素は外交目標である。ふたつ目標が発表されている。す
なわち、「ひとつの中国」政策を支持し台湾を孤立させることと、国際関係における
米国の覇権に対抗してバランスをとることである。「欧米諸国に対する反帝国主義者
の均衡勢力」としての役割において、中国は低所得者層の多い資源大国と外交関係を
結び、多くの必要な資源を中国に流入させている。ここで、アフリカは再び重大な役
割を果たす。</blockquote>

＊＊＊＊＊以上引用＊＊＊＊＊


上記の内容から見て取れるﾎﾟｲﾝﾄは大きく２つ
<span style="color:#000080;">①内政不干渉
欧米諸国が民主主義や正義の立場から関係性が悪化している国とも取引。思想や主義はおいておいて実利をとっているのが中国だから面白い。
②国家主導の経済発展
中国企業の主要株主は「国家」であり、利潤よりも国家の安全保障を優先する思考パターン。自由主義による市場開放という観念は微塵も無い。</span>


<span style="color:#6666ff;"><span style="font-size:150%;">２）このような経済戦略の中国がTPPをどうみているのか？
</span> </span>

前回の記事も踏まえ、上記のような中国がTPPをどうみているのかについて？は以下のサイトが参考になります。

＊＊＊＊＊以下引用＊＊＊＊＊
<blockquote>■ニュース

<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1118&f=business_1118_063.shtml">【経済ニュース】 2011/11/18(金) 10:36</a>日本がＴＰＰへの交渉参加に向けて関係国と協議するとの方針をＡＰＥＣの場で表明したことを契機として、ＴＰＰに対する中国の警戒感が強まっていると内外で伝えられている。本件については、すでに5月26日の本コラム「中国は日本のＴＰＰへの関心をどう見ているか」で、中国はＴＰＰを米国の「戻ってきたアジア太平洋戦略」と見ている旨指摘した。ＡＰＥＣ会議前後の中国メディア、中国の研究者等の本件の取り上げ方を見ると、こうした見方に基本的に大きな変化はないが、中国国内でも様々な意見が出てきているようにも見受けられるので、現時点で整理しておくことが有益と思われる。
11月14日付中国広播網は、社会科学院世界経済政治研究所研究員の分析を引用しつつ、米国の「ＡＰＥＣを骨抜きにし（打架）、中国に圧力をかけようとする（打圧）意図は実現できるのか？」として、米国が中国をＴＰＰに招き入れる意図があるかどうかは重要でない、中国抜きのＴＰＰは実質的な意味を持たず、中国は急ぐ必要はない、米国はＴＰＰの見通しについて意味もなく楽観的だが、日本の農業問題などを考えると疑問符が付く、米国はＴＰＰを経済問題として捉えるだけでなく、米国の価値観をもってアジア太平洋地域を統一しようとしているが、これは極めて非現実的なことあると論評している。同じく14日付＆＃ｘ8054；＆＃ｘ5408；＆＃ｘ65ｅ9；＆＃ｘ5831；＆＃ｘ8ａ0ａ；（香港）も、環境保護関連製品の関税引き下げ、ＧＤＰ比エネルギー消費量の抑制、国有企業も民間企業同様の商行為とすべき等、最初から中国の影響力を抑え、中国を排除することを意図したものであることは明らかだが、中国の貿易額や市場規模から考えて、中国抜きのＴＰＰにどれだけ意味があるかの疑問であるとしている。さらに、ＴＰＰの交渉参加国は体制や発展段階などが大きく異なっており、米国はこれを無視してＡＰＥＣを分断すべきでない、仮にＴＰＰが進んでも、これと中日韓ＦＴＡ，ＡＳＥＡＮ＋3、＋6等は矛盾せず、同時並行的に進められるべきもの（并行不悖）だとしている。

中国の入らないＴＰＰはあまり実質的な意味はないとする見方の一方で、中国への影響を深刻に捉える見方も散見される。たとえば14日付経済参考報は、ＴＰＰは疑いもなく米国が改めてアジア太平洋地域への影響力を強化しようとする試みで、中国としてもその影響を重視すべきで戦略的対応が必要であるとし、中国自らが巨大な市場であるという優位性を活かし、日中韓ＦＴＡの推進や内需主導型成長への転換を促進し対外依存度を下げていくことが必要とする。またその影響を深刻に捉える論者からは、中国としても主体的にＴＰＰに関与していくべきとの主張も展開されていることが注目される。上記経済参考報は、自ら主体的・積極的にＴＰＰ交渉に入っていく必要があり、そうしなければ、ＴＰＰが出来上がった時には、中国はこの地域で新たに大きな障壁に出会うことになると警告、また中国国際経済交流中心の研究者は、17日付第一財経日報評論の中で、アジア太平洋地域での中国の発展・影響力の拡大を阻止しようとする米国の戦略は明らかだが、ＴＰＰが将来的に同地域の自由貿易の基礎になる可能性があり、中国としても早い段階から交渉に参加すべきである、中国抜きでＴＰＰの交渉が進められるのは、アジア太平洋地域にとっても望ましくないとしている。

ＴＰＰをむしろ中国にとっての挑戦・機会と捉えるべきとの論者も見られる。上海国際問題研究所の研究者は、17日付第一財経日報評論で、ＡＳＥＡＮ諸国の半数近くがＴＰＰに交渉参加し、その中国への影響は無視できないとしても、これら諸国の購買力から見て、ＴＰＰによって、直ちに米国のこれら諸国向け輸出が急増すると考えるのは楽観的すぎる、米国がＡＳＥＡＮを重視してこなかった間に、中国とＡＳＥＡＮの貿易投資関係は大きく拡大強化してきており、むしろＴＰＰを挑戦・圧力と捉え、対米国との関係でさらにこの地域での中国の競争力を高める機会にすべきとしている。

中国は、従来から多国間経済連携の枠組みを進める上で、以下のような原則を掲げてきている。すなわち、

開放性（参加する意思のある経済体すべてに開かれていること）、
実質性（実質的な自由化基準を具備していること）、
平等性（交渉ステータスが平等で、連携によって相互に利益を享受できること）、
漸進性（交渉分野の範囲や自由化の程度は、段階的に拡大・深化）、
包容性（異なる経済体の個々の事情・特殊性に配慮、特に発展段階の低い経済体や小国に配慮し柔軟な対応をとること）である。
中国商務部部長はＡＰＥＣ会合時、「ＴＰＰに関してはどこからも招待がない」と発言したが、その際、同時に「そうした招待があれば真剣に研究する」とし、「ＴＰＰのような多国間枠組みは、包容性、開放性、透明性を持つべき」とも発言し、こうした中国の原則にも言及している。</blockquote>
＊＊＊＊＊以上引用＊＊＊＊＊

つまり中国は米国のアジア太平洋地域での影響力拡大の動きに注視しており、ドル一極集中の終焉から多極化に向う世界の中で、東アジアでは元を中心とした経済圏の確立を目指している背景がある。

<span style="color:#000080;">
中国人民元とは言い換えれば国家紙幣。FRBのように金貸しの言いなりで動く銀行ではない

中国は社会主義国家＝民主主義戦略からは外れる。金貸しとは対極の経済戦略＝国家主導の経済政策が可能。</span>

上記のような中国人側からTPPを俯瞰してみると、どう見えるか？

そのそも<span style="color:#ff3300;">自由貿易を推奨するアメリカのルールで作られるTPPに参加することは、相手のフィールドで戦うこととなり、中国の国家主導の経済戦略は不利</span>。またこのTPP参加が中国の民主化を推進すする流れを作る可能性もあり、国家転覆の可能性すらある。つまり<span style="color:#ff3300;">金貸しのルールでTPPに参加したら、国家統合が危うい。</span>

また実利を追う中国は国を豊かにする方策を検証していると思われる。<span style="color:#ff3300;">市場主導より国家主導での経済成長が可能性あり（むしろ中国の政策のほうが市場に任せるよりも可能性がある）</span>と自信があるに違いない。]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>北朝鮮、これからどうなる？３　～北朝鮮の実態～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001808.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1808</id>
   
   <published>2012-01-18T16:41:33Z</published>
   <updated>2012-01-27T14:56:19Z</updated>
   
   <summary> 　 金正日(キムジョンイル)が2011年12月17日に死去し、三男の金正恩 (キムジョンウン) が最高指導者の地位を継承しました。正恩は過去1998年～2000年にスイスの公立学校に通うなど、西側文化を経験しているため、対外関係において開放的な態度を期待する声が上がっています。しかし、すでに国営メディアを通じて軍優先の「先軍政治」を継承し、外交面でも政策に変更が無いことが宣言されました。まだ28歳と若く、権力基盤が固まっていないので、当分は身内と側近が国家運営を支え、父親が生前敷いたレールを走っていくことになりそうです。　 　 はたして正恩体制はうまくいくでしょうか？　 　 外交政策や経済政策の失敗、国内の暴動、さらにはクーデターなど、不安材料は非常に多くあります。食料難や電力難の解消、住民向け配給物資の調達が急がれますが、現在のような封鎖的政策では改善すらおぼつきません。そうなれば民心離反は加速し、長期的には体制維持の脅威となります。　 　 そういうわけで、『北朝鮮、これからどうなる？』シリーズの第3回では、北朝鮮の今後を占なう上で重要な判断材料となりそうな、　 ・経済の現状～ＧＤＰ　 ・食糧事情　 ・エネルギー事情　 ・軍事　 について、順番に整理していきたいと思います。　 　 ※シリーズの過去記事　  :m146: 第１回：『傀儡政権として出発した金日成が、権力を掌握していく過程』　  :m146: 第２回：『国際関係―瀬戸際外交』　 　 いつも応援ありがとうございます :m097: 　 　  　  ...</summary>
   <author>
      <name>bibibi</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<img alt="%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%97%A5%E6%AD%BB.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%97%A5%E6%AD%BB.jpg" width="400" height="266" />
　
金正日(キムジョンイル)が2011年12月17日に死去し、三男の金正恩 (キムジョンウン) が最高指導者の地位を継承しました。正恩は過去1998年～2000年にスイスの公立学校に通うなど、西側文化を経験しているため、対外関係において開放的な態度を期待する声が上がっています。<span style="color:#6666ff;">しかし、すでに国営メディアを通じて軍優先の「先軍政治」を継承し、外交面でも政策に変更が無いことが宣言されました。まだ28歳と若く、権力基盤が固まっていないので、当分は身内と側近が国家運営を支え、父親が生前敷いたレールを走っていくことになりそうです。</span>　
　
はたして正恩体制はうまくいくでしょうか？　
　
<span style="color:#6666ff;">外交政策や経済政策の失敗、国内の暴動、さらにはクーデターなど、不安材料は非常に多くあります。食料難や電力難の解消、住民向け配給物資の調達が急がれますが、現在のような封鎖的政策では改善すらおぼつきません。そうなれば民心離反は加速し、長期的には体制維持の脅威となります。</span>　
　
そういうわけで、『北朝鮮、これからどうなる？』シリーズの第3回では、北朝鮮の今後を占なう上で重要な判断材料となりそうな、　
<span style="color:#009933;">・経済の現状～ＧＤＰ</span>　
<span style="color:#009933;">・食糧事情</span>　
<span style="color:#009933;">・エネルギー事情</span>　
<span style="color:#009933;">・軍事</span>　
について、順番に整理していきたいと思います。　
　
※シリーズの過去記事　
 :m146: 第１回：<a href="http://www.financial-j.net/blog/2011/12/001795.html#more">『傀儡政権として出発した金日成が、権力を掌握していく過程』</a>　
 :m146: 第２回：<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001802.html">『国際関係―瀬戸際外交』</a>　
　
いつも応援ありがとうございます :m097: 　
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a>　
<a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a> 　
<a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a> ]]>
      <![CDATA[　
<span style="font-size:130%;"><strong>【経済の現状～ＧＤＰ】</strong></span>　
北朝鮮の経済は世界でも最低水準です。　
　
<span style="font-size:70%;">経済の現状に関しては<a href="http://kinbricksnow.com/archives/51764182.html">kinbricksnow 「知られざる北朝鮮経済の実態＝ステレオタイプの日本メディア報道」</a>より引用させていただきました。</span>　
<blockquote><strong>■70年代初頭までは隆盛を誇った北朝鮮経済</strong>　
北朝鮮は、今でこそ経済がひどく落ち込んだ国になったが、かつて70年代初め頃までは、韓国に負けないぐらい頑張っていた。石炭（無煙炭）や鉱物資源に恵まれ、その埋蔵価値は6兆ドル（約468兆円）を超え、韓国の24倍に及ぶと韓国の資源会社は見ている。北朝鮮は大戦中に日本が残したインフラを活用し、経済発展を果たしたのだ。　
しかし、1974年頃から、工業化と輸出強化を図った韓国に引き離され始める。今や、韓国の輸出入金額8900億ドル（約69兆4000億円、2010年）に対し、北朝鮮のそれは42億ドル（約3280億円）しかない。200倍の差である。少ない輸出品に代わって、ミサイルや麻薬、偽造たばこ等で数億ドルの外貨を稼いでいると、10月31日の米国国務省のレポートは伝えている。</blockquote>　
<blockquote><strong>■韓国の40分の1、世界195位のGDP</strong>　
北朝鮮の2010年のGOPは、韓国中央銀行の推計によると、およそ265億ドル（約2兆700億円）。パナマ、ヨルダン、ラトビア、キプロスといった小国なみである。人口は2430万人とちょうど韓国の半分いるが、GDPは韓国の40分の1だ。CIAによると、世界228か国中、195位だという。</blockquote>　
<blockquote><strong>■92年以降の急激な落ち込み</strong>　
一人当たりのGDPでみると、92年以降の落ち込みが著しい。1991年にソ連が崩壊し、閉鎖国への援助の手がなくなってからだ。1974年ごろに一人当たり2850ドル（約22万2000円、現在のエジプトほど）まで伸びた北朝鮮のGDPは、その後20年近くチュチェ思想のもと停滞した後、1992年ごろより、現在に至るまで大きく落ち込んで行く。配給制度が不調をきたし、街に「コッチェビ（花燕）」と呼ばれる浮浪児が急増し始めたのが1994年頃からである。　
現在は一人当たり1090ドル（約8万5000円）と、なんと1960年代頃までの水準に落ち込んでしまった。</blockquote>　
これは韓国・北朝鮮の１人当たりのGDPの長期推移です。　
<span style="font-size:70%;"><a href="http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/8903.html">図録韓国・北朝鮮の1人当たりGDPの長期推移</a>より</span><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%8E%A8%E7%A7%BB.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%8E%A8%E7%A7%BB.html','popup','width=655,height=587,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%8E%A8%E7%A7%BB-thumb.gif" width="300" height="268" alt="" /></a>　
グラフにしてみるとその差はより際立ちます。<span style="color:#009933;">韓国は高い経済成長を遂げたため、生活水準は17倍に達し、大きな所得格差、経済力格差が生じています。</span>　
　
<blockquote><strong>■没落の最大の要因「チュチェ（主体）思想」</strong>　
最大の経済発展の失敗は、72年ごろより、金日成が育ったソ連からも、朝鮮戦争で助けてくれた中国からも独立した「チュチェ（主体）思想」を、経済分野にも適用しようとしたからのようだ。　
早い話が経済鎖国である。20世紀終わりごろから21世紀にかけて世界はいやでもグローバル化していったのに、ひとり取り残された。資源はあっても、燃料や部品や材料が足りなくては工業化は進まない。</blockquote>　
現在の北朝鮮内外の状況を考えると、経済の自力回復はまず無理でしょう。<span style="color:#6666ff;">当面は北朝鮮に友好的な中国頼みです。現在も中国は食料・肥料を支援していますが、それは当然、国益に適った対朝戦略です。北朝鮮に眠る豊富な鉱物資源、石炭や金、鉄鉱石、亜鉛、そして希少金属の価値は6兆ドル（約468兆円）とも言われています。中国はこの争奪戦で一歩リードしており、北朝鮮で開発権を確保した鉱山は既に20を超えています。</span>　
　
　
<span style="font-size:130%;"><strong>【エネルギー事情】</strong></span>　
北朝鮮のエネルギー供給はかなり深刻です。　
<img alt="%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC.jpg" width="400" height="290" />
　
<blockquote><strong>■平壌でさえ日常的に停電が起きる程の電力不足</strong>　
<span style="color:#009933;">人工衛星から撮影した夜の東アジアは、北朝鮮の部分だけ真っ暗である。</span>日本や韓国、中国は赤々と電気が灯っている様子がよくわかる。　
ところが、北朝鮮の部分はわずかに平壌の一部に灯りが見える程度なのだ。北朝鮮の発電力は、およそ「700万キロワット時」と言われるが、現実には250万キロワット時程度だと言われる。東日本大震災後の東京電力の発電量は、4000万キロワット時だった。北朝鮮の電気事情が、いかにひどいかわかる。　
しかも、首都の平壌でさえ毎日のように停電が起き、電気使用も朝と夜間の一定時間に制限されている。地方までは、とても電気は送電されない。電力は、軍需産業に優先して回されるため、普通の産業や工場には電気も回せない状態にある。　
<span style="font-size:70%;">（書籍：なるほどよくわかる「北朝鮮の真実」より引用）</span>
</blockquote>　
今後の北朝鮮の経済回復がどこまで進むかは、エネルギー問題をどのように解決するかにかかっています。　
<span style="color:#6666ff;">しかし、北朝鮮の困難なエネルギー事情は、石炭への高い依存とともに、資金や技術不足で長期にわたって開発が遅れたことの結果であり、そう簡単に解決できる問題ではありません。</span>　
　
　
<span style="font-size:130%;"><strong>【食糧事情】</strong></span>　
北朝鮮経済において、エネルギー問題と並ぶもう一つの重要な問題は食糧問題です。　
<blockquote><strong>■毎年50万トンから100万トンの食糧難に陥っている</strong>　
北朝鮮は、毎年食糧難に陥り、国連機関や海外諸国に支援を求めている。2011年にも、国際機関に食糧支援を要請した。　
どのくらいの食糧が必要なのか。2200万人の国民が十分に食べるためには、600万トンの食糧が必要と言われる。また、最低でも450万トンが必要だとも言われる。ところが北朝鮮の食糧生産は400万トン前後とされている。　
このため、毎年50万トンから100万トンの食糧が不足する。国連の世界食糧計画（ＷＦＯ）などが、韓国やアメリカに毎年食糧支援を要請してきた。しかし、各国は食糧支援に最近は消極的である。　
特に、韓国が食糧支援に積極的でない。国際社会は、北朝鮮の食糧難を天災などの災害のためではなく、人災と考え出している。15年以上も食糧難を続けながら、核開発に資金を回しているからだ。
<span style="font-size:70%;">（書籍：なるほどよくわかる「北朝鮮の真実」より引用）</span>
</blockquote>　
正確な数は公表されていないので分かりませんが、北朝鮮の食糧事情はかなり厳しい状況にあり、その困窮度は餓死者が出るほどです。　
　
<span style="color:#6666ff;">もともと地理や気候など、自然条件からみて食料自給への道が厳しいのは事実ですが、ここまで農業生産が低下したのは、国民を無視した指導者の思いつき政策が原因です。</span>例えば、連作や密集栽培による農地の地力の低下、傾斜地の耕地開発による土壌の流出、大規模干拓地造成の失敗などです。　
<span style="color:#6666ff;">さらに、「主体農法」なる社会主義的な縛りが、適地適作や適期適作といった農民の主体的な取り組みを阻害しています。</span>ちなみに旧ソ連では、全耕作面積の数％に過ぎないダーチャという自留地の収穫が全収穫の半数を占め、経済危機時に国民の困窮を救ったと言われています。実は北朝鮮でも同じように、主体性を発揮できる自宅の畑では、とうもろこしや野菜が協同農場よりもはるかに立派に育っているのです。しかし最近になって、この自留地にも管理強化が始まっています。　
　
　
<span style="font-size:130%;"><strong>【軍事】</strong></span>　
<img alt="%E5%85%B5%E9%9A%8A%E2%91%A1.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E5%85%B5%E9%9A%8A%E2%91%A1.jpg" width="400" height="309" />
　
<blockquote>「先軍政治」を掲げ、何よりも周辺諸国からの脅威に備えるため軍備拡充に力を入れている。過去数十年にわたり国防のために莫大な資源をつぎ込み、世界で5番目に大きい100万人を超える軍隊を有し、国内総生産 (GDP) に占めるその比率が高い。推定軍事費 (CIA) 年間6000億円のうち4000億円強を核兵器・ミサイルに集中配分している。一方で、通常兵器は旧式の上、財政難のため、戦闘機や戦車の訓練用燃料すら確保が難しいとされており、兵器の性能、兵の練度ともに韓国軍との差は歴然と考えられている。世界最大規模の特殊部隊と米陸軍45万の2倍の90万の兵力の歩兵主体の地上軍を持ち、散開・分散が必要な核戦争に特化した構成となっている。　
<span style="font-size:70%;">（<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD#.E8.BB.8D.E4.BA.8B">Wikipedia朝鮮民主主義人民共和国3.4軍事</a>より引用）</span></blockquote>　
これは世界各国の軍事力あるいは軍事傾斜度を示すため、軍事力人数と軍事支出対GDP比を掲げたグラフです。　
<span style="font-size:70%;"><a href="http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5220.html">図録▽世界各国の軍事力</a>より</span>　
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%AF%941.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%AF%941.html','popup','width=732,height=975,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/GDP%E6%AF%94-thumb.gif" width="400" height="532" alt="" /></a>　
北朝鮮の軍隊は人民軍129万人で、中国、インド、米国、ロシアに次ぐ世界5番目です。人口の5％水準に該当する世界最高水準です。そのほか民兵組織770万人を合わせれば、全人口の40％ラインに達します。　
<span style="color:#009933;">そして、注目すべきはＧＤＰに占める軍事支出の高さです（右側、紫の棒グラフ）。北朝鮮のＧＤＰ公表値がはっきりしないためグラフから消えていますが、それはＧＤＰ比25％と言われていますから、いかに突出した数字であるかが分かります。　</span>　
<span style="color:#6666ff;">北朝鮮の軍事部門は、人力やお金の投入だけでなく、ただでさえ不足するエネルギーと食糧の最大消費処でもあります。軍事力重視、軍需部門重視は、経済的効果が小さいこの部分に過度な投資を生み、経済的非効率と生産沈滞を呼び、食糧不足に拍車をかけ、結果として国民の生活を圧迫しています。</span>　
　
　
<span style="font-size:130%;"><strong>【まとめ】</strong></span>　
経済、エネルギー、食料、軍事と順番に見てきましたが、上述のように、北朝鮮が今日の閉塞状態から自力で抜け出す可能性は極めて低いことが分かりました。状況が好転しなければ北朝鮮は崩壊してしまうので、最終的にはエネルギー開発や食糧確保で国際的な支援に頼ることになりそうです。　
　
<span style="color:#6666ff;">国際支援は、核問題を解決して国際社会との関係を改善することが大前提となります。しかし一方で、核を放棄するということは、北朝鮮が瀬戸際政策の外交カードを失うことを意味します。また、緊張と圧力が弱まり、軍の威信が無くなれば、国内を統治も難しくなります。こうしたリスクをおかして、正恩体制が、経済支援の獲得に専念することができるでしょうか。</span>　
　
いよいよ次回は北朝鮮の未来予測です。　
シリーズ第４回：『北朝鮮、これからどうなる？④』をおたのしみに。]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（２）カール・ポランニー</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001807.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1807</id>
   
   <published>2012-01-18T14:00:00Z</published>
   <updated>2012-01-20T17:16:22Z</updated>
   
   <summary> 現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離（バブル化）して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去～現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たち9人の概要を前回は紹介しました。 脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（１）プロローグ 今回は自由市場経済批判の大御所と言えるカール・ポランニーの経済理論を、さらに踏み込んで紹介します。 いつも応援ありがとうございます☆  ...</summary>
   <author>
      <name>member</name>
      
   </author>
         <category term="09.反金融支配の潮流" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%BC2.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%BC2.html','popup','width=921,height=434,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%BC2-thumb.jpg" width="400" height="188" alt="" /></a>


現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離（バブル化）して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去～現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たち9人の概要を前回は紹介しました。


<a href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001803.html">脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち（１）プロローグ</a>


<strong>今回は自由市場経済批判の大御所と言えるカール・ポランニーの経済理論を、さらに踏み込んで紹介します。</strong>


いつも応援ありがとうございます☆
<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a> <a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a>]]>
      <![CDATA[<span style="color:#000080;"><span style="background:#C8FFFF"><strong>【人物紹介】</strong></span></span>
<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E4%BA%BA%E7%89%A9%E7%B4%B9%E4%BB%8B2.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E4%BA%BA%E7%89%A9%E7%B4%B9%E4%BB%8B2.html','popup','width=926,height=442,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E4%BA%BA%E7%89%A9%E7%B4%B9%E4%BB%8B2-thumb.jpg" width="400" height="190" alt="" /></a>
カール・ポランニーと当時のヨーロッパ地図


カール・ポランニー（1886～1964年）は、ハンガリー（オーストリア＝ハンガリー帝国）に生まれた経済学者です。


ポランニーの青年時代である20世紀初頭は、世界情勢が大きく動いた時代でした。欧州を中心とした覇権闘争の高まりから、1914年には世界中を巻き込んだ第一次世界大戦が勃発します。さらに1929年にはニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことを端緒とした世界恐慌が起こり、その後ハンガリー、ドイツでファシズムが台頭していきます。


国際情勢ニュースの編集者をしていたポランニーは、このファシズムの台頭により1933年に英国へ移住します。さらに1940年には米国に渡り大学で教鞭を取りますが、妻が共産主義のため米国への移住が出来ず、隣国のカナダから通うことになります。さらに晩年は、経済人類学に貢献する多くの論文を残し、生涯を終えます。ポランニーは市場拡大に翻弄された人生でした。


<span style="color:#ff3300;"><strong>ポランニーは市場が社会を従属させる市場社会の問題性に焦点を当て、この社会から突出した経済を社会に再び埋め戻す方法を、これまでの社会や未開部族の非市場経済などの文明史を比較考察することで追求しています。</strong></span>


その経済理論のポイントを、著作の中からとくに意義深いと思われる十編を選び出して著作集としてまとめた<strong>「経済の文明史」</strong>を中心に紹介していきます。


<span style="color:#000080;"><span style="background:#C8FFFF"><strong>【ポランニーの問題提起】</strong></span></span>
<span style="color:#000080;"><strong>①市場経済の特殊性</strong></span>
<blockquote><strong>経済システムと市場を別々に概観してみると、市場が経済生活の単なる付属物以上のものであった時代は現代以前には存在しなかった</strong>、ということがわかる。原則として、経済システムは社会システムのなかに吸収されていた。また、経済における支配的な行動原理がいかなるものであったにせよ、市場的パターンの存在が経済における行動原理と両立しないときうことはなかった。市場的パターンの基礎にある交易もしくは交換の原理が、他の領域を犠牲にして拡大する傾向はなかった。

<strong>市場経済とは、市場によってのみ制御され、規制され、方向づけられる経済システムであり、財の生産と分配の秩序はこの自己調整的なメカニズムにゆだねられる。この種の経済システムが生じるのは、人間は最大の貨幣利得を達成しようとして行動するものだ、という期待からである。</strong>この種の経済は「、ある一定の価格で可能な財（サービスを含む）の供給がその価格での需要とちょうど等しくなるような市場を前提としている。自己調整とは、すべての生産が市場での販売のためになされ、すべての所得がそうした販売から生じることを意味する。

経済の文明史（カール・ポランニー著）より引用（以下同様）</blockquote>


１７世紀～１８世紀後半に欧州を始めとした市民革命が起こりました。また産業革命によって、多くの農民が農村から都市に流入して工場で働く賃金労働者となり市場経済が拡大していったが、資本家は労働者を安い賃金で長時間働かせたため、労働問題が深刻になっていきます。


市民革命によって成しえたはずの自由や平等が全く実現されていない市場経済の仕組みに、ポランニーは違和感を感じたと考えられます。


そのため<span style="color:#ff3300;"><strong>「市場経済以前の社会では、経済は社会に包摂されており、現在のように市場が絶対視され、逆に経済が社会を包摂することはなかった。また市場経済は、市場によってのみ制御される自己調整的な経済システムであり、その仕組みによって秩序が保たれている」</strong></span>とポランニーは市場社会の特殊性を述べています。


<span style="color:#000080;"><strong>②市場経済の最大の問題点</strong></span><blockquote>決定的なのは次の点である。<strong>すなわち、労働、土地、貨幣は、産業の基本的な要因である事、しかも、これらの要因もまた市場に組み込まれなければならない事である事実、これらの市場は、経済システムの絶対的に重要な部分を形成する。</strong>ところが、労働、土地、貨幣が、本来商品ではない事は、明白である。「売買されるものは、すべて販売の為に生産されたものでなければならない」という公準は、これら三つの要因については、絶対に妥当しないのである。つまり、商品の経験的定義によれば、これらは商品ではないのである。

第一に、労働は、生活それ自体に伴う人間活動の別名であり、その性質上、販売の為に生産されるものではなく、まったく別の理由の為に、作り出されるものである。また、その人間活動も、それを生活のその他の部分から切り離して、それだけを貯えたり、流動させたりする事は出来ないものである。

次に、土地は、自然の別名でしかなく、人間によって生産されるものではない。最後に、現実の貨幣は、購買力を示す代用物にすぎない。原則としてそれは生産されるものではなくて、金融または国家財政のメカニズムをとおして出て来るものなのである。<strong>労働、土地、貨幣は、いずれも販売の為に生産されるのではなく、これらを商品視するのは、まったくの擬制なのである。</strong>にもかかわらず、労働、土地、貨幣の市場が現実に組織されるのは、この擬制のおかげなのである。
</blockquote>


<span style="color:#ff3300;"><strong>本来市場にはそぐわない労働（人間）、土地（自然）、貨幣を擬制して商品化したことが最大の問題点</strong></span>であるとポランニーは考え、また市場経済（近代経済学）が絶対視されて、制度として固定されているとポランニーは捉えています。


<span style="color:#000080;"><strong>③市場経済の弊害</strong></span>
<blockquote>現に、それら（労働、土地、貨幣）は、市場で売買されており、それらの需要と供給は、現実的な量である。そして、その様な市場の形成を妨げる措置や政策が取られると、それがいかなるものであっても、まさにそうした措置、政策がとられたという事実そのものによって、システムの自己調整は、危機に陥る。それ故、商品擬制は、社会全体に対して、もっとも重要な組織原理（多種多様な形で社会制度のほとんどすべてを左右する組織原理）を生み出すのである。すなわち、この原理は、商品擬制に沿った市場メカニズムの現実の機能を妨げる様な取り決めや行動の存在を、決して許さないのである。

ところが、労働、土地、貨幣については、その様な公準を受け入れる事は出来ない。<strong>市場メカニズムが、人間の運命と、その自然環境の、唯一の支配者となる事を許せば、いやそれどころか、購買力の量と用途の支配者になる事を許すだけでも、社会の倒壊を導くだろう。</strong>

なぜなら、商品とされる「労働力」は、この特殊な商品の担い手となった人間個人に影響を及ぼさずには、これを動かしたり、見境なく使ったり、また使わないままにしておいたりする事さえ、出来ないからである。このシステムは、一人の人間の労働力を使う時、同時に、商札に付着している一個の肉体的、心理的、道徳的実在としての「人間（そのもの）」をも意のままに使う事になるだろう。文化的制度という保護の覆いを奪われれば、人間は社会に生身をさらす結果になり、滅びてしまうだろう。人間は、悪徳、倒錯、犯罪、飢餓などの形で激しい社会的混乱の犠牲となって死滅するだろう。</strong>

自然は個々の要素に還元されて、近隣や景観は駄目にされ、河川は汚染され、軍事的安全は脅かされ、食糧、原料を産み出す力は破壊されるだろう。最終的には、購買力の市場管理が、企業を周期的に倒産させる事になるだろう。というのは、企業にとって、貨幣の払底と過剰が、原始社会にとっての洪水や旱魃と同じ位の災難になるだろうからである。


たしかに、労働市場、土地市場、貨幣市場は、市場経済にとって本質的なものである事は疑いない。<strong>しかし、ビジネスの組織だけでなく、社会の人間的、自然的実体が、粗暴な擬制のシステムという「悪魔の挽臼（ひきうす）」の破壊力から保護されなければ、いかなる社会も、その様な粗暴な擬制のシステムの力に、一時たりとも耐える事は出来ないだろう。</strong></blockquote>


<a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E7%81%BD%E5%AE%B32.html" onclick="window.open('http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E7%81%BD%E5%AE%B32.html','popup','width=800,height=173,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/%E7%81%BD%E5%AE%B32-thumb.jpg" width="400" height="86" alt="" /></a>
奴隷への強制労働　　　　　　　　環境汚染　　　　　　　　　　社会の倒壊


市場経済は、その機能を妨げる制度や行動を全て排除していくため、労働、土地、貨幣といった市場にそぐわないものも例外なく商品化させ、<span style="color:#ff3300;"><strong>市場経済が拡大することによって、人間は激しい社会的混乱の犠牲となって死滅し、自然は汚染が進んで生産力が破壊され、社会は倒壊するとポランニーは指摘しています。</strong></span>


<span style="color:#000080;"><span style="background:#C8FFFF"><strong>【ポランニーの提案】</strong></span></span>
<span style="color:#000080;"><strong>①擬制商品（労働、土地、貨幣）を市場から取り除く</strong></span><blockquote><strong>すなわち今まで、封建的権力が担っていた人間の全人格的判断の支配下にあった経済を、商業的な貨幣損得勘定という手法のみで運営しようとし、経済領域内部に、全人格的な判断に基づく生産と、全人格的な判断に基づく分配を創造しようとする意志を持たなかった事が、間違いだったのである。</strong>その結果、自己調整市場にその判断を無責任にゆだねる結果となったのであって、必ずしも自己調整市場が、その様な経済領域の法政治的権力による全面統治からの脱却、分離の、唯一の必然的結果ではない。つまり、労働の商品化、土地の商品化、貨幣の商品化を止められなかったのが間違いの最大のものである。

そしてそれは、人間が商人として貨幣損得勘定に基づいて行動する事に起因する。人間の労働は、すべからく全人格的な判断に基づくものでなければいけないというのが、普遍的な真理であり、公準である。

<strong>擬制商品（労働、土地、貨幣）を市場から取り除く事は、可能であり、それは人間の意志次第である。</strong>また市場を自己調節市場（悪魔の挽臼）ではなく、秩序ある有益な分配の為の分配制度にする事も可能である。しかしそれは、貨幣損得勘定に基づいて人間が労働する限り絶対に不可能である。労働とは本来、全人格的判断のみに基づいてなされるものであり、貨幣損得勘定とは全く無関係なものである。

<a href="http://www.geocities.jp/momoforall/booknote9/index.html">カール・ポランニーの経済学</a>より引用
</blockquote>


<span style="color:#ff3300;"><strong>現在の問題が擬制商品（労働、土地、貨幣）によって引き起こされており、それを市場から取り除けば良い。とりわけ労働についていえば、各自の全人格的な判断に基づくべきであり、貨幣損得勘定に判断を委ねることは止めるべきである</strong></span>と、ポランニーは現在の市場経済に異議を唱えています。


<span style="color:#000080;"><strong>②「互酬」「再分配」「交換」の三つの行動原理による統合</strong></span>
<blockquote>実在の経済が、どの様に制度化されているかの研究は、経済が統一性と安定性、すなわち諸部分の相互依存性と反復性を獲得する方法から、始められなければならない。これは統合の形態とでも呼べる様な、ごく少数のパターンの組み合わせによって達成される。それらのパターンは、経済のさまざまなレベルや部門（セクター）に並行して現われる。したがって、その中の一つを支配的なものとして選び出して、一つの全体として実在の経済を分類する事に利用しようとしても、不可能な場合が少なくない。しかしながら、経済の部分とレベルをいくつかに識別すれば、これらの統合の形態は、比較的単純な用語で、経済過程を記述する手段を与え、ひいては、際限のないほど多様な経済過程に一定程度の秩序を与えてくれるだろう。

<strong>経験的にいって、主要なパターンが、互酬と再分配と交換であるという事を、我々は見い出す。互酬とは、対称的な集団間の相対する点の間の移動を指す。再分配は、中央に向かい、そしてまたそこから出る占有の移動を表す。交換は、ここでは、市場システムのもとでの「手」の間に発生する可逆的な移動の事を言う。</strong>そこで、互酬は、対称的に配置された集団構成が背後にある事を前提とする。再分配は、何らかの程度の中心性が集団の中に存在する事に依存する。交換が統合を生み出す為には、価格決定市場というシステムを必要とする。異なる統合形態が、それぞれ一定の制度的な支持を前提とする事は明白である。
</blockquote>


<span style="color:#ff3300;"><strong>市場社会以前の経済は「互酬」、「再分配」、「交換」の三つの行動原理で運営されており、最大の貨幣利得の達成を前提とした市場統合を廃止して元に戻すべきである。</strong></span>互酬は義務としての贈与関係や相互扶助関係、再分配は権力の中心に対する義務的支払いと中心からの払い戻し、交換は市場における財の移動を示し、各経済で運営の偏りはあるものの、この三つの行動原理で統合を生み出すことが可能であるとポランニーは考えています。


<span style="color:#000080;"><strong>③経済統合は集団及び制度によって支えられる</strong></span>
<blockquote>そこで、互酬は、対称的に配置された集団構成が背後にある事を前提とする。再分配は、何らかの程度の中心性が集団の中に存在する事に依存する。交換が統合を生み出す為には、価格決定市場というシステムを必要とする。異なる統合形態が、それぞれ一定の制度的な支持を前提とする事は明白である。

個人間における互酬行為は、対照的な親族集団のシステムの様な、対照的に組織された構造が存在する場合のみ、経済を統合する。しかし親族システムは、個人的レベルでの単なる互酬的行為の結果としては、絶対に生じない。再分配についても同様である。それは共同体の中に分配の中心が存在する事を前提とする。だが、その様な中心の組織と有効性は、個人間に頻繁な分有行為が行なわれても、単にその結果としては生じない。最後に、市場システムについても同様の事があてはまる。個人的レベルでの交換行為が、価格を生み出すのは、それが価格決定市場というシステムのもとで、行なわれる場合のみである。この制度的組み立てが、単に任意の交換行為によって作り出される事は有り得ない。

もちろん、我々は、統合を支えるこうしたパターンが、私的、個人的な行為の外で働いている、ある神秘的な力の結果であると言おうとしているのではない。我々が主張したいのは、いかなる場合にも、個人的行為の社会的効果が、明確な制度的条件の存在によって決まるとするならば、それ故当然、これらの制度的条件は、当の私的行為の結果ではない、という事だけである。<strong>統合を支えるパターンは、表面的には、対応する種類の私的行為の集積から生じる様に見えるかも知れない。しかし、組織と効力という致命的に重要な要素を与えるのは、必ず、全く別タイプの行動なのである。</strong></blockquote>

個人間における経済行動の積み重ねによって、経済が統合されるわけではない。その背後には集団（共同体）が存在し、また経済行動も制度に基づいて行われている。つまり、<span style="color:#ff3300;"><strong>経済統合には集団及び制度が不可欠な条件になる</strong></span>とポランニーは自由市場の不十分さを指摘しています。これはつまり、アダム・スミスの「神の手」など存在しない！という反論なのかも知れません。


<span style="color:#000080;"><span style="background:#C8FFFF"><strong>【今後の社会に向けて】</strong></span></span>
現代は、ポランニーの指摘通りに突出した経済（借金経済）によって経済破局は間近に迫り、さらに環境破壊、精神破壊など人類は滅亡の危機に瀕しています。


今後の人類に求められるのは、貨幣損得勘定（私益追求）の社会統合に替わる新たな統合原理の発掘です。それは現在の近代思想に代表される個人（主義）ではなく、集団（共同体）とその制度に基づく統合であることが、ポランニーの追求から見えてきます。


<span style="color:#ff3300;"><strong>またポランニーが過去の経済から市場経済を分析した過程が示すように、新たな可能性を発掘していくには歴史構造を追求していく視点が有効であることを学びました。</strong></span>


次回は、日本人にはモモ（児童文学作品）で馴染みの深いミヒャエル・エンデを紹介します。
最後まで読んで頂いてありがとうございます☆]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>世界の闇の支配勢力から日本の支配史を読み解く　【日本の「食」もアメリカに支配されている】</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.financial-j.net/blog/2012/01/001804.html" />
   <id>tag:www.financial-j.net,2012:/blog//1.1804</id>
   
   <published>2012-01-17T13:27:08Z</published>
   <updated>2012-01-17T13:34:15Z</updated>
   
   <summary>　日本の「食」は実は現在アメリカに支配されています。日本の食糧自給率もとうとう40%にまで下がりました。日本人の食事は、かなり洋食が多くなっていることは普通のこととなっています。 　 　その反動で問題も起こっています。その結果のひとつとして、現在のアレルギー性疾患増加は戦後の「栄養改善運動」と学校給食、そしてアメリカの小麦戦略によって作られたといわれています。 現在のアレルギー性疾患増加は戦後の「栄養改善運動」と学校給食、そしてアメリカの小麦戦略によって作られた、　でデータをもとに紹介されています。 　また、牛乳が少子化の原因になっているというレポートもあります。少子化の遠因は学校給食 　これから以下に、「アメリカがどのようにして戦後日本の食糧を支配していったか」を紹介します。   画像は戦後の食の歴史を学ぶからお借りしました。やはり日本食ですよね。...</summary>
   <author>
      <name>norio</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.financial-j.net/blog/">
      <![CDATA[　日本の「食」は実は現在アメリカに支配されています。日本の食糧自給率もとうとう40%にまで下がりました。日本人の食事は、かなり洋食が多くなっていることは普通のこととなっています。
　
　その反動で問題も起こっています。その結果のひとつとして、現在のアレルギー性疾患増加は戦後の「栄養改善運動」と学校給食、そしてアメリカの小麦戦略によって作られたといわれています。
<a href="http://homepage2.nifty.com/smark/KomugSen.htm">現在のアレルギー性疾患増加は戦後の「栄養改善運動」と学校給食、そしてアメリカの小麦戦略によって作られた</a>、　でデータをもとに紹介されています。

　また、牛乳が少子化の原因になっているというレポートもあります。<a href="http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/shoshika.html">少子化の遠因は学校給食</a>

　これから以下に、「アメリカがどのようにして戦後日本の食糧を支配していったか」を紹介します。


<a HREF="http://blog.with2.net/link.php?548464" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/banner_04.gif" width="80" height="15" border="0" alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"></a><a href="http://economy.blogmura.com/" target="_blank"><img src="http://economy.blogmura.com/img/economy80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 経済ブログへ" /></a> <a href="http://kutsulog.net/cat03-1.php?id=35635" target="_blank"><img src="http://www.financial-j.net/blog/pic/88x15d.gif" border="0" width="88" height="15"></a>

<img alt="a63fbdc3c5d9815053c9d94c1a292613.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/a63fbdc3c5d9815053c9d94c1a292613.jpg" width="480" height="330" />
画像は<a href="http://blog.goo.ne.jp/syokujikyouiku/e/e78034d962bd7e4d8d54ea38256bf207">戦後の食の歴史を学ぶ</a>からお借りしました。やはり日本食ですよね。]]>
      <![CDATA[<strong>【日本の「食」もアメリカに支配されている】</strong>

日本の「食」はアメリカに支配されています。その内容（戦後の食糧の歴史）を<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=124643">るいネット日本の「食」もアメリカに支配されている</a>から紹介します。


<blockquote>『アメリカ小麦戦略』（食生活史研究家の鈴木猛夫著）より抜粋し作成しました。

■昭和20年代(1945年～)---アメリカで農産物の過剰生産、過剰在庫
　戦後日本人の食生活が急速に欧米化した裏にはアメリカの存在があった。アメリカは昭和20年代、小麦、大豆等の過剰生産、過剰在庫が深刻化し、その余剰農産物のはけ口として標的にされたのが日本である。

■昭和29年(1954年)---余剰農産物処理法（PL480）成立。
　昭和29年、アメリカは余剰農産物処理法 （PL480）を成立させ、日本に対する農産物輸出作戦に官民挙げて本格的に乗り出した。当時の日本側栄養関係者も欧米流の栄養学、食生活の普及、定着が必要だとしてパン、畜産物、油脂類などの普及を意図した「栄養改善運動」に取り組み、日米共同の食生活改善運動が推進された。

■アメリカ小麦戦略
　活動資金の多くがアメリカ側から提供されたが、そのことは当時も今もタブーとして長く伏されてきた。　これを一般に「アメリカ小麦戦略」という。

■昭和30～40年代（1955～1975年）---フライパン運動、学校給食など
　パンの原料である強力小麦は日本では産出できず、日本人がパン食を始めれば永久的に日本はアメリカのお得意になる。戦前まで少なかった油料理を普及させるためにフライパン運動を展開し、油の必要性を強調する栄養指導が熱心に行なわれた。トウモロコシ、大豆は家畜のエサであると同時に油の原料でもある。余剰農産物処理の観点から欠かせない重要な戦略であった。学校給食ではパンとミルクが無償援助され、子供のうちから洋食嗜好の下地を作ることにも成功した。

■昭和52年（1977年）マクガバンレポート（アメリカは気が付いた）
　アメリカ合衆国政府は1977年に 『 ガン、心臓病、脳卒中などの現代病は食生活の間違いで起こる"食源病"である』（マクガバンレポート）と解明して、欧米型の食生活の改善を促した。欧米型とは、脂肪と動物性たん白質、砂糖の過剰摂取。ビタミン・ミネラルや食物繊維の減少のこと。

■食料自給率たった四割
　「アメリカ小麦戦略」の成功で、小麦、大豆、トウモロコシの九割以上がアメリカをはじめとする輸入品。食糧自給率は四割以下で先進国中最低。

■問題は命にかかわる
　ここまでは、食生活が変わった～。美味しい食べ物のバリエーションが拡がった～。程度の認識でいいかもしれない。
しかし、問題は・・・別にある。

■子供が糖尿病にかかり、アレルギー疾患が蔓延している
　問題は、欧米型食生活にともなって病気もまた欧米型となり、日本人の健康状態が非常に懸念される状況になってきたことである。戦前まで少なかったガン、糖尿病、動脈硬化、心臓病、痛風などのいわゆる欧米型疾患は子供にまで広がり、アトピー、花粉症、喘息などのアレルギー疾患も増加の一途である。糖尿病は予備軍を含めて1620万人にのぼり糖尿病に子供が苦しむという前代未聞の事態になってしまった。痛風患者も予備軍を含めて560万人とも言われる。<a href="http://d.hatena.ne.jp/machida77/20090808/p1">マクガバン・レポートの真実</a>


-------------------------（以上）-----------------------------

□早く、軌道修正すべき！
　今こそ伝統的な日本の良さを再認識すべき時ではないだろうか。食物が急激に変わっても日本人の体が簡単に変わるわけではなく、欧米型の病気やアレルギー疾患が増加するのは当然である。「アメリカ小麦戦略」によって日本の「食」が植民地化され、日本人の健康が奪われているのだ。 
この事は「食」に限らず日本人の「意識＝社会」もそうである。
心と意識の不整合によって起こる「心の病」も欧米によって植え付けられた「個人主義」の蔓延によって起こっている。
現在の日本人でも縄文体質（共同体）を受け継いでいます、潜在思念に則った行動をすればいいのです。このような事実を知らない人が多いが、気づいた人から警鐘を鳴らし続けなければならない。そうでないと日本は何時までもアメリカに支配されたままである。</blockquote>

<img alt="image43.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/image43.jpg" width="500" height="330" /><a href="http://www.financial-j.net/blog/img2011/image49.jpg"><img alt="image49.jpg" src="http://www.financial-j.net/blog/img2011/image49-thumb.jpg" width="500" height="308" /></a>

画像は<a href="http://homepage2.nifty.com/smark/KomugSen.htm">現在のアレルギー性疾患増加は戦後の「栄養改善運動」と学校給食、そしてアメリカの小麦戦略によって作られた</a>からお借りしました。　

<strong>【食生活の変化】</strong>
現在の日本人はそもそも食べすぎです。かつて日本人はそれほど食べる習慣はなかったし、ごはんを主食としていたことも良かった要因ではないでしょうか。疾患の原因は、草食から肉食に変わったこと、牛乳を飲むようになったことにも原因がありそうです。
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=259655">「一日三食」が日本人全体に普及したのは、わずか100年ちょっと前
</a>　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=201223">ごはんの優秀さ</a>
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=160504">ガンの原因は肉食？</a>
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=102095">牛乳の害（ここにもアメリカとマスコミ支配の影が・・・）</a>


<strong>【種の支配】</strong>
アメリカはなんと種まで支配しようとしています。アメリカで生まれた雄性不稔株利用というF1種子です。昭和40年頃を境にして、日本中の野菜のタネが、自家採種できず、毎年種苗会社から買うしかないF1種子に変わってしまったのです。
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=260135">『タネが危ない』…危なすぎます</a>


<strong>【ウイルスの支配】</strong>
アメリカは食糧にみならず、ウイルス（病気）まで支配しようとしています。
　　<a href="http://satehate.exblog.jp/12470091/">WHOはあなたを殺そうとしている？　（WHO）－世界保健機関の事実と噂</a>


<strong>【まとめ：食べない方が良い】</strong>
食べない方が病気にならない、長生きするという話しを最後に紹介します。縄文時代から日本人が培ってきた、少ない食事で生きていけるという習慣を復活させることが重要です。自給率も改善し、欧米型の食事方法から和食への転換が計られることになります。
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=259355">食べなければ死なない①</a>
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=259357">食べなければ死なない②</a>
　　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=259568">朝起きたら、食事が待っているのは人類だけ</a>


【おまけ　～お好み焼きは戦後の小麦戦略から生まれた】
“広島風お好み焼き”は，1945（昭和20）年の時点では存在していませんでした。じつは“広島風お好み焼き”も，アメリカの「余剰農産物処理法」と無縁ではないのです。 
敗戦後，広島の人々の空腹を満たす食べ物として，小麦粉を使った料理を出す店が急増していきます。バラックのような店舗もあったのでしょうが，どうやら多くは屋台だったようです。そこで出されていたのは，一銭洋食と呼ばれる粗末なメニューでした。白米を入手するのがきわめて困難な状況にあって，アメリカからの援助物資として送られてきた安価な小麦粉を使った代用食が作られ，売られていたのです。そして，こうした屋台の店に1950（昭和25）年ごろから出現し始めたのが，小麦粉を水でといてクレープ状に焼いたものにネギやレンコンなどのクズ野菜をまき散らし，ソースを塗って巻いた一銭洋食でした。“広島風お好み焼き”のルーツです。
　<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/nonakajun/49195602.html">“メリケン粉”文学史のための覚書―ラーメンと近代文学（番外編）＠モダン日本</a> 
実は、讃岐うどんも小麦戦略で生まれたそうです。]]>
   </content>
</entry>

</feed>

